- 薬の転売が儲かるって聞いたことがあるんだけど、
- 薬の転売って違法じゃないの?逮捕された人っているのかな?
- 医薬品でも法に触れない商品ってないのかな?
転売で取り扱う商材は様々ですが、違法とは知らずに販売をしている人も多く存在します。
その中でも最も多いのが、薬や医薬品の転売です。
医薬品は需要があるので、利益になる可能性も高いですが、転売してしまうと最悪の場合逮捕されてしまうので注意しましょう。
今回は薬の転売に違法性があることを解説していきます!
- 医薬品の転売は逮捕される可能性がある
- 国内のサプリメントは転売可能
- 化粧品でもモノによっては違法性がある
薬は転売してもいいの?逮捕事例はある?
まず、結論から言うと薬を転売すると逮捕されます。
しかし、これには種類が存在し、医薬品の中でも”医薬部外品”に含まれるものに関しては、違法行為に抵触することはありません。
仮に、医薬品を販売するためには、”医薬品販売業の許可”が必要になります。
こちらは、ドラッグストア等を経営する人が得られる許可であり、薬剤師・医者等も同様に受けられます。
この許可なく医薬品を転売した場合、”医薬品医療機器等法第24条”によって罰則を受けるので注意しましょう。
薬の転売が逮捕につながる三つの事例を紹介します!
医薬品を転売すると、最悪の場合逮捕されてしまうことがわかりました。違法性が高いことですし、利益が出る場合でも転売しないのがベストです。
薬の転売をする場合ですが、逮捕につながる事例がいくつか存在します。
具体的には、以下の通りです。
- 医療機関で処方された薬を転売する
- ドラッグストアで購入した医薬品を転売する
- 海外輸入の医薬品を転売する
医療機関で処方された薬を転売する
まず、薬の転売で違法性があるのは、医療機関から処方された薬を転売するというもの。疾病にかかったら、病院からいくつか薬を処方されます。
逮捕事例を一つ上げると、生活保護の女性が抗うつ剤を転売したとして逮捕されました。
生活保護受給者であり、タダで精神薬を仕入れて、ヤフオク・メルカリ等で転売していたとのこと。
また、薬だけではなく、以下の医薬品も違法行為の対象となるので注意しましょう!
- 漢方薬
- 湿布薬
- 皮膚保護薬※軟膏など
いずれも、医薬部外品に該当しないものであり、逮捕される事例としては十分です。また、妊娠検査薬も例外ではなく、メルカリ等で販売されているのを見ますが、違反行為です。
病院から処方された薬は量が多いこともあり、その間に完治すれば手元に残ります。お小遣い稼ぎの感覚で気軽に転売してしまうと逮捕される可能性があるので、注意しましょう。
ドラッグストアで購入した医薬品を転売する
次に、ドラッグストアで購入した医薬品を転売しても違法行為に該当します。
ドラッグストアは、ディスカウント系のショップも存在し、市場価格よりも安く薬を購入することができます。
そのため、転売の商材としては適していますが、違法性が高いのでオススメできません。
また、ドラッグストアで購入した場合は、以下の容疑で逮捕される可能性があります。
- 転売目的による所持
- 転売
転売した商品が、ひと箱だけなら後者のパターンで済みますが、大量に仕入れて継続的に転売した場合は、両者に該当します。
刑罰もその分重くなるので、ドラッグストアで販売されている医薬品は仕入れないほうが良いです。
- 要指導医薬品
- 第一類~三類医薬品
- 体外診断用医薬品
これらの表記があるものは、転売してはいけません。漢方やシップも例外ではなく、モノによっては転売はできません。
海外輸入の医薬品を転売する
最後に紹介するのは、海外の医薬品を転売するという事例です。
こちらは、薬も該当しますが、化粧品・サプリメントなども該当するので注意しましょう。
また、国内で販売されている海外製のサプリメントでも、医薬品成分が入っているものは転売することができません。
メルカリ等でよくあることですが、違法とは知らずに海外のコスメが販売されています。薬の転売も規制されていますが、化粧品も例外ではありません。
海外製の化粧品を輸入する場合は、個人使用の目的にのみ許されます。輸入した商品を他人に転売すると、逮捕されてしまいます。
よくありがちなのが、韓国旅行に行った際に、現地で販売されているコスメを購入して、メルカリで転売するというもの。
売れる商材なので仕入れたい気持ちもわかりますが、法律で禁止されていることなので、転売しないのが無難です。
薬以外にもある!違法性がある転売を紹介します!
医薬品の転売を規制する、”医薬品医療機器等法”では、薬だけを規制しているわけではありません。
ドラッグストアで、「医薬部外品だから」といって仕入れたものが、実は転売できない商材だったということも少なくありません。
違法性がある商材は、以下の通りです。
- 手作りコスメ品
- 個人輸入したサプリメント
- アルコール・エタノール類
特に、コスメ品・サプリメントに関しては、転売している人も多いので、転売しても良いと思う人も少なくありません。
実際、メルカリ転売の指南書には、”海外コスメを転売しましょう!”などの記載がありましたが、違法性があるので転売しないほうが良いです。
サプリメントのも種類があり、”国内で販売されている医薬部外品”のサプリなら転売できます。
しかし、海外のものであれば、個人輸入に該当するので、違法になるので少し複雑ですね
手作りコスメ品
まず紹介したいのが、手作りコスメ品です。該当する商品は様々ですが、具体的には以下が挙げられます。
- 手作りした化粧品・石鹸※肌に使用するもの
- クリーム
- 美容液
- 小分けした化粧品等
一から作るものは、”製造販売業の許可”が必要であり、メーカーとして立ち上げなければなりません。
仮に、許可を得ないで製造した場合は、”医薬品医療機器等法の55条”に抵触します。
また、コスメだけが例外ではく、医薬部外品も同様に販売できません。
こちらは、メルカリで販売されている美容液のセット販売一覧です。”化粧品製造”に該当するので、こちらも転売してはいけません。
また、使わなくなった化粧水・美容液を、100均などのスプレーボトルに入れて小分け転売をするのも違法です。
同様に、製造の罪に問われてしまうので、逮捕されてしまいます。
個人輸入したサプリメント
次に、個人輸入したサプリメントを仕入れる場合も注意しましょう。
フリマアプリでは、”海外輸入 サプリ”で調べると、複数の商品が出てきます。
こちらは、韓国サプリで検索した結果ですが、韓国旅行で実際に購入してきたというものが多かったです。
お土産として購入した場合でも、個人輸入に該当するので違法性が高いです。
また、メルカリのサプリメント販売の利用規約には、海外輸入のものが全面的に禁止されています。
転売する際は、薬剤師などが取得する”販売業の許可”が必要です。
さらに、国内で販売されている海外のサプリメントでも、医薬品成分が入っているものも違法性があります。
サプリメントを仕入れる場合は、国内で販売されている医薬部外品にしましょう。
アルコール・エタノール類
最後に、アルコール・エタノール類です。
こちらは、商品によって違法性かどうかが異なるので注意しましょう。感染症の影響から、メルカリ等では高額転売されているのが現状です。
世間の認知としては、”エタノール=販売できない”という認識ですが、これには条件があります。
- 医薬部外品ならOK
- 第三類医薬品を転売する場合は医薬品販売業許可が必要
それぞれ、このような条件になります。
つまり、医薬部外品として販売されてるエタノールは問題ありませんが、第三類医薬品のものは違法性があるわけです。
背面を見れば、医薬部外品かどうか見分けをつけることができます。
万が一、エタノールを仕入れる場合は医薬部外品かどうか調べて仕入れると良いでしょう。
薬以外!ドラッグストア仕入れで転売できる逮捕されない3つ商品を紹介!
医薬費を転売すると、状況次第では逮捕されてしまう可能性があるので注意しましょう。
しかし、それでもドラッグストアには多くの商品が販売されており、セールの兼ね合いから転売の仕入れ先に使うのもありです。
そこで、医薬品以外に仕入れることができる商品を紹介しますね!
具体的には、以下が挙げられます。
- 指定医薬部外品
- 国内製の化粧品
- 国内のサプリメント※医薬部外品
指定医薬部外品の場合は、転売の商材として仕入れることができます。
しかし、”頭痛薬・湿布”といった商品は、基本的に医薬品に該当するので、転売することができません。
仮に安かったとしても、仕入れないようにしましょう!
指定医薬部外品
まず、国内で販売されている商品の中では、指定医薬部外品が転売の商材として取り扱うことができます。
各商品の裏には、”製品表示”が書かれているのですが、以下の記載があれば仕入れることが可能です。
- 医薬部外品
- 指定医薬部外品
- 防除用医薬部外品
いずれも、医薬品に該当しないので、法律に抵触する内容は一切ありません。
具体的な商品例として挙げるなら、以下が挙げられます。
- 育毛剤
- サプリメント
- 洗顔フォーム
- 美容液、化粧水
中でも、継続的に利益を出せるのは育毛剤です。高額な商品ですが、メルカリ・Amazon等で重宝されています。
実際に、育毛剤で検索した結果ですが、いずれも需要があることがわかります。
女性用のもので言うと、まつげ美容液等もオススメです。
国内製の化粧品
次に、国内製の化粧品が挙げられます。
海外輸入の化粧品は、違法行為に該当するので、転売することができません。しかし、国内で製造されているものであれば、転売することができるので安心しましょう。
転売する際は、薬機法の観点から誇張表現は認められていません。
- シミが確実に消える美容液
- 皮膚炎がなおりました
- まつ毛が太くなりました※まつ毛美容液の場合
効果に個人差があるものは、効き目等は書かずに、公式サイトで公開されている効能を書くと良いでしょう。
メルカリやラクマの個人売買サイトでありがちなのが、タイトルで誇張表現をするというもの。
”1週間で10キロやせるサプリ”等の表記は、薬機法に抵触する可能性があるので注意しましょう!
国内のサプリメント※医薬部外品
最後に紹介したいのが、国内のサプリメントです。
基本的には、フリマアプリで販売していくのですが、初回購入を利用して仕入れると利益が出やすいです!
例えば、こちらの商品。
サントリーから販売されているセサミンEXですが、初回キャンペーンで90粒入りの商品が1,000円で仕入れることができます。
こちらは、医薬部外品なので仕入れに適した商材であり、利益を出すことが可能です。
メルカリで同様の商品を調べると、2,500円~3,000円で販売されています。諸手数料を差し引いても、2,000円の利益が出ますね!
その他にも、サプリメントには利益になる商品が多くあります。
まとめ:薬の転売は最悪の場合逮捕されることがある
今回は、薬の転売が違法であり逮捕される可能性があるということを解説しました。
利用する商材にもよりますが、病院で処方されたようなものやドラッグストアで購入して余ったものは、転売することができないので注意しましょう。
仮に、医薬品を仕入れたい場合は、以下の商品を仕入れると良いでしょう。
- 医薬部外品
- 国内の化粧品
- サプリメント
いずれも、ネットやドラッグストアで格安で仕入れることができるものであり、法に抵触しないので逮捕されることはありません。
サプリメントについては、初回購入を利用すればお得に商品を仕入れられますよ。
正しい知識を身に着けて、違法性がないジャンルでしっかり稼ぐことが重要です。