- 「副業せどり、来月はもっと売上を伸ばしたい!」
- 「毎月右肩上がりで成長しないとダメ…?」
副業でせどりを始めたばかりの人ほど、こんな風に“月商アップ”に気合いが入っているもの。
…その気合、嫌いじゃないです。むしろ素晴らしい。

でも、ちょっと冷静になって考えてみましょう。
副業せどらーにとって、“毎月安定した売上”は実は必要ありません。
理由はシンプル。あなたには本業などの安定収入があるからです。
この記事では、
- 副業せどらーが在庫を持つ必要がない理由
- 毎月売上を追うことのリスクと悪循環
- 固定費の存在があなたの焦りを生んでいるワケ
- 売上より大事な「現金化の流れ」の作り方
を、実例を交えてわかりやすく解説していきます!
副業せどらーは売上を伸ばさなくてもOKな理由
せどり界隈にいると、どうしても周りの数字に目が行きます。
- 「今月は月商20万突破!」
- 「先月より伸びなきゃ意味ない!」
- 「今月は売上キープできず焦ってます…」
でもこの考え、専業ならともかく副業では不要なプレッシャーなんです。
なぜなら、あなたには「本業の収入がある」から
- 会社員なら毎月給料が入る
- 主婦なら旦那さんの収入+パート代がある
- フリーランスでもメインの仕事があるはず
つまり、生活に必要な“ベースの収入”はすでにある。
「仕入れて売り切る」だけでお金はちゃんと増えていく
では、副業でせどりをやるならどうするべきか?
■ 目指すべきはこのシンプルな流れ
- 仕入れ
- 売り切って現金化
- また仕入れ
この“仕入れ→売り切り”のサイクルを守っていれば、確実にお金は増えていきます。
具体例でイメージしよう
- 1月1日:10万円分の商品を仕入れる
- 1月末までにすべて売れて、14万円に(利益4万円)
- 2月10日:再び10万円分を仕入れる
- 3月10日:その在庫が完売
→ この場合、2月の月商はどうなるでしょう?
当然、仕入れ〜販売までのズレがあるので、1月よりも2月の月商はガクンと下がります。でも、



実際は、手元の現金はしっかり増えているんです。
…ってこと、意外と忘れがちなんです。
つまり、手元の現金が着実に増えることが最も重要で、売り上げが月ごとに多少上下しても全く問題ないんです!
- 月商が落ちても、利益が出ていればOK
- 売り切るタイミングがずれるだけ
- 無理に仕入れを増やす必要はない!
売上の数字だけ追ってると、「やばっ、落ちた…」って焦っちゃいますが、 利益と現金の流れが整っていれば何の問題もナシ!
✅ POINT|重要なのは“お金が増えてるか”どうか!
- 売上が月によってバラついても
- 商品を仕入れて、売り切って、また仕入れて
- このサイクルを繰り返せば、手元のお金は確実に増えていきます
売上は落ちても、「利益が出てる」「資金が増えてる」なら全然問題なし!
無理に在庫を抱えると「資金ショート」の落とし穴が…
売上だけに目が行きがちな、副業初心者がやりがちなミスがこれ。
「売上が落ちるのが怖い…!」
→ 「じゃあ多めに仕入れておこう」
→ 在庫が捌けず、クレカの支払いに追われる…
はい、これ完全に「せどり負のスパイラル」ですね。
■ 資金ショートの典型パターン
- 売上キープのために仕入れを増やす
- 売れ残って現金化できない
- 商品が売れる前にカードの引き落としが来る
- 手元に現金がなくなって焦る
- 焦ってまた仕入れてさらに悪化…(負のループ)
この悪循環、ほんとに多いです。



特に資金が少ない副業初心者は要注意です!
月商を追いすぎる原因=「固定費」問題
こうして1つずつ冷静に考えると、副業なら売り上げが多少上下したところで、何ら問題ないことは理解できますよね?
にもかかわらず、なぜ、



売上をキープしなきゃ!
と焦ってしまうのか?
副業で“月商を追いすぎる”最大の原因は、固定費の存在です。
本来、副業は売上が多少上下しても問題ないはずなのに、焦りが生まれるのは「毎月かかる固定費」がプレッシャーになるからです。
たとえば、Amazonせどりの場合――
費用項目 | 月額 |
---|---|
Amazon大口出品アカウント | 5,390円 |
プライスター(自動価格改定ツール) | 5,280円 |
Keepa(リサーチツール) | 約3,000円 |
合計 | 13,670円! |
このように、何もしなくても月13,000円以上が自動的に出ていきます。
つまり、利益が出たとしてもまずはこの固定費分を回収しないと“実質ゼロ”状態。



「今月まだ13,000円も利益出てない…ヤバい…」
という焦りが、月商をキープしなきゃ!という思考に繋がってしまうんです。
「たかが1.3万」と思うかもしれませんが、毎月必ず引かれていくコストは、まさに“ボクシングのジャブ”。



1発は軽くても、何発も打たれると地味に効いてくるんです…。
逆を言うと、固定費が無いなら売れなくてもノーダメージ。
- 商品が売れなければ利益はゼロだけど損失もなし
- 売れた時だけ利益が生まれる
- 心に余裕がある分、判断ミスも減る
だからこそ、副業においては「固定費があるかどうか」が、精神的な余裕と売上へのプレッシャーを大きく左右します。
資金が少ないうちは「固定費ゼロ環境」でやろう!
今はFBAを利用したAmazon新品せどりが主流ですが、固定費をかけずにせどりを実践する方法も沢山あります。
■ 副業初心者におすすめのスタイル
- メルカリ、ヤフオク、ラクマなど無料プラットフォームで販売
- FBAや有料ツールは使わず、手動管理でOK
- 在庫も少量に絞って、売り切り前提の仕入れを徹底
→ このスタイルなら、売上に追われることなく、ゆったり成長できます。
💡 コラム:SNSの「月商自慢」は完全スルーでOK!
X(旧Twitter)やYouTubeを見てると、よく見かけますよね。
「月商80万超えました!」
「在庫300個一気に投入!」
でも、それを見て焦る必要はまったくありません。
✅ 彼らとあなたの“条件”は違う!
- 時間がたっぷりある専業
- 資金力がある
- 外注スタッフがいる
- 実績で集客したいマーケ目的の発信も多い
副業初心者が同じステージで戦う意味、ゼロです。
🎯 自分は自分。マイペースが最強!
- 他人の数字よりも、自分の現金が増えてるかを見る
- プレッシャーを手放すことで、せどりが楽しくなる
- 副業は「継続できるかどうか」がすべて!
よくある質問(Q&A)
まとめ
副業でせどりをするなら、「在庫をたくさん持つ=正解」ではありません。
- 副業なら毎月売上を追いすぎる必要なし
- 本業などの安定収入がある人がほとんど
- 売り切り重視のサイクルが最も効率的
- 固定費があると焦りが生まれやすい
- 初心者は「固定費ゼロ&在庫ミニマム」が最強!
- SNSの“月商マウント”は無視でOK!
副業なんだから、自分の生活を守りつつ、ストレスなくお金を増やすことが一番大事。



焦らず、自分のペースで「お金が残るせどり」を楽しんでくださいね!