コニシです。
先日、LINEマガジン読者の方からこんな相談がありました。
■LINEマガジン読者からの相談
せどりで稼いでいることを会社の同僚に話したところ〝それって転売ヤーでしょ??(笑)〟と上から目線で見下したような口調で言われてしまい、結構ショックでした… 当の本人は全く気にしていない様子で翌日以降も普通に声をかけてきますが、私としては今まで通りに気持ちよく接することはできなくなってしまいました。
私がやっているのは、楽天ポイントせどりやネットショップからの仕入れがメインで、いわゆる〝プレミア商品の買い占め〟には手を出さないようにしているのですが、それでも〝転売ヤー〟というひとくくりにされてしまったことがいまだに頭から離れません。
相談というよりは、モヤモヤした思いを私にぶつけてきてくれたという感じでしょうか。
まず、私の考えを先にお伝えしておくと、
- そんなに気に病む必要はないけれど、
- 〝せどり〟と〟買い占め転売ヤー〟の違いを理解してもらうのは難しい
と思っています。
確かに、供給数が少ない商品を買い占めて稼ぐ〝買い占め転売ヤー〟はツイッター等でも度々話題となりますし、イメージは最悪です。
ただ、そういった買い占め転売ヤーと比較して、せどりが真っ当なビジネスかというと、それも正直疑問。
なぜなら『商品の流通経路に一枚挟まって、無理やり入り込んでお小遣いをもらう』という意味では、転売もせどりも大差はありません。
商的流通の観点から考えると、一度市場に流れた商品を仕入れて販売する行為ってやはり異質だし、世の中に存在しなくても誰も困らないし、無くてもそんなに社会も変わらない。
要は〝せどり/転売には存在意義なんて存在しない〟と思っています。
Twitterで〝せどりと転売の違い〟について議論になり、
せどりと転売は全く別物だ!
店舗が近くにない人のために、商品を提供してあげている!
品薄のプレミア商品を代わりに見つけてあげているだけ!
商品をキレイにクリーニングしているから、社会貢献です!
と様々な理由を並べて、せどりを正当化しようとする方もいますが、正直意味ないですよね。
まぁ一口にせどりといっても手法も様々ありますし、子供のおもちゃを買い占めたりせず、一定のモラルを守って活動されている方も沢山います。
私の知り合いでジャンク品を修理して販売している方がいますが、あの修理スキルはホントにスゴイと思う。
ただ、一般の人からしたら『せどり=転売』というイメージを持つ方が大半でしょうし、それに対して良いイメージをいだいている方なんて、ほとんどいないのが現実です。
なので、無理やりに論理を構築してせどりを正当化しようとしたり、世間のイメージがどうとか社会貢献がどうとか。
そんなことは一切抜きにして、せどりの社会貢献は『納税』と割り切ってしまった方がよほど気持ちが楽になると思います。※せどりでたくさん稼いで、ガッツリ納税する。
お金を稼ぐためにせどりをやって、稼いだ分しっかり納税してます!
個人的には、これでイイんじゃないかと。
せどりで稼げるようになると、誰かに言いたくなる気持ちは分かりますが。逆に自分の気持ちが落ち込んだり、『副業が会社にバレる』など、いらぬトラブルに巻き込まれることもあるので、お気を付けください。
それでも、どうしてもせどりを実践することに後ろめたい気持ちがあるのなら、真っ当な方法で稼げる物販を実践すればよいだけです。
こういった記事をアップすると、
せどりブログを運営しているヤツが、何を言ってるんだ!!
というクレームが来そうな気がしますが(笑)
誤解してほしくないのは、別にせどりや転売を否定しているわけではないです。※買い占め転売ヤーは別として。
私の知り合いは、リアルビジネスで『ウン千万円の借金』を抱えてしまい、限度額50万円のクレカ1枚でせどりをスタート。ひたすらせどりに没頭し、その後、輸出や輸入・オリジナル商品販売と徐々にビジネスを拡大。
今や年商2億円以上を売り上げる会社をバリバリ経営しています。
『もしせどりが無かったら、今頃ホームレスやってるやろねw』
↑会うたびに、いまだにこんなこと言ってます(笑)
胸を張って自慢できる稼ぎ方ではないけれど、
- 事業に失敗して借金まみれで途方に暮れている方とか、
- 家事や子育てが忙しく、働きたくても働けない主婦の方とか、
私自身もそうだし、切羽詰まった状態から〝せどり〟を始めたコトで、人生が変わるほどの経験ができた方って、沢山いると思うんですよ。
だから、せどりというビジネスにとても感謝しているし、これから副業を始めようと思っている方がいれば、とりあえずせどりからスタートするのは悪いことだとは思いません。
ただ、せどりって元々がそこまでイメージが良い副業ではないので、どうせやるならそれなりのモラルをもってやって欲しいし。
ある程度せどりで資金が貯まってきたのなら、メーカー仕入れ・中国輸入オリジナル商品販売など。
商品流通経路の隙間に入り込むのではなく、真っ当な方法で稼げる物販にも少しずつ目を向けていってほしいなと思っています。
それでは。