副業くんAmazonせどりをがんばっているのに、お金が増えている気がしないんです…。このまま続けていいんでしょうか?
今回は、以前に私が中古パソコン転売をサポートした「Aさん」のお話です。
私のブログを読んでパソコン転売に興味を持ち、「ぜひ教えてほしい!」と連絡をくれたのがきっかけでした。
サポートを始めるにあたって、私からAさんに1つだけ提案したことがあります。それは、そのとき続けていたAmazonせどりをやめてもらうことでした。
資金20万円・利益率8%のAmazonせどりでは、固定費を引くと手元にほとんど残りませんでした。
Aさんは数字を見て納得し、Amazonせどりを休んで中古パソコン転売に集中。3か月半で月10万円の利益を超えました。
Amazonせどりが悪いのではなく、少ない資金で始めるには向いていない、というお話です。
最初はAさんも動揺していましたが、数字を見せて話したところ「たしかに、やめたほうがいいかもしれないですね」と納得してくれました。結果は大正解でした。
今Amazonせどりが「イマイチうまくいっていない…」という人は、ぜひ参考にしてください。
この記事の固定費の金額は、2026年10月7日時点の各サービスの公式の料金で計算しています。
Aさんの状況を聞いて、「そりゃお金増えないっすよ」と思った
私がやっているパソコン転売は、メルカリやラクマといったフリマアプリで売る方法です。


だからAmazonのアカウントは使わないし、Amazonせどりと並行しても大きな問題はありません。
ただ、サポート前にAさんの状況を聞いてみると、言いにくいですが「そりゃ、お金増えないっすよ!」という状態でした。
Zoomの音声だけのやりとりだったので、表情は分かりません。でも「この際、Amazonせどりはいったんやめちゃいましょう!」と伝えたときは…


たぶん、こんな顔をしていたと思います(笑)
| 仕事 | 会社員(技術職)の副業 |
| 家族 | 既婚、子ども2人 |
| 仕入れ | 100%ネット仕入れ(電脳せどり) |
| 使えるお金 | 現金20万円+カード枠50万円 |
| せどり歴 | 3か月ほど |
仕事が忙しく外に出る時間も少ないので、ヤフショや楽天で仕入れてAmazonで売る、よくある電脳せどりをしていました。
本人いわく「頑張ってはいるんですけど、お金が増えている感覚がまったくなくて…」。数字は得意じゃないそうで、理由がよく分からないとのことでした。
利益率8%・資金20万円だと、手元に残るのは約4,200円
数字が得意かどうかは、ひとまず置いておきましょう。今の新品Amazonせどりは利益がうすいので、資金20万円くらいではお金が増えなくて当然です。
新品Amazonせどりの利益率は、よくて15%くらい。初心者のうちは10%を切ることも珍しくありません。
Aさんも「たぶん10%くらいだと思います」とのこと。そこでZoomをつないだまま、仕入れの管理表を一緒に見てもらいました。
すると、実際の利益率は8%。本人の想像より低い数字でした。


資金20万円、利益率8%で計算すると、こうなります。


20万円分の商品を全部売り切っても、粗利はたった2万円ほど。Aさんが思っていた10%で計算しても、2.4万円くらいで大差ありません。


さらにここから、毎月の固定費が引かれます。
| Amazonの大口出品 | 月5,390円 |
| プライスター(価格改定ツール) | 月5,280円 |
| Keepa(リサーチツール) | 月29ユーロ(約5,130円) |
| 合計 | 約1万5,800円 |
大口出品とプライスターはほぼ必須。KeepaもAさんは契約していましたし、使っている人が多いので計算に入れています。
当時はKeepaが月3,000円ほどで、固定費の合計は13,670円でした。今の料金だと、もう少し重くなります。
粗利の20,025円から、固定費の約1万5,800円を引くと、手元に残るのは約4,200円です。
ここからさらに、FBA倉庫への送料やダンボール代もかかります。これなら、クラウドソーシングで在宅のバイトをしたほうがマシなレベルです。
資金が少ないうちは「固定費をかけない」が絶対のルールです。くわしくはこちらに書いています。


ちなみに、利益率を無理やり20%まで上げると、こうなります。


粗利から固定費を引いて約4万円。なんとか見られる数字にはなりましたが、今のAmazonせどりで利益率20%をずっと保つのは至難の業です。



数字って、見るのが怖いときほど見たほうがいいです。見ないうちは、お金の減り方も分からないままなので。
Aさんがした決断と、不幸中の幸いだった2つのこと
計算結果を伝えると、Aさんはこう言いました。
「なんとなく想像はしていたんですが、結果を見るのが怖くて目をそむけていたんですよね…。これだと頑張っている意味もないので、Amazonせどりはお休みします」
そこで仕入れはストップ。持っていた在庫は値下げして全部売り切り、Amazonのアカウントは大口から小口に変えてもらいました。
小口にしておけば、月額料金はかからずにアカウントを持っておけます。


うまくいかなかったAmazonせどりですが、それでもAさんが救われたのは、高額コンサルに入っていなかったこと、仕入れにカードを使っていなかったことの2つでした。
高額コンサルで資金が尽きるのは言うまでもありません。カードでの仕入れも、自分の身の丈以上にホイホイ仕入れられてしまう諸刃の剣です。
かなりのスピードで売らないと「カードの支払い日に、口座のお金が足りない…」なんてことが、かんたんに起きます。
その点Aさんは、本人も認める「ビビり」。コンサルにもカード仕入れにも慎重だったので、最悪の状況だけはさけられました。
まとめ:少ない資金で、今のAmazonせどりを始めるのはキツい
ということで、少ない資金ではお金が増えないAmazonせどりに見切りをつけて、パソコン転売に乗りかえたAさんのお話でした。
こう書くと「パソコン転売を持ち上げるポジショントークだ!」と言われそうですが、そんなつもりはこれっぽっちもありません。
私自身も、会社員時代に副業・少ない資金でAmazonせどりを始めて、まったく結果が出ない時期がありました。
- 利益率が低い
- ライバルが多い
- 出品制限や真贋調査が増えていく
- とにかく資金を回すのがキツい
仕入れた商品が予定どおりに売れず、不良在庫が山積み。当時参加していたコンサルの代金も払えず、恥をしのんで友人に少しだけ借金までしました。


へそくりも全部つぎこんで、なんとか逃げ切れました。すべて片付いたあとに見た「楽天銀行の残高:3,024円」は、一生忘れないと思います。


今のAmazonせどりは、大きな資金を入れて、うすい利益で回して、FBAで自動化するビジネスです。50万円入れて全部売り切って、ようやく利益10万円。しかも固定費もかかる。
資金が少ないうちは手を出さないほうがいいです。小型軽量の商品でも30万円、単価の高い商品なら100万円くらいは貯めてからでないと、本当に痛い目を見ます。
「Xでフォロワーの多い人が、Amazonせどりをすすめてたから」みたいな理由で決めずに、自分で判断できる考え方を身につけてくださいね。
- 資金20万円・利益率8%だと、粗利は約2万円
- 固定費の約1万5,800円を引くと、手元に残るのは約4,200円
- 利益率20%でも、手元に残るのは約4万円
- 高額コンサルとカード仕入れをさけていたのが、Aさんの救い
- 少ない資金なら、まず別の方法で安定した収益の柱を作る
ちなみに、Amazonせどりをやめて中古ノートパソコン転売を始めたAさんがどうなったかというと…


スタートから3か月半で、目標の月10万円の利益をクリア。2月は仕入れ23万円に対して、手元に残る利益が13万円、利益率30%をこえました。
※販売手数料やお客さんへの送料も、すべて引いたあとの手残りの金額です。
どうしてもAmazonせどりをやりたい人は、まずAさんのように安定した収益の柱を作ってから取り組むのがおすすめです。
小型軽量の商品が初心者向きかどうかは、こちらで正直に書いています。


Aさんの4か月の実例と、中古パソコン転売のやり方は、こちらにまとめています。














