副業くん売った商品に「小さな傷があった」と言われてしまって…。返品まではしなくていいから、少しだけ返金してほしいそうなんです。メルカリで一部だけ返金ってできるんですか?
返品のやりとりは手間がかかるので、少しの返金で済むならそのほうが楽ですよね。
この記事では、メルカリの一部返金の条件とやり方をまとめました。返品と一部返金のどちらを選ぶか、返品しないで全額返金したいときの方法も紹介します。
メルカリでは、事務局を通して販売利益の一部を購入者に返金できます。返金額を取引メッセージで「〇〇円」と数字で決めて合意し、どちらかがヘルプのページからお問い合わせで申請します。
申請したら、評価はせずに取引中のまま待ちます。返金額の上限はその取引の販売利益で、返金処理のあとは評価も取引メッセージも使えなくなります。
この記事の内容は、2026年10月12日にメルカリの公式ヘルプで確認しています。
メルカリの一部返金とは?
一部返金は、出品者の販売利益の一部を、事務局を通して購入者に返すしくみです。メルカリのヘルプでは、次のように説明されています。
「事務局を介して出品者へ反映される販売利益の一部を購入者へ返金すること」
商品は購入者の手元に残したまま、代金の一部だけを戻すイメージですね。たとえば、小さな傷や付属品の欠けなど、返品するほどではないときの選択肢になるんです。
一部返金できる3つの条件
一部返金は、3つの条件を全部満たしたときだけできるんです。
| 条件 | 中身 |
| ① 申請前の確認事項に同意している | 事務局が取引完了の処理を代わりに行う、評価はできない、処理のあとは取引メッセージが使えない。申請した時点で、2人とも同意したとみなされる |
| ② 返金額を数字で決めて合意している | 取引メッセージで「〇〇円」と金額をはっきり書き、2人とも合意している |
| ③ 返金額が販売利益をこえていない | 返金できる上限は、その取引の販売利益 |
②は大事なところで、ヘルプでは「半額」「〇%」「〇〇円まで値下げ」のような言い方だけでやりとりしないよう案内されています。人によって思っている金額がちがうと、あとでもめる原因になりますよね。
メルカリの一部返金のやり方
流れは、話し合う → 金額を数字で合意 → 申請 → 待つの4つなんですよね。
商品の状態を伝え合って、一部返金で解決するかを話し合います。
「〇〇円を返金します」「〇〇円でお願いします」と、金額を数字で書いて2人とも合意します。
一部返金のヘルプのページ下部にある「お問い合わせはこちら」から申請します。出品者か購入者のどちらか1人が、代表して申請すればOKです。
申請したら、評価はしないで、取引中の状態のまま返金の処理を待ちます。
申請したあとは、評価をしないで待つ
ヘルプでは「評価はせず、取引中の状態のまま返金処理をお待ちください」と案内されています。申請が終わるまで、出品者も購入者も評価はしないで待ちましょう。
そのまま使える取引メッセージの例文
金額は「〇〇」のところに数字を入れて使ってくださいね。
| 場面 | 例文 |
| 出品者から一部返金を提案する | ご連絡ありがとうございます。説明に書いていなかった傷があり、申し訳ありません。返品の代わりに、〇〇円を一部返金させていただく形でいかがでしょうか。 |
| 購入者から一部返金をお願いする | 商品が届きました。〇〇の部分に傷があったため、返品ではなく〇〇円の一部返金をお願いできないでしょうか。 |
| 金額に合意する | 〇〇円の一部返金で承知しました。申請すると、事務局が取引完了の処理を代わりに行い、評価と取引メッセージは使えなくなるそうです。よろしければこちらから申請しますので、評価はせずにお待ちください。 |
取引メッセージのほかの例文は、こちらにまとめています。


一部返金するときに知っておきたいこと
一部返金を選ぶと、取引の終わり方がふつうとはちがうんです。
- 取引完了の処理は、事務局が代わりに行う
- そのため、出品者も購入者も評価はできない
- 処理が終わると、取引メッセージは使えなくなる
- 出品者に入るはずだった販売利益の一部が、購入者に返金される
取引メッセージが使えなくなるので、伝えておきたいことは申請の前に送っておきましょう。事務局への問い合わせのしかたは、こちらで書いています。


返品と一部返金、どっちを選ぶ?
どちらにするかは、商品をどうするかで考えると分かりやすいですよ。
| 返品(キャンセル) | 一部返金 | |
| 商品 | 出品者に戻る | 購入者の手元に残る |
| 始め方 | 出品者のキャンセル申請に、購入者が同意する | 2人で金額に合意して、どちらかが問い合わせから申請する |
| お金 | 代金は購入者に戻る。販売手数料と(メルカリ便の)送料は発生しない | 販売利益の一部が購入者に戻る |
| 返送の手間 | あり(らくらく・ゆうゆう・エコメルカリ便なら、条件を満たすと匿名返品で送料無料) | なし |
| 評価 | 受取評価はせず、キャンセルで終わる | 評価はできない |
商品を出品者に戻したいなら返品、手元で使えるなら一部返金、というのが私の整理です。なお、一部返金の上限は販売利益なので、手数料の分まで含めた全額を返したいときは、キャンセルを選ぶことになりますね。
返品するときは、出品者ガイドラインで、商品が戻ってきてからキャンセルを完了するよう案内されています。返品が終わる前にキャンセルを完了すると、全額補償サポートの対象外になるので注意しましょう。返品のやり方は、こちらにまとめています。


返品しないで全額返金したいときは?
商品を送り返さずに全額を返したいときは、キャンセル申請で「返品しない」を選ぶ方法があります。
メルカリのヘルプでは、「返品しない」を選ぶ場合は、事前に2人の合意が必要と案内されています。匿名返品のヘルプのよくある質問では、商品の発送前にキャンセル申請をするときも「返品しない」を選ぶよう案内されています。
キャンセル申請のやり方は、こちらで書いています。


購入者の都合の返品・返金は、応じないといけない?
購入者ガイドラインでは、出品者と購入者の合意がある場合をのぞいて、購入者の都合による返品は禁止されています。購入者の都合とされる理由は、次のとおりです。
- 商品が不要になった
- 着払いなど、送料の負担を見落としていた
- 実寸サイズの誤差
- 届いた商品がイメージと違う
- においがある
- そのほか、事務局が購入者の都合と判断する理由
こうした理由での返品は、合意がなければできないことになっています。応じるかどうかは、出品者と購入者の話し合いしだいですね。
一方で、購入者から「商品に問題がある」と言われたときは、出品者ガイドラインで「商品の状態を確かめて、今後の対応を話し合う」と案内されています。どこからが商品の問題かの細かい線引きはヘルプにないので、まずはおたがいに状態を伝え合いましょう。
話し合いがまとまらないときは
一部返金も返品も、2人の合意が前提です。どうしても話がまとまらないときは、事務局に相談します。購入者は、受取評価をする前に問題点を出品者に伝えるのが基本ですよ。
メルカリの一部返金のよくある質問
最後に、よく聞かれることに答えておきますね。金額は数字で、申請したら評価しないと覚えておけば迷いません。
- 「半額でいいです」とだけやりとりしても大丈夫ですか?
-
ヘルプでは、「半額」「〇%」のような言い方だけでやりとりせず、返金額を「〇〇円」と数字で書くよう案内されています。
- 申請は出品者と購入者のどちらがしますか?
-
どちらか1人が代表して申請すればOKです。
- 販売利益より多く返金できますか?
-
できません。返金額の上限は、その取引の販売利益です。
- 一部返金したら、評価はどうなりますか?
-
事務局が取引完了の処理を代わりに行うため、出品者も購入者も評価はできません。
まとめ
メルカリの一部返金は、金額を数字で合意して、事務局に申請するだけなんですよね。
- 一部返金は、販売利益の一部を事務局を通して購入者に返すしくみ
- 返金額は取引メッセージで「〇〇円」と数字で合意する
- 申請はどちらか1人が、ヘルプのページ下部のお問い合わせから
- 申請したら評価はせずに待つ。処理のあとは評価も取引メッセージも使えない
- 返品しないで全額返すなら、合意したうえでキャンセル申請の「返品しない」
メルカリのトラブル全体の相談先は、こちらにまとめています。













