副業くんSNSで「メルカリは盗品だらけ」って見かけて、ちょっと怖くなりました。買った物が盗品だったら、自分も罪になるんですか?
ニュースやSNSで「盗品が売られていた」と聞くと、買うのも売るのも不安になりますよね。
この記事では、メルカリでの盗品の扱いと、怪しい出品の見分け方、盗品を買ってしまったとき・自分の盗まれた物が出品されていたときの対応をまとめました。
盗品はメルカリで出品禁止です。盗品と知らずに買った人は、ふつう罪に問われません。
ただ、持ち主から返してほしいと言われることはあります。怪しい出品は買わずに通報、盗まれた物を見つけたら警察とメルカリの両方に知らせるのが基本です。
この記事の内容は、2026年10月24日にメルカリのヘルプセンター・お知らせと、e-Gov法令検索の条文で確認しています。
メルカリは本当に盗品だらけ?
結論から言うと、メルカリが盗品だらけだと示す公的なデータはありません。どのくらいの割合かを示す公式・公的な数字も出ていません。
それでも「盗品だらけ」と言われるのは、事件が起きるたびにSNSで話題になるからです。2026年7月には、梨の盗難事件のあとに「盗まれた梨がメルカリで売られている」という声が広がりました。
このときメルカリは、7月24日の公式Xで「現時点で確認した範囲では、そのような出品は確認されていません」と発表しています(J-CAST ニュース、2026年7月28日)
あわせて、根拠のない情報で特定の出品者を攻撃する誹謗中傷はやめてほしい、とも呼びかけています。疑いだけで出品者を責めると、誹謗中傷として禁止行為にあたるおそれがあります。
メルカリは盗品の出品を禁止していて、被害の申告があればシリアルナンバーなどで照合して削除する取り組みをしています。
メルカリの盗品対策は?出品禁止とAI・警察との連携
禁止出品物の一覧にも「盗品など不正な経路で入手した商品」がはっきり入っていて、ルール上は完全にアウト。
2026年7月23日のお知らせでは、盗品への取り組みとして次のことが書かれています。
- 被害を受けた企業・個人からの申告を受け付け、シリアルナンバーなどで照合する
- 該当品と判断したら、出品の削除や出品者への制限をする
- 警察から盗品の照会があれば、法令にもとづいて協力する
- AIを使った不正検知のしくみで、不正が疑われる出品・取引を見つける
つまり、盗品と分かれば消されるし、出品者にも制限がかかるしくみ。出品者の側から見れば、盗品を売るのは割に合わないってことですね。
怪しい出品を見分けるポイント
盗品かどうかを、買う前に画面だけで見抜くのはむずかしいです。セール品や、まとめて仕入れた新品も同じ見た目になります。あくまで立ち止まるきっかけにしてください。
- 新品・未使用が、相場よりかなり安く、同じ物がいくつも出ている
- 商品名や説明が短く、具体的なことが書かれていない
- 写真がネットの画像のようで、手元にある実物の写真がない
- 出品者の評価が少ない、または本人確認のマークがない
- 外部のサイトやSNSでのやりとりに誘ってくる
メルカリは2026年1月のお知らせで、出品者に手元にある実物の写真と正確な情報を求めています。商品の詳細が分からない出品や、実物とちがう画像を使う出品は禁止。
また、メルカリの取引の79%は本人確認済みのお客さまどうしの取引だと公式に発表されています。本人確認のマークは、相手を選ぶときの目安になりますよ。



安すぎる新品がずらっと並んでいたら、ちょっと立ち止まるくらいでちょうどいいです。お得そうに見えても、トラブルで取り返しがつかなくなったら意味がないので。
詐欺の手口と見分け方は、こちらでまとめています。


盗品と知らずに買ってしまったら?罪になる?
刑法には、罪を犯す意思がない行為は罰しない、という決まりがあります(刑法38条1項)
なので盗品と知らずに買った人は、ふつう罪に問われません。
ただし、盗品かもしれないと分かっていながら買った場合は、知らなかったとは認められないことがあります。最高裁の判例(昭和23年3月16日)でも、盗品かもしれないと思いながらあえて買えば足りる、とされています。
逆に、盗品と知っていて買ったり、売るのを手伝ったりすると、刑法256条の盗品譲受け等の罪にあたります。有償で譲り受けた場合は、10年以下の拘禁刑と50万円以下の罰金。かなり重い罪です。
もうひとつ知っておきたいのが、民法193条。盗まれた物は、盗まれた時から2年間、持ち主が今持っている人に「返してほしい」と請求できます。
つまり、罪にはならなくても、商品を返すことになる可能性はあるということ。気づいたあとは、売ったり人に譲ったりせず、次の順で動きましょう。
スクリーンショットで、商品ページ・取引メッセージ・出品者のプロフィールを残しておきます。
盗品の疑いがあることを伝えて、対応を相談します。出品者を責めるメッセージは送らないこと。
盗品だと分かった、または強く疑われるときは、最寄りの警察署に相談します。急ぎでなければ警察相談専用電話(#9110)も使えます。
事務局への問い合わせのしかたは、こちらです。


自分の盗まれた物がメルカリに出品されていたら?
盗まれた物がメルカリに出ていた…というのは、かなりショックですよね。でも、買い戻したり問いつめたりせず、警察とメルカリにまかせるのが安全です。
警察への被害届と、メルカリへの通報を両方やるのが基本。シリアルナンバーなど自分の物だと分かる情報は、手元にまとめておきましょう。メルカリは被害の申告を受け付けて照合していると公表しています。
商品名・写真・説明・出品者の名前が分かるように、スクリーンショットを撮っておきましょう。商品はすぐ消えることもあるので、見つけたらすぐに。
まだ出していなければ、最寄りの警察署に被害届を出し、メルカリに出品されていることも伝えます。
商品画面の右上「…」から「通報」→「この商品を事務局に報告する」→理由を選んで「事務局に報告する」で完了です。
出品者をさらす・責めるのはNG
SNSで出品者をさらしたり、コメント欄で責めたりすると、メルカリが禁止している誹謗中傷にあたるおそれがあります。人ちがいだったら取り返しがつきません。判断は警察とメルカリにまかせましょう。
通報のあとは、事務局が内容を確認して、削除や利用制限をするかを判断します。
出品する側が気をつけること
売る側としては、自分が疑われないようにすることも大事です。とくに新品をまとめて出すと、「どこで手に入れたの?」と思われやすいですよね。
手元にある実物の写真と、正確な商品情報で出す。これはメルカリが出品者に求めていることでもあります。購入時期や入手した経緯を説明に書いておくと、買う側も安心できます。
また、仕入れて売るなら古物商の許可が必要になるケースもあります。せどりで出品するなら、こちらも確認しておきましょう。


メルカリの盗品のよくある質問
最後に、よくある疑問に答えておきますね。疑わしいときは、買わずに通報が基本です。
- 盗品だと分かったら、メルカリは返金してくれる?
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返金されるかは、取引画面の記録を見せて事務局に相談してください。
- 盗品っぽい商品を見つけたら、どうすればいい?
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買わずに、商品画面の右上「…」から「通報」で事務局に知らせます。コメント欄やSNSで出品者を責めるのはやめましょう。
- 盗品を買ってしまったら、捕まる?
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盗品と知らずに買った人は、ふつう罪に問われません。盗品と知っていて、または盗品かもしれないと思いながらあえて買うと、刑法256条の罪にあたることがあります。
- 持ち主に返すとき、代金は戻る?
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状況によります。メルカリへの問い合わせとあわせて、警察や消費生活センター(188)に相談すると、次に何をすればいいか分かります。
まとめ
「盗品だらけ」というのは、データで裏付けられた話ではありません。盗品への対策が公式に出されているので、見分け方と動き方を知っておくと安心。
- 盗品はメルカリで出品禁止。分かれば削除と出品者への制限がある
- メルカリは被害の申告をシリアルナンバーなどで照合し、警察にも協力している
- 盗品と知らずに買った人はふつう罪に問われないが、盗まれた時から2年間は、持ち主から返すよう求められることがある
- 盗まれた物を見つけたら、警察への被害届とメルカリへの通報を両方する
- 疑いだけで出品者を責めるのは、誹謗中傷になるおそれがある
メルカリでトラブルになったときの相談先は、こちらで一覧にしています。














