副業くんやってもやっても、せどりでお金が増えている気がしないんです。何が原因なのか、自分でもよく分からなくて…。
ブログやLINEに届く相談で、いちばん多いものの1つが、この「せどりでお金が増えない問題」です。
せどりって「安く買って高く売る」だけ。100円で買って1,000円で売れば、差額の900円が利益。仕組みはとてもシンプルですよね。
だから、ちゃんとやっていればお金が増えないなんておかしいはずですが、この手の相談は本当に多いです。月に3〜4回は同じ質問を受けている気がします。
お金が増えない理由はいくつかあるので、シリーズにしてお伝えしていきます。第1回は「売上」の話です。
売上を伸ばし続けると、お金は増えません。
仕入れのお金に合わせて月の売上の目標(上限)を決め、それを毎月安定して達成する。そのうえで、売上の中から自分の給料を別の口座に移す。
この3つができて、はじめて「お金が増えている」と実感できます。
お金が増えている実感には「安定」が大事なんです
例えば、せどりで「月10万円の給料がほしい」としましょう。手元にお金が残るイメージをしやすいように、あえて「利益」ではなく「給料」と書きますね。
利益率10%、Amazonの手数料など20%と仮定すると、ざっくりこんな数字になります。
| 仕入れ | 70万円 |
| 売上(月商) | 100万円 |
| 手数料など | 20万円 |
| 給料(利益) | 10万円 |
毎月70万円分を仕入れて、1か月で全部売り切ると月商100万円。利益率10%なので、10万円の給料がもらえる計算です。
1か月で全部売り切るのは現実的じゃありませんが、分かりやすくするために「全部売り切る」として話を進めますね。
ここで大事なのが、毎月、決まった額の売上を安定して立てることです。
- 70万円分を仕入れて、全部売り切って月商100万円
- 手数料を引いて、手元に80万円が残る
- 給料の10万円を、せどりとは別の自分の口座に移す
- 70万円が残る
- 1に戻る
これを毎月くり返して、同じだけの月商を作り、毎月10万円の給料を安定して手元に残す。この「安定」こそが、お金が増えていると実感するためのカギです。
せどりでお金が増えない、はっきりした理由
では、もらった給料10万円を別の口座に移さず、翌月の仕入れに回したらどうなるでしょう?ここがいちばん大事なところですよ。
| 仕入れ | 80万円 |
| 売上(月商) | 約114万円 |
| 手数料など | 約23万円 |
| 利益 | 約11.4万円 |
仕入れが70万円から80万円に増えたので、月商も利益も増えています。仕入れを増やしたんだから、当たり前ですよね。
ただし、先月の給料10万円を全部仕入れに回したので、自分の口座に残ったお金はゼロ円です。
趣味に使ったり、友達と飲みに行ったり。自由に使えるお金が増えていないんだから、稼いだ実感がわかなくて当然です。
「増えた10万円を仕入れに回したんだから当然でしょ?当たり前のこと言ってるだけじゃん!」と思うかもしれません。でも、実際に話を聞くと、これが現実です。
要するに、増えたお金を全部仕入れに回し、計画もなく月商を伸ばし続けるから、手元のお金が増えないのです。
いや、気持ちはよく分かります。私も最初はそうでしたから…。
せどりを始めたころって、売上が伸びるのが楽しくてしかたないものです。「月商をどれだけ増やせるかゲーム」みたいになって、ありったけのお金を入れちゃう。
友達やコミュニティの仲間など、競い合う相手がいると、なおさらです。「今月は月商300万円をこえました!」「私は先月の倍で500万円です!」なんて聞くと、焦りますよね。
競争心はやる気につながりますし、資金が少ないうちは、増えた利益を仕入れに回して資金を一気に増やすのが鉄則です(これを「複利」と言います)


だから、月商を伸ばすこと全部が悪いわけではありません。危ないのは、せどりをする目的が「やみくもに月商を伸ばすこと」になってしまうことです。
- 自分の仕入れ資金に合わせて、月商の目標(上限)を決める
- 決めた目標の金額を、毎月安定して達成できるようにする
- 売上の中から、自分の給料(利益)をしっかり確保する
売上を伸ばすのは、ある程度の余裕資金ができてからで大丈夫。焦らず、自分のペースで進めていきましょう。
カード仕入れは諸刃の剣
ただし、ここまでの話は「仕入れた商品を1か月以内に全部売り切った場合」の話です。正直、Amazonせどりで1か月で全部売り切るのは、まず無理です。
- ライバルの出品者が増える
- 値下げ合戦が始まる
- 赤字で損切りができない
- Amazonの引当金で、入金が後ろにずれる


Amazonならではの問題がからみあって、思うように進まないのは日常茶飯事です。
もし仕入れをクレジットカードだけに頼っていて、思うように売れなければ、次のカードの引き落とし日に、口座のお金が足りない…なんてことになります。
本来は給料として残すはずの利益を、しかたなくカードの支払いに回す。売上から給料を確保できないパターンですね。どちらかというと、こっちのほうが多いかもしれません。
これをくり返していたら、黒字倒産は目の前です。初心者のうちは、売上を安定させるのと同時に、堅実な現金仕入れも選択肢に入れてみてください。
どうしてもカードを使いたいなら、カードの枠と同じだけの現金を用意しておくのが堅実なやり方です。お金の流れや、入金までの日数はこちらでまとめています。


まとめ:なんとなく儲かった気になるのは、今日でやめよう
私も経験があるのでよく分かりますが、売上が伸びていくと、なんとなく儲かった気になっちゃいます。でもそれは、見かけの数字が増えているだけです。
- 生活費の足しにしたい
- 趣味に使えるお金を増やしたい
- 友達や同僚と飲みに行く回数を増やしたい
- 家族と旅行に行きたい
目的は人それぞれでも、お金を稼いでやりたいことがあるから始めたはず。つまり、自由に使えるお金を増やさないと、せどりをやっている意味がありません。
もともと余裕資金がある人や、融資でお金に余裕を持たせている人が、計画的に月商を伸ばすのは全然OK。それ以外なら、やみくもに月商を伸ばすのは絶対NGです。
物販仲間とのLINEでも、こんな話になりました。


- 売上を伸ばし続けても、手元のお金は増えない
- 仕入れ資金に合わせて、月商の目標(上限)を決める
- 決めた月商を、毎月安定して達成する
- 売上の中から、給料を別の口座に移して確保する
- カード仕入れに頼りすぎず、現金仕入れも考える
せどりでお金が増えている実感がない人は、この3つを意識してみてください。シリーズ第2弾は、楽天ポイントせどりの話です。














