副業くんせどりって、新品と中古のどっちから始めるのがいいんですか?中古のほうが儲かるって聞くけど、大変そうで…。
「店舗せどりと電脳せどり、どっちがいい?」と同じくらい、よく聞かれる質問なんですよね。
私のせどりの入り口は中古でした。そのあと新品に移って、今は中古パソコンの転売がメインです。累計で2,000台以上を売ってきました。
ぐるっと1周して、また中古に戻ってきた私の経験から、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしますね。
手間をかけずにデータで仕入れたいなら新品、知識と手間で差をつけたいなら中古が向いています。
新品は始めやすいぶん、ライバルが増えやすい。中古は手間がかかるぶん、ライバルが増えにくく利益も大きめです。
どちらが正解かは、目指す暮らし方しだい。好きなジャンルや得意なことがあるなら、中古はかなり強い選択肢です。
私は中古から始めて、新品へ、そして中古パソコンへ
まずは私の遍歴から。けっこう行ったり来たりしているんですよ。
せどりを始めたころは、ブックオフの100円コーナーや中古ゲームのコーナーをメインにリサーチしていました。


ほかにも、ヤフオクやメルカリで仕入れたプリンターや業務用の炊飯器なんかも扱っていましたね。
ただ、利益は大きいものの、検品の手間や、一期一会のリサーチを続けるのがつらくなって、中古は途中でやめました。そこからしばらくは、新品だけを扱っていたんです。
その後、中古パソコンの転売に出会って、今はこれがメインです。修理はほとんどしていません。
店舗か電脳かと同じで、新品か中古かも「どんな暮らし方をしたいか」で選ぶべきものが変わります。店舗と電脳のちがいは、こちらで書いています。


新品せどりと中古せどりのちがいを表でくらべる
先に、ざっくり比較しておきますね。細かい話は、このあと1つずつしていきます。
一番大きなちがいは、新品は「同じ物を早く回す」、中古は「1点ずつ価値をつけて売る」というところです。
| 項目 | 新品せどり | 中古せどり |
|---|---|---|
| 1個の利益 | 小さめ | 大きめ |
| 手間 | 少ない(検品がほぼない) | 多い(検品・撮影・説明) |
| 同じ物のくり返し | できる(縦積み) | 基本は1点物 |
| ライバル | 増えやすい | 増えにくい |
| 知識・スキル | ツールの使い方が中心 | ジャンルの知識が効く |
中古せどりのメリット:スキルと知識で稼ぎを伸ばせる
中古の一番の魅力は、がんばった分だけ差がつくところなんですよね。
中古せどりは、手間と時間をかけるほど、知識とスキルが上がるほど、収入も上がっていくのが最大のメリットです。
中古品はすべて1点物です。同じ商品ページに何人も出品していても、説明文や追加の写真でちがいを出せるんです。出品者のアイデアと手間しだいで、打てる手はたくさんあります。
本やゲーム、CDなら、読んだり遊んだり聞いたりしてから売れる、という地味にうれしいオマケもあります。(笑)
知識がある人ほど強い
本やゲームは、汚れや動作が分かればコンディションはなんとなく判断できます。でも、それ以外のジャンルは知識がないと手を出しにくいですよね。
逆に、ある分野にくわしい人なら、素人とはまったくちがう動き方ができます。動作の分からないジャンク品でも、動作を確かめて「問題なく使える」と判断できたりするんですよね。
しかも、こういう手間を面倒くさいと感じる人が多いので、ライバルが増えにくいんです。中古品を扱う業者向けの市場(古物市場)もあって、仕入れ先を広げる道もあります。
メルカリやヤフオクで売るなら、見栄えのいい写真、ブランドや流行をふまえた説明文、購入者とのやりとりも、立派なスキルです。
- 1個あたりの利益が大きい
- 手間がかかるぶん、ライバルが増えにくい
- スキルしだいで、やれることの幅が広い
- 自分の知識や得意なことを活かせる
- 極めると、ほかの人にマネできない強みになる
私の友人にも、中古アパレルの達人、古本の達人、ジャンク修理の達人がいます。雑談がてらノウハウを聞くんですが、すごい中古セラーはホントにすごいです(語彙力がなくてすみません)。
中古せどりのデメリット:手間と時間がかかる
もちろん、いいことばかりではありません。中古は、とにかく手間がかかるんですよ。
まず、出品するまでに検品・コンディションの判断・撮影と、やることが多いです。機械なら動作確認は必須ですし、差をつけるなら写真も追加したほうがいい。
扱う物によっては、大きい・重い・汚れる。部屋も服も体も汚れます。
さらに、コンディションの説明があまいと、購入者の期待に応えられずに返品や低い評価につながります。中途半端に手を出すと、ケガをしやすい分野なんです。
プリンターで心が折れた話
私は以前、「プリンターならなんとかなるかも?」くらいの軽い気持ちで手を出したことがあります。正直、メチャクチャ大変でした。
6畳の作業部屋の床いっぱいにプリンターを並べて、印字をチェック。かすれていたら目詰まりを直して、またチェック。3台、4台と同時にやるので、ケーブルをつなぎかえてワケが分からない状態に。
そこへ、2〜3日前にヤフオクで落札した別のプリンターが届いたりして…。まさにカオスでした。
最初は検品も楽しかったし、1台売ればそれなりのお金になったので続きました。でも数か月そんな生活をしていたら「もうヤダ…」となって、中古からは卒業しました。
ふと「これをずっと続けても、絶対に幸せにならないよ」と思ったのを覚えています。



「稼げそう」「なんとなくできそう」だけで選ぶと、続けるのがキツいんですよね。「好き」「得意」がからむジャンルのほうが、長続きしやすいのはまちがいないです。
とはいえ、向き不向きは人それぞれ。やってみたら中古がメッチャ向いていた、ということも普通にあります。プリンターは中古の中でも特に手のかかる分野なので、ほかの商品ならもっとラクに続けられるかもしれません。
- とにかく時間と手間がかかる
- 物によっては、大きい・重い・汚れる
- 知識がない分野だと、作業が苦痛になりがち
- 説明があまいと、低い評価をもらいやすい(購入者にも迷惑)
中古品を仕入れて売るなら、古物商許可が必要
中古品をくり返し仕入れて売るなら、古物商許可を取る必要があります。申請先は営業所のある地域の警察署です。くわしくは、こちらの記事でまとめています。


新品せどりのメリット:手間と時間がかからない
今度は新品です。新品のいいところは、なんといってもラクなところなんですよね。
新品は、検品の手間がほとんどなく、仕入れたらラベルを貼って箱に詰めて送るだけです。修理という作業もありません。
コンディションのちがいもないので、すべて同じ商品として扱えます。売れる商品を見つけたら、同じ物を何度もくり返し仕入れる「縦積み」もできます。
リサーチでは、Keepaで過去の値段と売れ行きのデータを見られるので、ある程度の予想ができます。センスや知識がそれほどなくても、ツールの使い方を覚えればベテランに近い仕入れができるんです。
値付けをふつうにしておけば、評価も集まりやすいですよ。
- 圧倒的にラク
- 初心者でも始めやすい
- データを見れば、仕入れる前に利益と売れ行きがだいたい分かる
- 売れる商品を見つけたら、くり返し仕入れられる
Keepaの使い方は、こちらでまとめています。


新品せどりのデメリット:ライバルが増えて飽和しやすい
始めやすいということは、裏を返せば誰でも入ってこられるってことなんですよ。
新品せどりは、参入しやすいぶん、ライバルが増えて飽和しやすいです。
全国チェーンの店でセールがあれば、全国のセラーがライバルになります。楽天スーパーセールやブラックフライデーのようなネットのセールも同じです。
みんなが同じ商品を、同じデータを見てリサーチするんです。結果がほぼ同じになるのは当然ですよね。
しかも、新品はベテランも初心者も「同じ商品」として扱われます。評価の多いベテランでも、始めたばかりのセラーとカートを分け合うことがあるんです。


新品せどりの知識は、ある程度までは積み重ねが必要ですが、それほど深いものではありません。わりと早くマスターできるので、初心者がすぐにライバルに育ちます。
「始めやすい」というメリットが、そのままブーメランになって返ってくるイメージです。
- ライバルが増えて、飽和しやすい
- 差をつけられるところが少ない
- 初心者がライバルに育つまでが早い
どっちが向いている?選び方の目安
ここまで読んで、自分はどっちかな…と迷っている人もいますよね。目安をまとめておきます。
ひとことで言うと、時間が少ない会社員でデータ派なら新品、好きなジャンルや得意なことがあるなら中古です。
| こんな人 | 向いているのは |
|---|---|
| 作業時間が少ない、手を汚したくない | 新品 |
| 数字やデータで判断するのが好き | 新品 |
| くわしいジャンルや趣味がある | 中古 |
| 写真や説明文を工夫するのが苦にならない | 中古 |
| ライバルと値下げ合戦をしたくない | 中古 |
ちなみに、以前このブログで初心者向けにおすすめしていた小型軽量の商品は、今は「経験者には効率がいいけれど、ゼロから始める初心者にはすすめない」という考えです。理由はこちらに書いています。


私自身は、新品で苦労したあと、中古パソコンで立て直しました。パソコンは1台の利益が大きく、ライバルも増えにくいジャンルなんですよね。くわしくは、こちらにまとめています。





プリンターで「もうヤダ…」となった私が、今は中古パソコンを2,000台以上売っているんだから、人生分からないものです(笑)
よくある質問:新品せどりと中古せどり
新品と中古について、よく聞かれることをまとめておきますね。
- 初心者はどっちから始めるのがいいですか?
-
作業をシンプルにしたいなら新品、好きなジャンルがあるなら中古です。どちらでも、最初は少ない数で試して、自分に合うかを確かめるのがおすすめです。
- 中古せどりのほうが儲かりますか?
-
1個あたりの利益は中古のほうが大きくなりやすいです。ただ手間がかかるので、時間あたりで見ると、人によっては新品のほうが効率がいいこともあります。
- 中古せどりは古物商許可がないとダメですか?
-
中古品をくり返し仕入れて売るなら必要です。申請先は営業所のある地域の警察署です。
- 新品と中古を両方やってもいいですか?
-
もちろんOKです。新品で資金を回しながら、得意なジャンルの中古を少しずつ増やしていく人もいます。
まとめ
新品も中古も、それぞれに良さとキツさがあるんですよね。
- 新品はラクで始めやすいが、ライバルが増えて飽和しやすい
- 中古は手間がかかるが、ライバルが増えにくく利益が大きい
- 中古は知識とスキルで差をつけられる。好きなジャンルがある人に向く
- 中古品をくり返し仕入れて売るなら、古物商許可が必要
- 選び方は、目指す暮らし方と使える時間しだい
ひと口に「せどり」といっても、やり方はいろいろあります。自分の時間や暮らし方に合う方法を選んでみてください。
中古パソコンに興味が出た人は、メリットと向いている人をこちらでまとめています。














