副業くんせどりってAIで効率化できるんですか?リサーチとか仕入れの判断とか、どこまで任せていいのか分からなくて…。
気になりますよね。「AIで全自動せどり」みたいな話も見かけるし、どこまで本当なのか分かりにくいところです。
私は中古パソコンの転売で、これまで2,000台以上を売ってきました。今は作業のほとんどにAI(主にClaude)を使っています。
この記事では、せどりでAIをどこに使えて、どこは人がやるべきかを、私の実際の使い方をもとにまとめます。
せどりの作業は、リサーチ・説明文・画像・値下げまで、かなりの部分をAIで効率化できます。ただし、最後の仕入れ判断、特に中古品は人の目が必要です。
「AIで全自動せどり」は、今のところ現実的ではありません。AIは「すでに分かっている作業を速くする道具」です。まず自分でひととおりやってみて、時間がかかるところからAIに任せていくのが近道です。
この記事で触れた公式の機能と注意喚起は、2026年10月9日にメルカリ・個人情報保護委員会などの公式サイトで確認しています。
せどりでAIはどこまで使える?
せどりの作業を分けてみると、AIに任せやすい作業と、人が見るべき作業がはっきり分かれるんですよね。
| 作業 | AIに任せやすいところ | 人が見るべきところ |
|---|---|---|
| 相場・売れ行きの調査 | 集めたデータを整理・比較するのは得意 | 数字の出どころが正しいか |
| 仕入れるかの判定 | 条件に合うかのふるい分けは得意 | 最後に買うかどうか(特に中古) |
| タイトル・説明文 | 80点の文章を一瞬で出せる | スペックや状態の書きまちがい |
| 商品画像の加工 | 背景を整える・サイズをそろえる | 実物とちがって見えないか |
| 値下げ・価格の見直し | いつ、いくら下げるかの判断 | 最低価格(ここより下げない線)は人が決める |
| 仕入れ・利益・在庫の記録 | メールからの自動入力や、計算・表づくりは得意 | 手数料や送料の数字が今と合っているか |
見てのとおり、ほとんどの作業でAIは使えます。ただ、どの作業にも「人が見るべきところ」が残るんです。
私のAIの使い方:ほぼ全部の作業にAIを使っている
私は今、中古パソコン転売のほぼ全部の作業にAIを使っています。使っているのは主にClaudeで、一部だけ自分の目で確認する、という形です。
説明文はAIに作らせる
中古パソコンの説明文は、メーカーやスペックごとに毎回書き分けるので手間がかかります。そこで、スペックを入れるとタイトルと説明文を出すしくみを、AIに聞きながら3時間ほどで作りました。
出てくる文章は80点くらい。それでも、そのまま出品したら2日後に売れました(笑)


仕入れ管理表は、メールから自動で入力
仕入れの記録も、手で打つのをやめました。落札や購入のときに届くメールを読み取って、仕入れ管理のスプレッドシートに自動で入力されるしくみを作っています。
日付・商品名・仕入れ値などを毎回打ち込むのは、地味に時間がかかるうえに、打ちまちがいも起きやすいんですよね。台数が増えるほど、ここを自動にした効果は大きいです。
ちなみに、取り込むメールには相手の名前や住所が入っていることもあります。管理表は自分だけが見られる場所に置いておきましょう。
仕入れ判断・価格の見直し・画像加工は、自作ツールで
ほかにも、仕入れの判断、値下げ、商品画像の加工の作業を、AIと一緒に作った自作ツールで効率化しています。
ツールといっても、プログラミングの専門家が作るようなものではありません。私の場合、今は欲しいツールを、AIに相談しながら2〜3日あれば作れるようになりました。



どこを効率化したいか分かっているのは、何年も同じ作業を手でやってきたからだと思っています。AIに経験を足してもらうんじゃなくて、自分の経験をAIで速くする感じですね。
新品と中古で、AIに任せられる範囲はちがう
いちばん大事なのはここです。最後の仕入れ判断だけは、自分でやっています。
| 種類 | 理由 | AIへの任せ方 |
|---|---|---|
| 新品 | 型番が同じなら中身も同じ。価格や売れ行きのデータで判断しやすい | AIに任せてもいい場面が多い(ただし出品制限や転売規制の確認は別) |
| 中古 | 同じ型番でも、傷・バッテリー・付属品・動作が1台ずつちがう | 最後は自分の目で判断する |
新品なら、型番さえ合っていれば中身は同じなので、データだけで判断しやすいんです。中古は、写真や説明文の小さな書き方から状態を読み取る必要があって、ここはまだ人の経験が効きます。
中古パソコンを仕入れるときに、私が何を見ているかは、こちらにまとめています。


これからせどりでAIを使うなら、この順番で
いきなり全部を自動にしようとすると、まずうまくいきません。手でやる→時間がかかるところをAIにの順番がおすすめなんですよね。
どこに時間がかかるか、どこで迷うかは、自分でやってみないと分かりません。
説明文、相場の確認、利益の計算など。毎回同じことをしている作業ほど、AIに向いています。
いちばん始めやすいのがここです。スペックや状態を渡して、タイトルと説明文の下書きを作ってもらい、まちがいがないか自分で確かめます。
Amazonの価格や売れ行きはKeepaで見られます。グラフの読み方が分からないときに、AIに読み解きを手伝ってもらうのもアリです。


メルカリには、出品画面で「出品中に自動で価格を調整する」をONにして最低販売価格を決めると、その価格まで自動で調整してくれる公式の機能があります。
メルカリの自動値下げのくわしい内容は、メルカリの公式のお知らせで確認できます。
そのまま使える、AIへの頼み方の例
AIは、何をしてほしいかを具体的に伝えるほど、使える答えを返してくれます。せどりの作業で使いやすい頼み方を、いくつか置いておきますね。
説明文を作ってもらう
次のスペックと状態をもとに、メルカリ用の商品タイトルと説明文を作ってください。タイトルはメルカリの文字数の上限に収めてください。
状態は、私が書いた内容だけを使い、書いていないことは足さないでください。[メーカー・型番・CPU・メモリ・ストレージ・状態・付属品]
「書いていないことは足さない」と入れておくと、AIが勝手に「美品」などと盛るのを防げます。
仕入れてよいかを計算してもらう
仕入れ値○円、売れそうな価格は○〜○円、販売手数料は10%、送料は○円です。利益と利益率を計算して、赤字にならない最低の売値も教えてください。
手数料や送料の数字は、自分で公式の最新の数字を入れてください。AIに任せると、古い数字で計算することがあります。
値下げの最低ラインを決めてもらう
仕入れ値○円、販売手数料10%、送料○円で、最低○円は利益を残したいです。ここより下げてはいけない価格を計算してください。
ここで出た価格を、メルカリの自動値下げの「最低販売価格」に入れておけば、赤字まで下がる心配がありません。
せどりでAIを使うときの注意点
便利な反面、AIに入れていい情報と、AIの答えのたしかめ方には気をつけたいんですよね。
購入者の個人情報はAIに入れない
取引メッセージをそのまま貼りつけると、購入者の名前や住所がAIに入ってしまうことがあります。個人情報保護委員会も、生成AIサービスの利用について注意をよびかけています。
- 購入者の名前・住所・電話番号などの個人情報
- 各サービスのIDやパスワード
- 仕入れ先との取引条件など、外に出したくない情報
使っているAIに、入力した内容を学習に使わせない設定があるかも、一度確認しておくと安心です。
AIに相談するときは、名前・住所・電話番号などを消してから貼りましょう。くわしくは個人情報保護委員会のページも確認できます。
手数料や規約の数字は、公式でたしかめる
AIは、古い手数料や変わる前の規約を、それっぽく答えてしまうことがあります。お金やルールに関わる数字は、必ず各サービスの公式ページで確認しましょう。
自動化ツールを使うなら、各サービスの規約を自分で読んでから
外部のツールでフリマやオークションを操作するときのルールは、サービスごとにちがいます。たとえばLINEヤフーの利用規約では、BOTやチートツールなどの技術的な手段でサービスを不正に操作する行為が禁止されています。
どこまでがOKかは、使うサービスの規約を自分で読んで判断するしかありません。メルカリの値下げのように公式の機能があるなら、まずはそれを使うのがいちばん安心なんですよ。
せどり×AIのよくある質問
最後に、よく聞かれることに答えておきますね。AIは相棒、判断は自分です。
- AIを使えば、せどりは自動で稼げますか?
-
自動で稼げる、とまではいきません。作業はかなり速くなりますが、何を仕入れるか、最後に買うかどうかを決めるのは人です。私も、AIで速くなった分を、仕入れと販売の台数を増やすことに回しています。
- AIに入力してはいけない情報は?
-
購入者の個人情報、IDやパスワード、仕入れ先との取引条件など、外に出したくない情報です。相談するときは、名前や住所を消してから貼りましょう。
- せどりに使うAIは、どれがいいですか?
-
私は主にClaudeを使っています。ChatGPTやGeminiでも、説明文づくりや相談相手としては十分使えます。まずは無料で使える範囲で試して、手になじむものを選べばOKです。
- プログラミングができなくても、ツールは作れますか?
-
作れます。私も、ChatGPTの使い方は知識ゼロのところから、AIに聞きながら説明文のツールを約3時間で作りました。「何を自動にしたいか」がはっきりしていれば、AIが作り方を教えてくれます。
- 初心者でもAIを使ったほうがいいですか?
-
使ってかまいませんが、先に自分の手でひととおりやってみるのがおすすめです。手でやったことがない作業は、AIの答えが正しいかどうかも判断できないからです。


まとめ
せどりのAI活用は、手でやってきた作業を、AIで速くするのが正解なんですよね。
- リサーチ・説明文・画像・値下げまで、多くの作業をAIで効率化できる
- どの作業にも「人が見るべきところ」が残る
- 新品はAIに任せやすいが、中古の最後の仕入れ判断は自分の目で
- まず手で1回やってから、時間がかかる作業をAIに任せる
- 個人情報はAIに入れない。値下げはメルカリ公式の自動調整から
中古パソコン転売のやり方そのものは、こちらでくわしく書いています。














