副業くんKeepaの「ランキングの下降回数」って、売れた数と思っていいんですか?先月の購入って数字もあって、どっちを信じればいいのか分からなくて…。
どちらも「どれくらい売れているか」の目安ですが、意味がちがうので迷いますよね。
この記事では、Keepaの「ランキングの下降回数」と「先月の購入」が何を表しているかを、Keepaの公式の説明と、有料版の製品ファインダーで実際に集めたデータでくらべました。せどりの仕入れ判断での使い分けも紹介します。
ランキングの下降回数は売れた数の目安ですが、売れている商品では実際より少なく出る傾向があります。先月の購入は、推定ではなくAmazonが表示している値(50+のような幅つき)です。
私が集めたデータでは、先月3,000個以上売れた商品でも、下降回数は90日で85〜89回でした。先月の購入が出ている商品はそちらを優先し、出ていない商品は下降回数とグラフで見るのがおすすめです。
この記事の内容は、2026年10月12日に、Keepaの公式の説明と私のKeepa有料版の画面で確認しています。
ランキングの下降回数(Sales Rank Drops)とは?
ランキングの下降回数は、Amazonの売れ筋ランキングの数字が小さくなった(順位が上がった)回数のことです。商品が売れると順位が上がるので、売れた回数の目安として使われているんですよね。
ただし、ほかの商品の売れ行きしだいで順位が上がることもあるので、下降回数がそのまま売れた個数になるわけではありません。
KeepaのAPIの説明では、「売上を示すと見なされる、ランキングの下降の回数」と書かれています。APIでの名前は「salesRankDrops30」などで、製品ファインダーの表では「過去90日間の減少」などと表示されます。
| 期間 | 意味 |
| 30日 | 直近30日に、ランキングが下がった(順位が上がった)回数 |
| 90日 | 直近90日の回数 |
| 180日・365日 | それより長い期間の回数 |
ポイントは、公式の説明でも「売上を示すと見なされる」までで、1回が1個の販売とは書かれていないことです。ここが、使い方のいちばんの注意点なんです。
「先月の購入」とは?
「先月の購入」は、Amazonの商品ページや検索結果に出る「過去1か月で〇点以上購入されました」の値です。Keepaの説明でも、推定ではなくAmazonが出している値だと書かれています。


ただし、Amazonは「50+」「100+」のように幅のある数字でしか出していません。また、この表示がない商品も多いので、どの商品でも見られるわけではないんですよね。
バリエーション(色やサイズちがい)ごとに数字が分かれているのも特徴です。どの色が売れているかの調べ方は、こちらにまとめています。


実際にくらべてみた:下降回数と先月の購入
Keepa有料版の製品ファインダーで、先月の購入が50以上の商品の、90日の下降回数を並べてみました。2026年10月12日に、約16商品を見た中から抜き出したものです。
| 今の順位 | 90日の下降回数 | 先月の購入 |
| 1,000位(コンタクトの洗浄液) | 89回 | 3,000+ |
| 1,000位(化粧用のコットン) | 85回 | 3,000+ |
| 1,000位(イヤホン) | 151回 | 500+ |
| 1,000位(マウス) | 96回 | 100+ |
| 15,000位(土のう袋) | 50回 | 50+ |
| 15,000位(寄せ鍋 18cm) | 35回 | 100+ |
| 約10万位(ファッションのカテゴリの商品) | 1回 | 200+ |
先月3,000個以上売れている商品でも、90日の下降回数は85〜89回でした。90日は3か月分なので、月にならすと30回ほど。先月の購入の100分の1以下に見えてしまうんです。
100+〜500+の商品でも、下降回数を月にならすと3分の1〜15分の1ほどでした。
見ている期間が「90日」と「先月」でちがうので厳密な比較ではありませんが、売れている商品ほど下降回数が少なく出る傾向ははっきり出ていました。
反対に、下降回数が90日で1回しかないのに、先月の購入が200+の商品もありました。下降回数だけで判断すると、売れている商品を見落とすこともあるんですよね。
順位ごとの下降回数の目安(私のデータ)
| 今の順位 | 90日の下降回数 |
| 1,000位前後 | 61〜151回 |
| 15,000位前後 | 35〜66回 |
| 約10万位 | 1〜73回 |
同じくらいの順位でも、商品によって回数にかなり幅がありました。順位だけで売れ数を決めつけないほうがいいですよ。
グラフで見るとこうなる


上の表の寄せ鍋は、3か月で順位が1万〜6万位くらいを行き来していました。下の「月間販売数」として出る黄色い線は、50と100のあいだを動いています。
Amazonの「100点以上購入」の表示とも合っていて、下降回数(90日で35回)より多く売れているように見えます。
仕入れ判断での使い分け
使い分けのコツは、「先月の購入」があれば優先、なければ下降回数とグラフです。
| 商品のタイプ | 見るところ |
| 先月の購入が出ている商品 | 先月の購入を優先。下降回数は少なく出ることが多いので参考程度 |
| 先月の購入が出ていない商品(売れていないとは限らない) | 30日・90日の下降回数と、グラフの順位の動き |
| 色・サイズちがいがある商品 | 先月の購入をバリエーションごとに見る(ランキングは親子で同じことが多い) |
下降回数は、数字をそのまま個数にせず「おおよその売れ行き」として見るのが安全です。何個仕入れるかの計算のしかたは、こちらにまとめています。


ライバルの数もあわせて見る
売れている数が分かっても、同じ商品を売る人が多ければ自分の分は少なくなります。出品者の数や、カートを誰が取っているかもあわせて確かめましょう。
製品ファインダーで条件に使うときの注意
製品ファインダーでは、下降回数も先月の購入も、条件に入れて絞り込めます。ただ、それぞれのくせを知っておかないと、思っていた結果にならないんですよね。
- 「先月の購入」を条件に入れると、その表示がない商品はすべて外れる
- 下降回数を多めの条件にすると、売れている商品まで外れることがある(私のデータでは、1,000位前後でも90日で最大151回だった)
- 迷ったら、先月の購入と下降回数のどちらかだけを条件にして、件数を見ながら調整する
製品ファインダーの使い方と、実際に試した条件は、こちらにまとめています。


下降回数・先月の購入のよくある質問
最後に、よく聞かれることに答えておきますね。下降回数は目安、先月の購入はAmazonの表示と覚えておけば迷いません。
- 下降回数は無料版でも見られますか?
-
売れ筋ランキングの推移は、Keepaの有料版で見られる情報です。無料版のグラフでは、売れ筋ランキングに鍵マークがついていて表示されません。
- 先月の購入が表示されない商品があるのはなぜ?
-
Keepaの説明によると、多くの商品にはこの値が出ていません。Amazonが「過去1か月で〇点以上購入」を出している商品だけに表示されます。
- 下降回数30回なら、月30個売れていると考えていい?
-
月30個とは決めつけず、おおよその目安と考えるのが安全です。私のデータでは、売れている商品ほど実際より少なく出る傾向がありました。
- ランキングの下降回数とERESAの「降下回数」は同じですか?
-
ERESAのよくある質問では、Keepaの「Drops last」と同じ数値だと説明されています。
まとめ
Keepaの下降回数と先月の購入は、役割がちがう目安なんです。
- 下降回数は、ランキングの順位が上がった回数。Keepaも「売上を示すと見なされる」までの説明
- 先月の購入は、Amazonの「過去1か月で〇点以上購入」の値。推定ではないが、幅のある数字で、出ない商品も多い
- 先月3,000個以上売れた商品でも、90日の下降回数は85〜89回だった
- 先月の購入が出ている商品はそちらを優先、出ていない商品は下降回数とグラフで見る
- 下降回数は個数ではなく、おおよその売れ行きの目安として使う
Keepa有料版のグラフの読み方は、こちらで書いています。














