副業くんAmazonせどりを調べていると「FBA」「フルフィルメント by Amazon」って言葉がよく出てきます。結局なにをしてくれるサービスで、使ったほうがいいんですか?
英語まじりの名前なので、ぱっと聞いてもピンとこないですよね。
この記事では、FBA(フルフィルメント by Amazon)の仕組み、かかる料金、メリットとデメリット、自分で発送する方法との選び方を、Amazon出品サービスの公式ページの情報でまとめました。
FBAは、商品をAmazonの倉庫に預けておくと、売れたあとの梱包・発送・問い合わせ・返品対応までAmazonがやってくれるサービスです。
出品した商品はプライムの対象になり、お急ぎ便でも届けられます。そのかわり、売れるたびの配送代行手数料と、置いている間の在庫保管手数料はかかるので、そこはタダではありません。
家で発送の作業をしにくい会社員の副業とは相性がいい一方、売れ残ると保管料が積み上がるので、回転の遅い商品には向きません。
この記事の内容は、2026年10月29日にAmazon出品サービスの公式ページ(FBA・料金)で確認しています。
FBA(フルフィルメント by Amazon)とは?
まずは言葉の意味から。ここが分かると、あとの話がすっと入ってきますよ。
FBAは「Fulfillment by Amazon」の略で、Amazonフルフィルメントセンター(Amazonの倉庫)に商品を納品すると、注文の受注・梱包・発送・カスタマーサービス・返品対応をAmazonが代行するサービスです。
「フルフィルメント」は、注文を受けてから商品を届け、返品や問い合わせに応えるまでの一連の作業のこと。Amazonの公式ページでも、ピッキング・梱包・配送・在庫管理・返品・カスタマーサポートまで含む言葉として説明されています。
FBAは、その全部をまるっと任せる仕組みというわけ。
| 保管 | Amazonの倉庫(出品者は家に在庫を置かない) |
| 梱包・発送 | Amazonが行う(梱包のデザインは選べない) |
| 購入者からの問い合わせ | Amazonが対応 |
| 返品・返金 | Amazonが対応(交換は不可) |
| 出品者がやること | 仕入れ、出品、倉庫への納品、価格の見直し |
購入者から見ると、商品ページに「この商品は、出品者名が販売し、Amazonが発送します」と出ている商品がFBAの商品です。
FBAの仕組み|商品が売れるまでの流れ
流れはシンプルで、出品者は「倉庫に送るところまで」、そこから先はAmazonという分担。公式ページの手順をもとに並べると、こうなります。
セラーセントラルの歯車アイコンから[アカウント情報]を開き、[管理]→[FBAに登録]で登録します。
新しく出品するときに「Amazonから出荷」を選びます。すでに出している商品も、あとからFBAに切り替えOK。
セラーセントラルの納品の手続きで、送る商品と数を決め、商品ラベルを貼って箱に詰めます。
箱に配送ラベルを貼って発送。納品プランの管理の画面で、受け取りの状況を追えます。
注文が入ると、Amazonが倉庫から取り出して梱包し、購入者に届けます。問い合わせと返品の対応もAmazonの担当。
納品の箱にはサイズや重さの決まりがあって、守らないと受け取ってもらえないことも。箱のルールはこちらにまとめています。


FBAの料金はいくら?かかるのは主に2つ
FBAを使うと、出品プランの料金と販売手数料に加えて、売れたときの「配送代行手数料」と、預けている間の「在庫保管手数料」がかかります。FBAを使うのに初期費用や月額固定費はなく、お金がかかるのは売れたときと預けている間です。
| 配送代行手数料 | 売れた商品1点ごと。ピッキング・梱包・配送・カスタマーサービス・返品の料金込み。サイズと重さで決まる(例:小型〈25×18×2.0cm以下・250g以下〉288円、標準の最小区分 318円。どちらも商品価格1,000円超の場合で、1,000円以下は222円・252円) |
| 在庫保管手数料 | 倉庫に置いている体積と日数で日割り。10〜12月は1〜9月より高い |
| そのほか | 長く売れ残った在庫の追加手数料、ラベルや準備が不十分なときの納品不備受領作業手数料、返送・廃棄の手数料、購入者返品手数料など |
金額はどれも税込(公式の料金ページの表示)
ここで大事なのは、保管手数料は売れるまで毎日かかり続ける、という点です。売れ残った在庫ほど、じわじわ利益を削っていきます。
手数料の一覧と、実際に1個売ったときの計算は、こちらの記事で。





手数料の表を見ると高く感じますけど、梱包資材・送料・発送にかかる自分の時間を全部足して比べるのがコツ。時給で考えると、FBAのほうが安いことはけっこうありますよ
FBAのメリットは?
いちばん大きいのは、やっぱり「発送を自分でやらなくていい」ことですよね。
- 商品がプライムの対象になり、お急ぎ便や当日お届けで届けられる
- 梱包・発送をしなくていいので、平日に家を空ける会社員でも続けやすい
- 購入者からの問い合わせと返品の対応をAmazonがしてくれる
- 家に在庫を置かなくていい(置き場所に困らない)
- キャンセル率や出荷遅延率が、FBAの注文には適用されない(公式資料)
最後の点は意外と見落とされがちです。Amazonの公式資料では、キャンセル率や出荷遅延率は「出品者出荷にのみ適用」と書かれています。
自分で発送していると、在庫切れのキャンセルや発送の遅れがそのままアカウントの成績に響くので、ここは地味に大きい差。
ただし、低い評価などを数える注文不良率は、FBAの注文でも関係します。
プライムの表示とお急ぎ便は、購入者にとって「早く届く」という分かりやすい安心材料。公式ページでも、売上やリピート購入につながる可能性があると案内されています。
FBAのデメリットは?
もちろん、いいことばかりではありません。ここを知らずに始めると、あとで「思ってたのと違う…」となりがちです。
- 売れるたびに配送代行手数料がかかる(安い商品ほど手数料の割合が重い)
- 売れ残ると在庫保管手数料がかかり続ける。年末(10〜12月)は保管料が上がる
- 納品のたびに、ラベル貼り・箱詰め・倉庫への発送の手間と送料がかかる
- 扱えない商品や、FBAで使うための条件がある商品がある
- 梱包はAmazonの規定に沿うので、個別の梱包デザインは基本的に選べない
売れない在庫を預けっぱなしにしない
FBAの保管料は、売れない限り止まりません。回転の遅い商品をたくさん預けると、保管料で利益が消えるので、仕入れる前に「どれくらいの期間で売れるか」を見ておきましょう。売れ残った在庫は、値下げするか、返送・廃棄(手数料あり)を決めます。
消費期限のある商品は、倉庫に着いた時点で残っている日数などの決まりがさらに加わるので、食品や化粧品を扱うなら、こちらも読んでおいてください。


FBAと自己発送(出品者出荷)、どっちを選ぶ?
公式ページでも案内されているとおり、FBAと自己発送は商品ごとに使い分けられます。全部どちらかに決める必要はありません。
| 発送の時間がとれない(会社員の副業) | FBA向き |
| 小さくて軽く、よく売れる商品 | FBA向き |
| 大きい・重い、なかなか売れない商品 | 自己発送も考える(保管料が重い) |
| 中古品で、1点ずつ状態を説明したい | どちらもあり。返品時の確認の手間も考える |
| FBAで扱えない、条件がある商品 | 自己発送 |
迷ったら、Amazonの料金シミュレーターに商品と自分の送料を入れて、手元に残る金額を比べるのが早いです。自己発送のやり方と費用の違いは、こちらの記事で。





最初は「よく売れる小さい商品だけFBA、ほかは様子見」くらいで十分。いきなり全部預けて、保管料の請求で青ざめるのはありがちなパターンです(笑)
せどりでFBAを使うときに知っておきたいこと
せどりならではの注意もあります。最近変わったところもあるので、古い情報をうのみにしないでくださいね。
「FBAじゃないとカートが取れない」は今はちがう
2026年9月以降、おすすめ出品(カート)の利用資格の要件は撤廃され、すべての出品者の商品がカートの対象として評価されるようになりました。FBAかどうかだけでカートが決まるわけではありません。
FBA新商品特典は、ブランド登録済みの商品向け
公式の「FBA新商品特典プログラム(2026)」は、はじめてFBAに出品するブランド登録済みの対象商品が対象で、ノーブランド品は対象外です。
対象はブランド登録をしている商品なので、ほかのメーカーの商品を仕入れて売るせどりでは、基本的に当てはまりません。
FBAの在庫は、ほかの販路の注文にも使える
FBAの在庫から、自社サイトや他のモールの注文を出荷するマルチチャネルサービスもあります。料金と使える販路はこちら。


FBA(フルフィルメント by Amazon)のよくある質問
最後に、よく聞かれることをまとめておきますね。FBAに初期費用や月額固定費はなく、お金がかかるのは売れたときと保管中です。
- フルフィルメントセンターとは何ですか?
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FBAの商品を保管し、注文が入ったら発送するAmazonの倉庫のことで、出品者はここに商品を納品します。
- FBAは1個からでも使えますか?
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使えます。公式ページでも、FBAが向いているケースの1つに「1商品からでもフルフィルメントを活用したい」が挙がっているくらい。ただ、送る箱ごとに送料がかかるので、まとめて納品したほうが1個あたりの送料は下がりますよ。
- FBAを使うのに、初期費用や月額料金はかかりますか?
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FBAを使うのに初期費用や月額固定費はなく、かかるのは売れたときの配送代行手数料と、保管中の在庫保管手数料です(出品プランの料金と販売手数料は別)
- FBAの商品が返品されたらどうなりますか?
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返品の受付と返金はAmazonが対応します。購入者向けの案内では、FBAの商品の返品ポリシーはAmazon.co.jpが販売する商品と同じで、交換はできません。
- 自己発送の商品とFBAの商品を同時に出せますか?
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出せます。公式ページでも、FBAと自社配送の併用ができると案内されているので、商品ごとに選べばOK。
まとめ
FBAは、発送の手間をお金で買うサービスと考えると分かりやすいです。
- FBAは、Amazonの倉庫に預けた商品の梱包・発送・問い合わせ・返品をAmazonが代行するサービス
- 出品者は、仕入れ・出品・倉庫への納品までを担当する
- 料金は主に、売れるたびの配送代行手数料と、置いている間の在庫保管手数料
- メリットはプライム対象・作業が減る・キャンセル率や出荷遅延率がかからないこと
- デメリットは手数料と、売れ残ったときの保管料。年末は保管料が上がる
- FBAと自己発送は商品ごとに使い分けられる
Amazonせどりの始め方を全体から知りたい方は、こちらをどうぞ。











