副業くんAmazonで物を売ってみたいんですけど、個人でもできるんですか?出品のやり方も、お金がいくらかかるのかも、よく分からなくて…。
Amazonに出品するのって、なんだか会社がやるものというイメージがありますよね。でも、個人でもちゃんと出品できるんです。
私は2014年にAmazonの出品用アカウントを作って、ブックオフの100円コーナーの本からせどりを始めました。それ以来、ずっと物を売り続けています。
この記事では、Amazonへの出品のやり方を、実際のセラーセントラルの画面で順番に解説します。費用や、小口と大口の選び方も正直に書きますね。
個人でもAmazonに出品できます。月49点までなら小口出品(1点100円)、50点以上なら大口出品(月4,900円)が目安です。
出品は「商品を検索 → コンディションを選ぶ → 価格・在庫・配送方法を入れる → 送信」の流れ。すでにある商品ページに出品するのが、いちばんかんたんです。
この記事の料金・規約は、2026年10月7日にAmazon出品サービスの公式サイトとセラーセントラルのヘルプで確認しています。
個人でもAmazonに出品できる?いくらかかる?
結論から言うと、個人でもAmazonに出品できます。Amazonの出品サービスの公式サイトでも、個人・法人のどちらでも始められると案内されています。
出品するには、まず「出品用アカウント」を作ります。ふだん買い物に使っているアカウントとは別なんですよね。公式に案内されている、登録に必要なものはこちらです。
- 顔写真付きの身分証明書(パスポート、運転免許証など。マイナンバーカードは不可)
- 過去180日以内の取引明細書(クレジットカードやネットバンキングの明細など)
- クレジットカード(月額料金などの支払い用)
- 売上を受け取る銀行口座
- 電話番号とメールアドレス
- 納税情報(登録の途中で入力)
登録の手順と、審査で止まりやすいところは、こちらでくわしく書いています。


かかるお金は「出品プランの料金」+「販売手数料」
| 小口出品 | 商品が売れるたびに1点100円(税抜)+販売手数料。月額はなし |
| 大口出品 | 月額4,900円(税抜、税込5,390円)+販売手数料。何点売っても月額は同じ |
| 販売手数料 | カテゴリーによって、多くは5〜15.4%。本・DVD・ミュージックなどは15.4% |
| カテゴリー成約料 | 本・ミュージック・DVD・ビデオ・PCソフトだけ、1点ごとに140円(小口・大口どちらも) |
販売手数料は、商品の価格に配送料などを足した「合計の売上」にかかります。売上は、2週間ごとに銀行口座へ振り込まれます。
たとえば、1,000円の中古本を小口出品で売ると、販売手数料154円+カテゴリー成約料140円+100円で、少なくとも394円が引かれます(購入者が払う配送料にも販売手数料がかかります)
本は思ったより手数料が重いんですよね。
小口出品と大口出品、どっちを選ぶ?
迷ったら、月に49点までなら小口、50点以上なら大口が目安です。100円×49点=4,900円なので、ちょうど50点あたりで大口のほうが安くなるんですよね。
| 小口出品が向いている人 | 毎月49点まで売る。売る物がまだ決まっていない。家の不用品を少し売りたい |
| 大口出品が向いている人 | 毎月50点以上売る。出品許可が必要なカテゴリーも売りたい。広告や一括出品を使いたい |
公式の比較表では、「制限が課せられるカテゴリーの商品を販売する」「一括出品」「広告」などは、大口出品向けの機能として書かれています。
「小口だとカートが取れない」は、もう古い
ネットでは「小口出品だとカート(おすすめ出品)が取れない」とよく書かれています。でも、セラーセントラルのヘルプによると、2026年9月以降、出品者の資格要件がなくなりました。
今は、すべての出品者の商品がおすすめ出品の対象として評価されます。小口でも、価格や配送の速さなどしだいでカートに選ばれる可能性がある、ということなんです。
それでも、せどりで仕入れて売り続けるなら、数と機能の面で大口のほうが有利です。プランはあとから変更もできます。


Amazonへの出品のやり方|画面で見る6ステップ
ここからは、実際のセラーセントラルの画面で、出品の流れを見ていきます。すでにある商品ページに自分の在庫を出すのが、いちばんかんたんなやり方です。
例として、中古の本を出品する流れで説明しますね(画面は2026年10月時点。実際の出品はしていません)
セラーセントラルのメニューから「商品の追加」を開くと、「商品の出品」という画面になります。商品名での検索、商品画像、製品コード(JANやISBN)などから探し方を選べます。


商品名や製品コードで検索すると、Amazonにある商品ページが一覧で出ます。売れ筋ランキングと最低価格もここで見られます。


商品を開いたら「コンディションを選択して販売する」で、新規・中古・コレクター商品・再生品から選びます。ここでは大まかな区分だけ。細かいランクは、次の画面で選びます。




コンディションを選ぶとボタンが押せるようになります。押すと、価格や在庫を入れる画面に進みます。


配送方法は「フルフィルメントチャネルコード」という分かりにくい名前の欄です。何それ?って感じですよね(笑) 上がFBA(Amazonから出荷)、下が自分で発送する出品者出荷です。
販売価格を入れて、「商品の状態」で中古のくわしいランク(ほぼ新品・非常に良い・良い・許容可能)を選びます。




出品者出荷を選ぶと在庫数の欄が出ます。中古品は「提供条件に関する注記」に傷や付属品の有無を書き、写真も入れておくと安心です。最後に「送信」で出品されます。


価格の欄の下に「最低価格に一致」というリンクが出ますが、この画面では、中古の最安値は630円なのに1,760円(新品の最安値)が出ていました。押さずに、自分で入れるほうが安全です。
価格は、Keepaで「実際に売れている値段」を見てから決めるのがおすすめです。


出品できない商品・許可が必要な商品もある
商品を検索すると、「このブランドには出品許可が必要です」と出て、出品できないことがあります。これが、いわゆる出品制限(出品規制)です。


初めて見ると、ちょっとビックリしますよね。でも、新しいアカウントでは、人気のブランドほど制限がかかっているのがふつうなんです。
出品許可の申請には、購入時の請求書(日付が180日以内のもの)などが必要です(セラーセントラルのヘルプより)



私の経験では、卸サイトの請求書に加えて、ヨドバシ・ドット・コムの領収書で通ったこともあります。どこで買った書類が通りやすかったかは、別の記事にまとめていますよ。
どんな商品に制限があるか、解除のしかたは、こちらにまとめています。






中古品を出すときのコンディションの決め方
中古品は、状態を「ほぼ新品・非常に良い・良い・許容可能」の4つから選びます。迷ったら、1つ下のランクにしておくのが、トラブルを防ぐコツなんですよね。
Amazonのコンディションガイドラインには、ランクごとの目安が決められています。たとえば、メーカー保証の期間が始まっている物や、個人(個人事業主を除く)から仕入れた物は、「新品」では出せないとされています。
「思ったより状態が悪い」は、悪い評価のもと
買った人が期待した状態より悪いと、返品や悪い評価につながります。傷や汚れ、付属品の欠けは、注記に正直に書きましょう。
保証書や新品の判断で迷いやすいところは、こちらでくわしく書きました。


自分で発送する?FBAにまかせる?
配送方法は、自分で発送する「出品者出荷」と、Amazonにまかせる「FBA」の2つです。どちらにもいいところがあるんですよ。
| どんなしくみ? | 向いている人 | |
|---|---|---|
| 出品者出荷 | 注文が入るたびに自分で梱包・発送する。FBAの手数料はかからない | 少しだけ売る人、大きい物を売る人 |
| FBA | 商品をAmazonの倉庫に送っておくと、注文・梱包・発送・返品の対応までAmazonがやってくれる | たくさん売る人、発送の手間を減らしたい会社員 |
FBAには配送代行手数料と在庫の保管料がかかります。配送代行手数料は、25×18×2cm以下・250g以下の小型サイズなら1点288円(商品が1,000円以下なら222円)
厚めの本などは標準サイズになり、318円(1,000円以下なら252円)からです(公式の料金ページより、税込)
会社員の副業なら、平日に発送しなくていいFBAはかなりラクです。FBAで納品するときの箱の決まりは、こちらにまとめています。


Amazonにない商品を出品したいときは?
検索しても商品ページが見つからないときは、自分で新しい商品ページを作ることになります。検索結果のいちばん下の「商品を登録する」から進めます。
新しく作るには、JANなどの製品コード(GTIN)が必要です。製品コードのない商品は、GTIN免除の申請をしてから作ります。
ただ、商品名や画像、説明文まで全部自分で用意するので、最初はかなり大変です。慣れるまでは、すでにある商品ページに出品するのがおすすめですよ。
ノーブランド品や、自分のオリジナル商品を出すときの注意は、こちらに書いています。


出品したあとは?注文が入ったら
出品して終わり、じゃないんです。注文が入ってからの動きは、出品者出荷とFBAで大きくちがうんですよね。
| 出品者出荷 | 注文の通知が来る → 梱包して発送 → セラーセントラルで出荷通知(追跡番号)を送る |
| FBA | 倉庫に納品しておけば、注文が入ったあとの発送はAmazonがやってくれる |
出品者出荷の場合は、出荷の期限を守ることがとても大事です。遅れると、アカウントの評価に影響します。送料は、セラーセントラルの配送設定で先に決めておきましょう。
個人でAmazonに出品して、儲かる?
ここは正直に書きますね。不用品を売るなら、手軽で便利。仕入れて売るなら、やり方しだいです。
| 家の不用品を売る | 小口出品で十分。売れるたびに100円+販売手数料。古物商許可はいらない |
| 仕入れて売る(せどり) | 大口出品がほぼ必須。中古品を仕入れて売るなら古物商許可が必要。利益が出るかは仕入れしだい |
新品をAmazonで売るせどりは、利益が薄いうえに、ツールなどの固定費がかかります。私も新品に手を広げて、お金でかなり苦労しました。
Amazonせどりを始めるのに必要な資金と、正直な話は、こちらにまとめています。


副業として始めるなら、こちらも参考にしてください。


Amazon出品のよくある質問
最後に、Amazonに出品する人からよく聞かれることに答えておきますね。まずは小口で、家にある物を1つ出してみるのが近道です。
- スマホだけで出品できますか?
-
出品はできます。Amazonの出品者向けの無料アプリで、商品の検索や出品、注文の確認ができます。登録は、パソコンのほうが進めやすいです。
- 売上はいつ入金されますか?
-
売上は2週間ごとに、登録した銀行口座へ振り込まれます。注文によっては、お届け日から一定の期間、支払いが留保されることがあります。
- 出品したあと、価格は変えられますか?
-
セラーセントラルの在庫管理の画面から、いつでも変えられます。
- 小口出品から大口出品に変えられますか?
-
いつでも変えられます。売る数が増えてきたら、大口出品に切り替えましょう。


まとめ
Amazonへの出品は、やってみると意外とかんたんなんですよね。まずは家にある本を1冊、出してみるところから始めてみてください。
- 個人でもAmazonに出品できる(顔写真付きの身分証などが必要)
- 月49点までなら小口(1点100円)、50点以上なら大口(月4,900円)
- 本・DVDなどは、1点ごとにカテゴリー成約料140円もかかる
- 2026年9月から、小口でもカート(おすすめ出品)の対象に
- 出品は「検索 → コンディション → 配送方法・価格・状態 → 送信」
- ブランドやカテゴリーによっては、出品許可が必要
- 中古は状態を正直に。迷ったら1つ下のランクに
- 仕入れて売るなら、大口出品と古物商許可が必要








