副業くん本のせどりって、古本屋で安く買ってAmazonで売るやつですよね?元手も少なそうだし、初心者向けって聞いたんですけど、今でも稼げますか?
本のせどりは、せどりの元祖みたいな存在です。ただ、今は昔ほどラクに稼げるやり方ではないんですよね。
実は私も、2014年にAmazonの出品用アカウントを作って、ブックオフの100円コーナーの本からせどりを始めました。そこから物販を11年続けています。
この記事では、本のせどりの今のやり方と、利益が出にくい理由、向いている人を、Amazonの手数料をもとに正直にまとめます。
本のせどりは今でもできますが、1冊ごとの手数料が重く、安い本を数多く回す商売です。片手間で大きく稼ぐのはむずかしいです。
専門書など、自分が詳しいジャンルを持っている人や、コツコツ作業が苦にならない人には向いています。
この記事のAmazonの手数料は、2026年10月7日にAmazon公式(出品サービスの料金ページ・セラーセントラルのヘルプ)で確認しています。
本のせどりとは?
本のせどりは、古本屋などで本を安く仕入れて、Amazonやフリマアプリで高く売ることです。もともと「せどり」という言葉自体が、古本の世界から来たと言われているんですよね。
本はバーコード(ISBN)があるので、相場を調べやすいのが特徴です。Amazonでも、ISBNで商品ページを探して出品できます。
古本と新刊、どっちのせどり?
本のせどりは、ほぼ古本(中古本)が中心です。新刊は「再販制度」があって、本屋さんでの値引きが基本的にないからなんです。
公正取引委員会によると、定価で売ることが認められているのは、書籍・雑誌・新聞・レコード盤・音楽用テープ・音楽用CDの6つです。なので、新品の本を安く仕入れる場面はかなり限られます。
新品と中古、どちらのせどりが合うかは、こちらの記事でくらべています。


本のせどりは今も稼げる?利益が出にくい3つの理由
正直に言うと、1冊あたりの利益が小さく、数をこなさないと稼げないのが本のせどりです。なぜそうなるのか、順番に見ていきますね。
理由1:1冊ごとにかかる手数料が重い
Amazonで本を売ると、売れた値段の15.4%の販売手数料に加えて、1冊ごとに140円のカテゴリー成約料がかかります。この140円が、安い本だとかなり効いてくるんです。
| 手数料 | 金額 | メモ |
|---|---|---|
| 販売手数料 | 15.4%(最低額なし) | メディア(本・DVDなど)の料率 |
| カテゴリー成約料 | 1冊140円 | 小口・大口どちらも |
| 基本成約料(小口) | 1冊100円(税抜) | 大口なら月4,900円(税抜、税込5,390円) |
| FBA配送代行手数料 | 小型288円・標準318円〜(税込) | FBAを使う場合。1,000円超の商品の金額 |
たとえば1,000円の本を小口出品で売ると、販売手数料154円+カテゴリー成約料140円+100円で、少なくとも394円が引かれます。ここに仕入れ値と送料がのってくるわけです。
理由2:安い本ほど利益が残らない
手数料の140円や100円は、本の値段に関係なく1冊ずつかかります。300円や500円で売れる本だと、手数料と送料でほとんど消えちゃうんですよね。数十円の儲けのために店を何軒も回るのは、なかなかの修行です(笑)
なので、ねらうのは「仕入れ値は安いけど、そこそこの値段で売れる本」です。そういう本はみんな探しているので、見つけるのに時間がかかります。
理由3:同じ本を出品する人が多いことがある
本は相場が調べやすい分、売れ筋の本ほど、同じ本を出品している人が多いことがあります。出品者が多いと、価格で競り合いになって値段が下がる場合もあるんです。
どれくらいライバルがいるかは本ごとにちがうので、仕入れる前に出品者の数を見ておくと安心です。



手数料の140円って、1冊だと小さく見えるんですよ。でも100冊売ったら1万4,000円。数で勝負する商売ほど、こういう固定の手数料が地味に効いてきます。
本のせどりの利益の計算例
ここは数字で見たほうが早いです。売値から手数料・送料・仕入れ値を全部引いて、いくら残るかを、仕入れる前に必ず計算するんですよね。
下の例は、計算のしかたを見せるための仮の数字です。実際の値段や手数料は、商品ごとに確かめてください。
| 売値 | 1,500円 |
| 販売手数料(15.4%) | −231円 |
| カテゴリー成約料 | −140円 |
| FBA配送代行手数料(標準サイズ・税込) | −318円 |
| 仕入れ値 | −200円 |
| 残り(納品の送料・大口の月額の前) | 611円 |
ここからさらに、Amazonの倉庫へ送る送料や、梱包の資材代がかかります。小口出品なら、1冊ごとにもう100円です。
つまり1冊で数百円の利益を、何十冊、何百冊と積み上げる形になります。月に何万円も稼ぐには、それだけの冊数を仕入れて出品する作業が必要なんです。
- Amazonで、その本が最近どれくらい売れているか
- 出品している人の数と、いちばん安い値段
- 手数料・送料を引いて、いくら残るか
- 本の状態(書き込み・日焼け・カバーの有無)
売れ行きやライバルの数は、Keepaなどのツールで見られます。仕入れの判断のしかたは、こちらにまとめています。


利益が出る本のねらい方
ねらいは「売れている」「ライバルが少ない」「状態がいい」の3つがそろった本です。どれか1つでも欠けると、利益は残りにくいんですよね。
売れているかは、ランキングと販売の履歴で見る
Amazonの売れ筋ランキングは、数字が小さいほど売れている目安です。ただ、何位なら仕入れてよいという決まった線はなく、ジャンルや時期で変わります。
ランキングが一時的に上がっただけの本もあるので、過去の動きまで見るのが安全です。ランキングや価格の推移は、Keepaのグラフで確かめられます。


ライバルの数と、いちばん安い値段を見る
同じコンディションで出品している人の数と、いちばん安い値段を確かめます。自分が出したときに、その値段で手数料を引いても利益が残るかを計算してから仕入れます。
コンディションは公式のガイドラインで判断する
Amazonでは、中古の状態を「ほぼ新品」「非常に良い」などから選びます。どれを選ぶかは、Amazonのコンディションガイドラインに沿って判断し、書き込みや日焼けは説明に書いておきます。
店で調べるときに使えるツールは、こちらにまとめています。


本のせどりのやり方(仕入れから販売まで)
流れ自体はシンプルです。仕入れる前に相場を調べて、利益が残る本だけを買う。これさえ守れば、大きな失敗はしにくいんですよね。
Amazonで売るなら、出品用のアカウントを作ります。月に49冊までなら小口、50冊以上なら大口が目安です。
古本チェーン店、リサイクルショップ、古本市などで、仕入れ候補の本を探します。
ISBNやタイトルで検索して、Amazonやフリマアプリでいくらで売れているかを確かめます。
手数料・送料を引いても利益が残る本だけを仕入れます。迷ったら買わないのが基本です。
書き込みや汚れを確認して、コンディションを正直に書いて出品します。
Amazonでの出品の手順は、実際の画面でこちらに解説しています。


ビームせどりは今もできる?
ビームせどりは、スマホやバーコードリーダーで、店の本のバーコードを次々に読み取って相場を調べるやり方です。本のせどりでは昔から定番なんですよね。
ただ、店によっては、店内でのバーコードの読み取りを断る掲示をしているところがあります。そういう店では、必ず店のルールに従ってください。
棚の前を長く占領したり、本を床に積んだりすると、ほかのお客さんの迷惑になります。お店あっての商売なので、ここはホントに大事です。
本はAmazon以外でも売れる
本はメルカリなどのフリマアプリでも売れます。メルカリは手数料が10%で、カテゴリー成約料のような1冊ごとの手数料がありません。
ただ、フリマは1冊ずつ写真を撮って、売れたら自分で発送する手間がかかります。冊数が多いならAmazonのFBA、少なめならフリマ、という使い分けもありです。
本のせどりが向いている人・向いていない人
本のせどりは、知識と根気がそのまま利益になるタイプの商売です。合う人には合うんですよね。
- 専門書・技術書・資格の本など、詳しいジャンルがある
- 本が好きで、古本屋を回るのが苦にならない
- 1冊ずつ検品・出品するコツコツ作業が平気
- 本を置いておける場所がある
- 少ない作業で、早く大きく稼ぎたい
- 店を回る時間がほとんど取れない
- 家に在庫を置く場所がない
会社員の副業で時間が少ないなら、1件あたりの利益が大きい商品を選ぶほうがラクなことも多いです。私が中古パソコンに切り替えたのも、少ない台数で利益が出せたからなんです。
Amazonせどり全体の始め方と、必要な資金は、こちらにまとめています。


本のせどりで気をつけること
本は軽くて扱いやすい分、状態の書き方と保管でクレームや値下がりが起きやすいんですよね。最後に気をつけたいところをまとめておきます。
仕入れて売るなら古物商許可が必要です
自分の本を売るだけなら許可はいりません。でも、売るために古本を仕入れるなら、古物商許可が必要になります。くわしくはこちらです。


状態は正直に、くわしく書く
書き込み、線引き、日焼け、帯やカバーの有無は、買う人がいちばん気にするところです。「思っていたのとちがう」と言われないよう、気になる点は全部書いておきましょう。
保管中の日焼けに注意
本は日光で色あせやすいので、在庫は日の当たらない場所に置くのが基本です。100均のグッズでできる日焼け対策は、こちらにまとめています。


本のせどりのよくある質問
最後に、よく聞かれることに答えておきますね。迷ったら、仕入れる前に計算が鉄則です。
- 本のせどりは初心者でもできますか?
-
始めること自体はできます。ただ、1冊の利益は小さいので、大きく稼ぐより、相場の調べ方や出品に慣れる練習のつもりで始めるのがおすすめです。
- どんな本が高く売れやすいですか?
-
一般には、専門書・技術書・医学書・資格の本、絶版の本などが高めに売れやすいと言われます。ただ、本ごとに相場はちがうので、必ず1冊ずつ調べてください。
- ブックオフで仕入れてもいいんですか?
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仕入れるときは、店のルールに従ってください。バーコードの読み取りを断っている店ではそれに従い、ほかのお客さんの迷惑にならないようにしましょう。
- 電子書籍が増えて、本のせどりはもう終わりですか?
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紙の本を探す人はまだいるので、終わったとまでは言えません。ただ、紙の本の市場は小さくなっているので、ジャンル選びがより大事になっています。
- 小口と大口、どちらで始めればいいですか?
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月49冊までなら小口、50冊以上売れるようになったら大口が目安です。最初は小口で始めて、冊数が増えたら切り替えるのがムダがありません。
まとめ
本のせどりは、安い本を数多く回して、少しずつ利益を積み上げる商売です。始めやすいけど、ラクではないんですよね。
- 本のせどりは、古本を安く仕入れてAmazonやフリマで売るやり方
- Amazonでは1冊ごとに、販売手数料15.4%とカテゴリー成約料140円がかかる
- 安い本ほど手数料で利益が消えるので、仕入れ前に必ず計算する
- バーコードの読み取りは、店のルールに従う
- 詳しいジャンルがあって、コツコツ作業が平気な人に向いている










