副業くんKeepaのグラフや検索の画面に出てくる「Buy Box」って、どういう意味ですか?「Amazon」や「新品」の値段と何が違うんだろう…。
結論から言うと、KeepaのBuy Box(バイボックス)とは、Amazonの「ショッピングカート」のことです。商品ページで「カートに入れる」ボタンから買ったときの値段と出品者が、Buy Boxです。


この記事では、KeepaのBuy Boxの意味と、グラフでの「Amazon」「新品」との違い、Buy Boxを使ったリサーチのやり方を解説します。
先に結論から。
Buy Boxは「カートを取っている出品の値段」
いちばん安い新品の値段や、Amazon本体の値段とは、ずれることがあります。
せどりでは、Buy Boxの値段と、誰がカートを取っているか(Amazon本体か、ほかの出品者か)を見ることで、売れる値段や、Amazonが在庫切れの商品を見つけられます。
Buy Box(ショッピングカート)とは
Amazonでは、同じ商品は1つの商品ページにまとめられていて、たくさんの出品者がそのページに出品しています。
そのうち、商品ページの「カートに入れる」ボタンに表示される出品者は1人だけです。この枠を取り合うのが、ショッピングカート(Buy Box)の争いです。
お客さんの多くはカートからそのまま買うので、カートを取れれば売れやすく、取れないとほとんど売れません。100人、200人と出品者がいても、カートに表示されるのはその時点で条件のいい1人です。
カートを取るための条件は、こちらでくわしく解説しています。せどりをするなら、必ず知っておきたいしくみです。


Keepaのグラフで見る「Buy Box」「Amazon」「新品」の違い
Keepaの価格履歴のグラフには、種類の違うグラフがいくつも重なって表示されます。Buy Boxと似たグラフが多いので、違いを押さえておきましょう。


| グラフの名前 | 意味 |
| Buy Box | カートを取っている出品の値段 |
| Amazon | Amazon本体が売っている値段 |
| 新品 | 新品で出品されている中で、いちばん安い値段 |
| 新品 第三者 FBM | Amazon以外の出品者が自分で発送する新品の値段 |
| 中古 | 中古で出品されている中で、いちばん安い値段 |
| 倉庫 | Amazonアウトレット(倉庫)の値段 |
(2026年10月時点・Keepaの公式サイトで確認。グラフの右側の項目名から)
Buy Boxと「新品」の値段がずれる理由
上のグラフでも、ピンクのBuy Boxのグラフが、オレンジのAmazonのグラフより下を通っている時期があります。カートは、値段だけでなく、出品者の評価や発送の速さ、在庫の状況なども見て決まります。そのため、次のようなことが起こります。
- いちばん安い出品者が自己発送で、評価も低いため、少し高いFBAの出品者がカートを取っている
- Amazon本体が在庫切れのあいだ、ほかの出品者がカートを取っている
- どの出品者も条件を満たさず、カートが表示されていない(Buy Boxのグラフが途切れる)
せどりで「いくらで売れるか」を考えるときは、いちばん安い新品の値段より、Buy Boxの値段を目安にするのが基本です。カートを取れる値段で売れているからです。
無料で見られる範囲
商品ごとの価格履歴のグラフは、Keepaのサイトでログインしなくても見られます。売れ筋ランキングの推移など、一部のデータは表示に制限があります。無料版のグラフでは、Buy Boxと売れ筋ランキングのグラフに鍵マークが付いていて見られません。
検索して条件で商品を絞りこむ「製品ファインダー(Product Finder)」は、有料のKeepa Pro(月額29ユーロ)の機能です。(2026年10月時点・Keepaの公式サイトで確認)
「Buy Box」と「Out of stock」の違い
KeepaにはBuy Boxに似た設定として、「Out of stock」もあります。


| 設定 | 意味 | 使いどころ |
| Buy Box | カートの値段や、カートを取っている出品者の条件 | 誰がカートを取っているか、カートの値段がどう動いているかで絞りこむ |
| Out of stock | 在庫切れ | 在庫切れの商品をそのまま探す |
Buy Boxの設定でも、使い方しだいで在庫切れの商品を探せます。でも、Out of stockは在庫切れの商品をストレートに探すための設定です。組み合わせると、リサーチを絞りこみやすくなります。
製品ファインダーのBuy Boxの設定
ここからは、有料版の製品ファインダー(Product Finder)での設定です。Buy Boxの設定は、大きく2か所にあります。
① 価格の条件(Sales Rank & Price Types)
製品ファインダーでいちばん最初に表示される項目です。ここでは、今のカートの値段や、30日〜180日の平均の値段、直近の値下がり率などを条件にできます。


「○ days drop %」は、直近○日の値下がり率です。「10」なら10%値下がり、「-10」なら10%値上がりという意味です。
値上がりした商品を探したいときは、「-99」と「-20」を入れます(直近の期間に20〜99%値上がりした商品を探せます)


(2024年ごろのProduct Finderの画面です。今のKeepaは日本語表示になっていて、項目の名前や並びが変わっている場合があります)
② さらに絞りこむ(Refine your search even more!)
ページの中ほどにある項目で、カートの条件をさらに細かく決められます。


(2024年ごろのProduct Finderの画面です。今のKeepaは日本語表示になっていて、項目の名前や並びが変わっている場合があります)
| 項目(旧画面の名前) | 意味 |
| Buy Box Seller | 新品のカートを取っている出品者(Amazon、Amazon以外の出品者、特定の出品者) |
| Buy Box: Is FBA | カートを取っているのがFBAの出品 |
| Buy Box: Unqualified | カートが表示されていない商品(「この商品は、Amazon.co.jp以外の出品者から購入できます」と表示される) |
| Buy Box: Pre-order | 予約受付中の商品 |
| Buy Box: Back-order | 一時的に在庫切れで、入荷の時期が未定 |
| Buy Box: Prime exclusive | プライム会員限定の商品 |
| Buy Box Used Seller / Condition | 中古のカートを取っている出品者と、商品の状態(ほぼ新品・非常に良い・良い・可) |
「Amazon以外の出品者」は、せどらーのような出品者のことです。特定の出品者を指定するときは、その出品者のセラーIDを入れます。
Buy Boxを使ったリサーチの例
ここでは「この項目にチェックを入れると、どんな商品が見つかるか」の例を3つ紹介します。実際にリサーチするときは、価格帯・ランキング・カテゴリなども絞りこんでから検索しましょう。
例① Back-order(一時的な在庫切れ)にチェックを入れる


Back-orderは、Amazon本体の在庫がなく、入荷待ちの状態です。そのあと在庫が戻ることもありますが、定期的にチェックすると、在庫切れが続いて仕入れの候補になる商品が見つかることがあります。


例② Out of stock(在庫切れ)にチェックを入れる


カートが在庫切れになっている(カートが表示されていない)商品を探せます。
Amazonが在庫切れで、ほかの出品者が高めの値段をつけている商品は、カートが表示されず「この商品は、Amazon.co.jp以外の出品者から購入できます」と表示されることがあります。


ほかの出品者が高めの値段をつけている=相場が上がっている商品の可能性があります。仕入れ値や出品者の数などの条件しだいで、仕入れの候補になります。
例③ Amazon以外の出品者+予約商品にチェックを入れる


Amazon以外の出品者がカートを取っている、予約受付中の商品を探せます。Amazon本体が在庫切れで、定価より高い値段になっていることが多い商品です。
手元に商品がない状態で、予約の段階から高い値段で売る「予約転売」は、商品を確保できないと購入者に迷惑がかかり、トラブルやアカウントの評価の悪化につながります。この検索は、人気商品の相場や、Amazonの在庫の状況を知るために使いましょう。
よくある質問
- KeepaのBuy Boxは、いちばん安い値段ですか?
-
いいえ。Buy Boxはカートを取っている出品の値段で、いちばん安い新品の値段とは違うことがあります。カートは値段だけでなく、出品者の評価や発送の条件なども見て決まります。
- Buy Boxのグラフが途切れているのはなぜですか?
-
その期間、カートが表示されていなかった(どの出品もカートの条件を満たさなかった)ことを表しています。
- Buy Boxの情報は、無料版でも見られますか?
-
無料版のグラフでは、Buy Boxと売れ筋ランキングのグラフに鍵マークが付いていて見られません。Buy Boxの動きを見るには、有料版のKeepa Proが必要です。条件で商品を探す製品ファインダーも、有料版の機能です。
- Keepaは安全に使えますか?
-
Keepaの安全性や、安心して使うための設定は、別の記事でまとめています。


まとめ
- KeepaのBuy Boxは、Amazonのショッピングカートを取っている出品の値段
- グラフの「Amazon」はAmazon本体の値段、「新品」はいちばん安い新品の値段で、Buy Boxとずれることがある
- 売れる値段の目安は、いちばん安い新品よりBuy Boxの値段
- 製品ファインダーでは、カートの値段や、誰がカートを取っているかで商品を絞りこめる
- 在庫切れ・予約商品の検索は、相場とAmazonの在庫の状況を知るために使う
よさそうな商品を見つけたら、その商品を出品しているセラーを追いかける「セラーリサーチ」も試してみるといいですよ。














