副業くんAmazonの「特定商取引法に基づく表記」を直したいんですけど、どこに何を入れればいいのか分からなくて…。自宅の住所も出さないとダメなんですか?
分かります。Amazonの特商法の設定って、入力する場所があちこちに分かれていて、正直分かりにくいですよね。
今のAmazonは、セラーセントラルのフォームに入れた内容から、特商法の表記が自動で作られるしくみです。この記事では、どこに何を入れればいいかを画像つきで説明し、自宅の住所を出したくないときの考え方もまとめます。
Amazonの特商法の表記は、販売業者・住所・電話番号・運営責任者・店舗名を、セラーセントラルの設定から入れるだけで自動で表示されます。
個人事業主の販売業者名は、屋号だけでなく本名(戸籍上の氏名)か登記した商号が必要とされています。
自宅の住所を出したくない人は、実際に活動していて連絡がつく住所として、バーチャルオフィスを使う方法があります。
特定商取引法の表記とは?Amazonで必要な理由
まずは、なんで表記が必要なのか。ここをざっくり押さえておくと、入力のときに迷いにくくなりますよ。
ネットで物を売る「通信販売」では、売っている人の名前・住所・電話番号などを表示することが、特定商取引法で決められています。Amazonで売るせどりも通信販売なので、対象になります。
- 販売価格と送料
- 代金の支払いの時期と方法
- 商品を引き渡す時期
- 事業者の氏名(名称)・住所・電話番号
- 返品についての決まり
価格や送料、支払いのことは、Amazonの商品ページや購入の画面で表示されます。なので出品者が自分で入れるのは、主に事業者の情報です。
2022年6月の改正で、ネット通販の申込みの最終確認画面に、主な表示事項を載せることも義務になりました。Amazonでは、購入の画面がこれに対応しています。
Amazonの特商法に表示される5つの情報
今のAmazonの「特定商取引法に基づく表記」には、次の5つが表示されます。以前は自由な文章で書く欄でしたが、今はフォームに入れるだけでOKです。


入れる必要があるのは、販売業者・電話番号・住所・運営責任者・店舗名の5つです。
| 項目 | 入れる内容 |
|---|---|
| 販売業者 | 法人名。個人なら本名(戸籍上の氏名)または登記した商号 |
| お問い合わせ先電話番号 | 確実に連絡がつく電話番号 |
| 住所 | 実際に事業をしている住所(建物名・部屋番号まで) |
| 運営責任者名 | 運営の責任者の名前 |
| 店舗名 | Amazonでのショップ名 |
古物商の許可を持っている人は、許可の情報を登録する欄もあります。中古品を仕入れて売るなら、古物商の許可が必要です。くわしくはこちらで説明しています。


セラーセントラルのどこに何を入れる?
ここからが本題です。ここが一番迷うところです。画面は2023年当時のもので、今は文言や場所が少し違うことがあります。
Amazonの公式のお知らせでは、入力する場所は「設定」→「出品用アカウント情報」と「ストア設定」などとされています。
- 設定 → 出品用アカウント情報:店舗名・住所・正式名称(販売業者名)
- 設定 → ストア設定:運営責任者名・電話番号・許可(古物商など)
- 上の画面が出ない場合:設定 → 情報とポリシー → 出品者情報


販売業者(正式名称)
出品用アカウント情報のページで「正式名称/販売業者名」を開き、法人名の欄に入れます。法人なら法人名、個人なら本名(または登記した商号)です。




電話番号と運営責任者
出品者のプロフィールを開き、カスタマーサービスの詳細の「編集」から、電話番号と運営責任者を入れます。メールアドレスも必須ですが、特商法の表記には出ません。






住所
出品用アカウント情報の「会社情報」を開き、今の事業の住所を入れます。住所は前もっていくつか登録しておき、あとから切り替えることもできます。




店舗名
出品者のプロフィールを開き、ストアの詳細の「編集」から、店舗名を入れます。自分で考えたショップ名でOKです。






入力した内容は、反映されるまでおよそ15分かかるとされています。反映されたら、自分の出品者ページを開いて、表示を確かめておきましょう。
自宅の住所を出したくないときは?
ここ、一番気になるところですよね。せどりを副業でやっている人ほど、自宅の住所を出すのは抵抗がありますよね。
Amazonには、住所を非表示にする機能はありません。自宅を出したくないなら、自宅以外の「実際に使える住所」を用意することになります。
バーチャルオフィスを使う
よく使われるのが、バーチャルオフィスの住所です。消費者庁の考え方では、その住所で実際に活動していて、確実に連絡がつく電話番号があれば、表示として問題ないとされています。
ただし、私書箱は住所として認められていません。また、Amazonには実際に事業をしている住所を登録する必要があるので、使う前にバーチャルオフィスの郵便物の転送などを確かめておきましょう。
月数百円から使えるバーチャルオフィスは、こちらで紹介しています。


電話番号を出したくないとき
電話番号も、確実に連絡がつく番号であることが必要です。自宅や個人の携帯の番号を出したくない人は、050の番号を取れるサービスなどを使う人もいます。
「請求があれば遅滞なく提供する」と表示すれば、住所や電話番号の表示を省略できる場合がある、と消費者庁は説明しています。ただし、条件があり、Amazonの表記はフォームの内容がそのまま出るしくみです。
うその住所や、連絡がつかない番号を入れると、出品の停止などにつながるおそれがあります。必ず正しい情報を入れましょう。
番外編:フリースペースに書く内容(テンプレート)
ここまでの5つはフォームに入れれば自動で表示されます。それとは別に、特商法の表記の上に、事業内容などを自由に書ける欄があります。
今は、この欄に特商法を書く必要はありません。正直、お客さんがこの欄を見ることはほとんどないです(笑) それでも何か書きたい人向けに、私が使っている内容を置いておきます。
- ◆お問い合わせについて◆ 商品の配送・キャンセル・返品などのお問い合わせは、Amazonカスタマーサービスのお問い合わせフォームからお願いいたします。
- ◆商品の不具合・修理について◆ お客様から直接メーカーへお問い合わせいただく形となります。
- ◆領収書について◆ お客様のアカウントの[注文履歴]→[領収書等]から印刷してご利用ください。
- ◆返品について◆ 初期不良・欠品などを除き、開封後の返品は原則お受けしておりません。返品された商品のすり替え・抜き取りなどが分かった場合は、Amazonに報告いたします。
- ◆当店へのお問い合わせについて◆ トラブル防止のため、電話でのお問い合わせはお受けしておりません。メールでご連絡ください。
書く場所は、出品用アカウント情報の右側のメニューにある「出品者ロゴ」から「出品者情報」を開いたところです。






Amazonの特商法の表記でよくある質問
特商法の表記について、よく聞かれることをまとめておきますね。
- 個人なら、屋号だけ書けばいいですか?
-
屋号だけでは足りず、本名(戸籍上の氏名)か、登記した商号が必要とされています。
- 表記を入れないとどうなりますか?
-
特商法の表示は法律で決められたものです。Amazonでも、情報に不備があると出品の停止などにつながるおそれがあります。
- 引っ越したら、どこを直せばいいですか?
-
出品用アカウント情報の「会社情報」の住所を直します。前もって新しい住所を登録しておくと、切り替えるだけですみます。
- 古物商の許可を持っています。どこかに書く必要はありますか?
-
ストア設定などに、許可の情報を登録する欄があります。持っている人は登録しておきましょう。
まとめ
- Amazonの特商法の表記は、フォームに入れた内容から自動で表示される
- 必要なのは販売業者・電話番号・住所・運営責任者・店舗名の5つ
- 入力は「設定」→「出品用アカウント情報」「ストア設定」から
- 個人の販売業者名は、本名か登記した商号
- 自宅を出したくないなら、実際に使えるバーチャルオフィスの住所を
- うその住所や連絡がつかない番号は絶対にNG
特商法の表記って、地味だけど大事なところです。一度きちんと設定しておけば、あとは住所や電話番号が変わったときに直すだけです。
これからAmazonせどりを始める人は、全体の流れもこちらで確認しておいてください。


この記事の表示事項と入力場所は、2026年10月6日に消費者庁の特定商取引法ガイドと、Amazonのセラーフォーラムのお知らせで確認しています。











