Amazonの真贋調査と知的財産権の警告ってって無視しても大丈夫ですかね?対応するのめんどうくさくて…
内容次第では真贋調査/知的財産権の警告は無視でもOKです!
ただし、対応が必要なケースもあるので、内容をしっかりと確認したうえでどう対応するかを判断していきましょう。
Amazon真贋調査の種類
Amazonの真贋調査には大きく分けて以下の4種類があります。
- 商標権/知的財産権の侵害(メーカーからの調査リクエストによるもの)
- 抜き打ち的真贋調査(ランダムチェック)
- 顧客からのクレーム
- 同業からの嫌がらせ
この中で以下の2つは、内容次第では無視しても問題ありません。
- 商標権/知的財産権の侵害(メーカーからの調査リクエストによるもの)
- 顧客からのクレーム
それに対して、以下の真贋調査は対応が必要となります。
- 抜き打ち的真贋調査(ランダムチェック)
同業からの嫌がらせメールは無視してもOKですが、警告メールを送り付けてやりましょう。
無視してもOKな真贋調査~Amazonからのメールを無視した結果
- 商標権/知的財産権の侵害(メーカーからの調査リクエストによるもの)
- 顧客からのクレーム
上記の真贋調査におけるペナルティは、以下の3つ。
- アカウント健全性に1ペナルティが付く
- 真贋調査を受けた商品の出品停止
- FBA倉庫にある該当商品の自宅への返送不可
1に関しては180日が経過するとペナルティは自動的に消えますし、同様の違反を180日以内に5回繰り返さなければ、アカウントが停止されることはありません。
2に関しては今後出品する予定がなければ、影響はなし。
3に関しては、FBAに納品済みの在庫額が数千円程度と少額なら、諦めてしまうのも1つの方法。
ということは、
- 今後、真贋調査を受けた商品を販売するつもりはなく、
- 数千円程度のFBA在庫も諦めるなら、
真贋調査を解除せずに、無視(放置)したままでも良いのでは?
下手な対応をしたり、運悪くAmazonの担当者ガチャに外れてアレコレ状況が悪化するより、何もせずに180日が過ぎるまで大人しくしていた方が良いのでは?
ということで、実際に私の友人が真贋調査を無視してみたところ、
- 知的財産権侵害のメールが届く(無視)
- 2か月後に真贋調査のメールが届く(無視)
- 3週間後に真贋調査の再送メールが届く(無視)
- 1週間後に真贋調査の再再送メールが届く(無視)
- 10日後に在庫廃棄の連絡メールが届く
アカウントが停止されることもなく、最初のメールが届いてから3カ月と10日程度で在庫破棄のメールが届き、それで終了。
ということで、Amazonからの真贋調査は無視しても問題なし!という結果になりました。
抜き打ち的真贋調査(ランダムチェック)は対応が必要!
抜き打ちチェックは、アカウント開設から1年未満のセラーに対してランダムに行われています。
出品中の商品の中からランダムに3商品が選ばれ、それぞれに対して『請求書、領収書、契約書、配送注文書』といった必要書類の提出を要求されます。
2024年現在ではランダムチェックの真贋調査が入るケースはほとんど無くなりましが、これは無視して放置するとアカウントが停止する可能性があります!
ランダムチェックを受けた場合は、商品を購入した際の書類をAmazonへ提出しましょう。
- 仕入れ先情報(店舗名/連絡先/住所/運営責任者名など)
- 購入を証明する書類(領収書/納品書/クレカ明細/商品の写真など)
これら情報を記載した書類をWordで作成し⇒PDFに変換して保存。作成したPDFを他の添付書類とまとめてAmazonへ提出すればOKです。
アカウントヘルスに傷(ペナルティ)がついても問題ない?
真贋調査や知的財産権など「権利侵害」の警告を受けると、アカウントヘルスに傷がつきます。
私のアカウントは全て「0」ですが、警告を受けると「1」「2」など数字が増えていく。
この権利侵害は180日以内に5回繰り返すと、アカウント停止の可能性大です。
つぎに、権利侵害に関するポリシーや制限対象商品に関するポリシーの違反が180日以内に違反回数の上限に達した場合、出品者のアカウント健全性評価にかかわらず、アカウントは直ちに停止される可能性があります。ほとんどの場合、違反の上限回数は、権利侵害に関するポリシーでは5回、制限対象商品に関するポリシーでは2回です。
参照:Amazonヘルプページ アカウント健全性評価に関する よくある質問
1、2回程度の違反でスグにアカウント停止にはなりませんが、商標権/知的財産権のクレームが来そうな商品は扱わないようにしましょう。
ちなみに、権利侵害に対して必要書類を提出し、仮にその疑いが晴れたとしても警告が0に戻らないケースもあります。※セラーフォーラムでも度々話題になっています。 ⇒ お客様が取り下げた真贋調査の対応について
「対応してもしなくても警告が0に戻らないなら、真贋調査は無視してもイイよね」という考えも一理あるかもしれません。
まとめ 対応する/しないは自己責任でご判断を
重要なことは「Amazonから届いたメールの中身を正確に理解すること」です。
ざーっと流し読みでなんとなく危険な文言が書いてあったとしても、
- 出品が停止されます
- 再出品したい場合は..
であれば、アカウントが今すぐ停止される可能性は限りなく低くなりますし、
- アカウントが閉鎖される可能性があります
というニュアンスの警告があれば、要対応ということになります。
Amazonからのメールは、機械的で分かりにくい文章が多いので、何度も読みなおして、意図を正確に理解することが重要です!
最後に一つだけ。今回紹介したのはあくまでも私の友人の事例であって、必ずしも同じ結果を保証するわけではありません。
無視したからといって今すぐアカウントが停止されることは無いとは思いますが、真贋調査を対応する/しないは自己責任でご判断ください。
ビビりなので、Amazonからの命令はしっかりと対応したいです。
という方は、amazon真贋調査/解除方法と対策全まとめの記事で業務改善テンプレートを配布しています。
いざとなってからバタバタしても遅いので、忘れないうちに早めに受け取っておいてくださいね。