コニシです。
資金がないなら固定費かけるなの記事で、過去の失敗談を紹介したところ、
今成功している人の具体的な失敗談ってなかなか聞けないので、とても参考になりました!
という、ありがたい感想をいただきました。
この記事を書いた目的、「失敗談も、誰かの役に立つかもしれない」が早くも達成できて、嬉しい限りです。
ただ、これも私がやらかしてきた失敗ののごく一部だけ。
他にも数えきれないほどの”しくじりエピソード”があるので、
今回は「せどりでやっちゃいけないシリーズ第2弾」と題して、もう1つの重要な失敗ネタを紹介しようと思います。
今回紹介するのは『仕入れの上限金額を決めろ』です。
せどりの失敗は仕入れすぎが9割
せどりで失敗する人の大半は「仕入れすぎ」が原因です。
仕入れの上限金額を決めず、使える資金をありったけつぎ込んで、クレカの限度額MAXまで仕入れをしちゃう。
- 50万円分仕入れました!
- 売り上げ金は30万円しか入ってきません!
- 20万円マイナスです。。(クレカの支払いできない..)
そりゃ、お金減りますよね、、
小学生でも簡単に理解できる、シンプルな仕組み。
なぜこんな簡単な仕組みのビジネスで失敗してしまうかというと、
「仕入れた商品は簡単に売れる!」と勘違いしているからです。
これは私自身もそうなんですけど、せどりを始める前は「仕入れた分だけ、全て売れるでしょ!楽勝楽勝!」と思い込んでいたんですよ。
ところが実際にやってみた感じたのは
自分の想定通りに商品を売るって、メチャクチャ難しい!
最初の半年くらいは「想定通りに売れた商品なんて半分もないのでは?」というくらい、アレコレと問題が発生しまくったことをよく覚えています。
そんな経験の中から、私が感じた問題点をいくつか紹介していきましょう。
仕入れって簡単
少し語弊があるかもしれませんが「仕入れって簡単」なんですよ。
例えば、あなたがビックカメラにいって「テレビ10台ください!」っ言ったら、店員さんは「喜んでっ!」と10台売ってくれますよね?
お一人様1台の購入制限とか、転売ヤー認定されている場合は別として。よほどのことがない限り「10台も売れませんっ!」「お断りですっ!」とはなりませんよね?
つまり、仕入れ(買う)は自分の意志だけでコントロールできるんです。
あなたが「買いたい!」と思えば、10万円でも50万円でも100万円でも、誰にも止められずに好きなだけ仕入れし放題。
仕入れって楽しいし、利益商品が見つかったときはアドレナリンがドバドバ出まくって、冷静な判断できなくなってしまう。
さらにクレカ仕入れだと現金を使っている感覚が薄れて、仕入れ過ぎに拍車がかかります。
「仕入れた商品は簡単に売れる!」と勘違いしてるがゆえに、
クレカの限度額パンパンまで仕入れしちゃった、、
なんて経験がある方も多いハズ(もちろん私も経験済みです)
売るは難しい
「仕入れは簡単」
では「売る」はどうかというと、、、これがなかなか難しい。
仕入れは自分の意志だけでコントロールできますが、売るは買ってくれる相手がいないとダメ。
つまり自分でコントロールできない分、商品数が増えれば増えるほど現金化のハードルはドンドン高くなります。
単純な数の話で、同じ商品を1個売るのと100個売るのでは、100個売る方が難しいし、時間もかかるじゃないですか?
1個だけなら、運よく仕入れた当日に売れるラッキーパンチもありますが、100個となるとそうそうラッキーは続かない。
更にAmazonは色々と落とし穴があって、
- ライバルセラーが増えてカートが取れなかったり、
- 価格改定ツールで1円値下げ合戦 ⇒ 1日で100円以上も価格が下がったり、
- 昨日まで出品していた商品に、突然出品制限がかけられたり、
- メーカーからクレームで、出品停止&在庫が保留されてしまったり、
「予定通りに売るコトの難しさ」もそうですが、それ以前に「出品する」に対するハードルも年々難しくなってきています。
仕入れよりも、売るの方が圧倒的に難しい!
こうなると、仕入れと売りのバランスが崩れて、売れない商品が不良在庫と化し、キャッシュフローが一気に悪化の一途をたどります。
赤字損切りもできない
さきほど紹介した「売る」とは
「想定した期間内に、想定した金額で、しっかりと利益が取れる金額で売る」
という意味です。
ただすべての商品で利益が取れることは無く、中には赤字で損切りをして資金を回収しなければいけないケースも出てきます。
ところが、損切りするのも実はかなり難しい、、、
「稼ぐためにせどりを始めた!」という意識が強いと、損切り(損失を出す)が悪いことのように感じてしまって、どうしても躊躇してしまうんですよ。
「これだけ下がればさすがに少しは戻るだろう」「もっと高く売れるだろう」という希望的観測で、売り時を逃し続け、在庫が塩漬けになるのも「せどりあるある」の1つ。
不良在庫を大量に抱え、赤字で売り切る勇気もない
ここまでくると、資金ショートは目前です。
とりあえずは現金5万円~10万円で試してみる
- 仕入れは簡単(仕入れすぎちゃう)
- 売るは難しい(自分の意志だけでコントロールできない)
- 赤字損切りもできない(損失を出したくない)
- 仕入れた商品が不良在庫に
- 仕入れ>売るとなり資金がショート
ザーッと説明しましたが、資金ショートの 最大の要因は「仕入れすぎ」です。
売り上げを伸ばす・お金を稼ぐためには「商品の仕入れ」が重要なのは間違いない。ただ最初から大量の在庫を抱えてそれを売り切るって、やっぱ難しいんですよ。
大きく稼ぎたい気持ちは分かるんですけど、大量に仕入れて資金がショートしては本末転倒。
使える資金が少ないうちは「まずは小さく始める」が鉄則!
具体的には「失っても痛くない、生活に支障のない金額を上限」として、仕入れをすることをおススメします。
副業の方なら、とりあえずは現金5万円~10万円からスタートすればOKです!
- 5万円を使って商品を仕入れる
- 商品を全て売るまで、次の仕入れはストップ
- 仕入れた商品を全て売り切る
- 売上金を使って、次の仕入れをする
全て売り切る前に利益が出る商品を見つけたとしても、そこは『グッと我慢』です。売上金が入金されてから、そのお金を使って仕入れる。これを徹底するのが、間違いなく一番堅実な方法です。
上限金額を設定してせどりをする場合、「デビットカード」を使うと資金管理がグッと簡単になります。
普通のクレカだとついつい使いすぎてしまうので、口座残高と紐づけるデビットカードがおススメです!
仕入れの上限金額を決めろ!【まとめ】
あまり他の人を悪くは言いたくないんですが
- せどりの仕入れは、現金が無くてもOK!
- クレカでガンガン仕入れちゃいましょー!
なんて発信内容を見ると「ハッ!!??」と目を疑っちゃいますよね。
クリスマス商戦で死にかけた話の私の失敗談を見て分かる通り、物販初心者の副業サラリーマンが、クレカを使っていきなり50万・100万とか仕入れるなんてどう考えてもナンセンス。
重要なことは売り上げを伸ばすことじゃなく「お金をしっかり手元に残すコト」です。
まずは無理のない範囲で「仕入れに使えるお金の上限」を決めて、
- 仕入れる!
- 売れる!
- 入金される!
この3つのサイクルを何度も経験して「お金が増える仕組み」をしっかり理解することからスタートするのがベストの方法。
この記事を読んで、
ヤバ、ちょっと仕入れすぎかも。。
と思ったら、今回紹介した内容を参考に、仕入れの上限金額を設定してみましょう!