副業くん利益が出そうな商品は見つかるんですけど、本当に仕入れていいのか毎回迷っちゃいます。何を見て決めればいいんですか?
その迷い、すごく大事です。何も考えずに仕入れると、売れない在庫が積み上がって、お金が回らなくなります。
私もAmazonせどりを始めたころは、仕入れの判断ミスでひととおり痛い目を見ました。その経験から、仕入れる前に必ず見る6つのポイントをまとめます。
仕入れる前に「出品できるか」「権利の申し立てが来ないか」「Amazon本体がいないか」「利益」「何個売れるか」「値崩れしそうか」の6つを確かめます。
どれもKeepaとAmazonの商品ページで確認できます。特に初心者は、1つ目の出品制限を最優先でチェックしてください。
この記事のAmazonとKeepaの画面・手数料は、2026年10月7日時点のものです。
仕入れ判断の6つのポイントと、チェックの順番
先に全体の流れを見ておきましょう。上から順に見ていくと、ムダが少ないです。
ポイントは、「売れないリスク」を先につぶしてから、利益と個数を計算することです。
- 出品制限(出品規制)がないか
- 知的財産権・商標権の申し立てが来やすい商品ではないか
- Amazon本体が出品していないか
- 手数料を引いても利益が出るか
- 月に何個売れて、自分は何個仕入れていいか
- ライバルが急に増えて、値崩れしそうではないか
1〜3は「そもそも売れるか」、4〜6は「売ってちゃんと儲かるか」の確認です。1〜3でダメなら、利益がいくら大きくても見送りです。
① 出品制限(出品規制)がないかを確認する
最初は出品制限です。ここを見落とすと、仕入れた商品がまるごと売れなくなります。
Amazonには、メーカーやカテゴリーによって、許可をもらわないと出品できない「出品制限(出品規制)」というルールがあります。
人気ブランドの商品ほど制限がかかっていることが多く、同じ商品でもアカウントによって出せる・出せないがちがいます。だから、自分のアカウントで確かめるしかありません。
確認はカンタンです。セラーセントラルの「商品登録」で商品を検索して、「出品許可を申請」と出たら制限あり。そのままでは出品できません。


出品できない商品を仕入れると、そのままお金が止まる
10万円分仕入れた商品が全部出品NGだった…なんてことをくり返すと、すぐにカードの支払いが間に合わなくなります。
どれだけ稼げそうな商品でも、売れなければただの在庫です。出品できるかどうかは、一番最初に確かめてください。
確認方法と解除のしかたは、こちらでくわしくまとめています。


② 知的財産権・商標権の申し立てが来やすい商品ではないか
2つ目は、メーカーからの申し立てです。これ、知らないと本当にビックリします。
Amazonでは、相乗り出品したあとに、メーカーから「商標権の侵害」などの申し立てが届くことがあります。
- あなたの会社に商品を卸した覚えはない
- うちは自社販売だけで、卸はしていない
- 商標権を持っているので、ほかの会社は販売できない
- すぐに販売を止めてください
申し立てが届いた商品は出品が止められ、アカウントの健全性にも傷がつきます。重なると、アカウントが止まる心配も出てきます。
申し立てが来やすい商品の特徴
- サプリメント(青汁・ダイエット系など)
- 中国輸入系で、商標を取っている商品
- あまり聞いたことのないブランド名が付いた商品
- 出品者が長い間1人のままの商品
- 出品者が一時的に増えて、すぐ1人に戻った商品
出品者の数の動きは、グラフで見ると分かりやすいです。下は、出品者がずっと1人のままの商品です(以前の画面)


次は、出品者が増えたあと、すぐ1人に戻った商品です。ほかの人が相乗りして、申し立てを受けて引き下がった可能性があります。


こういう商品は、メーカーが自社だけで売っていて、相乗りを厳しく見ていることが多いです。手を出さないのが無難です。



メーカーと法律で争っても、時間とお金がムダになるだけです。「Amazonのルール上そうなっている」と割り切って、申し立てが来たらおとなしく引き下がるのが一番ですね。
見分け方は、こちらの記事でくわしくまとめています。


③ Amazon本体が出品していないかを確認する
3つ目はAmazon本体です。ここ、初心者がいちばん見落としやすいところです。
新品は、カート(ショッピングカート)を取れれば売れる、取れなければほぼ売れないと思ってください。そして、Amazon本体がいると、カートはほぼ取れません。
商品ページで「販売元:Amazon.co.jp」となっていれば、Amazon本体が売っています。


Amazonより安くすればカートが取れることもありますが、そこまで下げると、たいてい利益は残りません。Amazonがさらに値下げしてくることもあります。
そもそも、売り場の持ち主と同じ棚で値下げ勝負をするようなものです。勝てる気がしませんよね(笑)
今の在庫だけでなく、過去1か月も見る
Amazonは、在庫がない日とある日をくり返しています。仕入れるときに在庫がなくても、数日で戻ってくることはよくあります。
Keepaのグラフなら、オレンジの塗りの部分がAmazonに在庫があった期間です。途切れ方を見れば、Amazonがどれくらいいるかが分かります。


有料版のKeepaなら、Buy Box統計情報で「この30日で誰がどれくらいカートを取ったか」まで見られます。Amazonが100%なら、まず売れません。


KeepaのBuy Boxの見方は、こちらでくわしく書いています。


④ 手数料を引いても利益が出るかを計算する
1〜3がクリアできたら、やっと利益の計算です。ここは数字でキッチリいきたいところです。
利益は、売値から仕入れ値と、販売手数料・FBA手数料を引いた残りで考えます。どんぶり勘定は、赤字のもとです。
有料版のKeepaなら、商品のDataタブにFBAの手数料(Pick&Pack料金)と販売手数料の割合が出ます。無料で済ませるなら、Amazon公式のFBA料金シミュレーターでも、ASINと価格を入れれば計算できます。


手数料のしくみは、こちらでまとめています。


利益率の目安
物販仲間に聞いた、利益率(粗利率)の目安はこのくらいです。
| ジャンル・売り先 | 利益率の目安 |
|---|---|
| 新品・FBA | 15%前後 |
| 中古本・FBA | 30% |
| 中古の服・メルカリ | 40〜50% |
ただし、これは慣れた人の数字です。利益率より、早く売ってお金を回すことのほうが大事です。くわしくはこちらで。


⑤ 月に何個売れるかと、ライバルの数から仕入れ個数を決める
利益が出ると分かっても、まだ早いです。次は「何個まで仕入れていいか」です。
Amazonでは、1つの商品ページを、出品者みんなで分け合って売るしくみです。自分だけが売れるわけではありません。
月に100個売れる商品でも、出品者が100人いれば、1人あたり月1個です。だから、売れる数とライバルの数の両方を見ます。
売れる数は、商品ページの「過去1か月で〇点以上購入されました」が目安になります。


表示がない商品は、Keepaのグラフの下にある売れ筋ランキングの表で、ランキングが下がった回数(ドロップ数)や「先月の購入」を見ます。


ライバルは、出品者一覧を「プライム」と「新品」で絞りこんで数えます。カートを取り合う相手は、だいたいこの人たちです。


計算のしかたと例は、こちらでくわしくまとめています。


⑥ ライバルが急に増えて、値崩れしそうではないか
最後は、これから先の話です。今は利益が出ても、来週には値崩れしている…なんてこと、普通にあります。
見るのは、出品者の数が急に増えていないか、その商品を見ている人が急に増えていないかです。
Keepaのグラフの一番下には、出品者数の推移が出ます。ここ数日で急に増えている商品は、値下げ合戦が始まりかけているサインです。


モノトレーサーには、その商品を1日に何人が見たかを表す「モノトレーサーユーザー数」というデータもあります。見ている人が急に増えた商品は、これから出品者が増えるかもしれません。


見ている人が多い=値下がりしやすい、と考えて、こういう商品には慌てて飛びつかないのが安全です。くわしくはこちらで。


よくある質問:せどりの仕入れ判断
仕入れの判断について、よく聞かれることをまとめておきますね。
- 6つ全部チェックしないとダメですか?
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慣れるまでは全部見るのがおすすめです。特に①の出品制限と③のAmazon本体は、見落とすと売れない在庫になるので、毎回必ず確かめてください。
- Keepaは無料版でも判断できますか?
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無料版は価格の動きが中心で、ランキングや出品者数は有料版の機能です。本格的に仕入れ判断をするなら、有料版がほしくなります。
- Amazon本体がいても仕入れていい商品はありますか?
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Amazonの在庫がよく切れる商品なら、切れている間に売れることもあります。KeepaのBuy Box統計情報で、Amazonが100%かどうかを見て判断します。
- 最初は何個くらい仕入れればいいですか?
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計算した数の半分くらいから始めて、売れ方を見て増やすのが安全です。自分の販売データが、一番正確な目安になります。
まとめ
仕入れ判断は、せどりでいちばん大事なスキルです。くり返すうちに、数分でできるようになります。
- 最初に出品制限を確認する。出品できない商品はただの在庫になる
- 申し立てが来やすい商品と、Amazon本体がいる商品は避ける
- 利益は、販売手数料とFBA手数料まで引いて計算する
- 売れる数とライバルの数から、仕入れていい個数を決める
- 出品者や見ている人が急に増えている商品は、値崩れに注意
初心者が特に気をつけたいのは①の出品制限です。出品できない商品を大量に抱えると、身動きが取れなくなります。
6つのチェックは、ほとんどKeepaで確かめられます。Keepaの使い方は、こちらでまとめています。














