- メルカリで出品した商品が購入されたけど
- 購入者から商品が破損していると言われてしまった…。
- ちゃんと梱包したし、破損することはないと思うんだけど、
- もしかして嘘をつかれてる?
と悩んだことはありませんか。
メルカリでは商品が破損していないにもかかわらず、嘘をついて詐欺行為を働こうとする人がいるのも事実です。
破損の嘘をつかれた際に、どうすれば被害に遭わずに済むかを解説します。
メルカリでよくある「破損」の嘘
メルカリでよくある「破損」の嘘とは、一体どのようなものなのでしょうか。
出品者と購入者どちらの立場でも、破損による嘘の被害は起こり得るでしょう。
出品者の場合
まず出品者の場合は、「購入した商品が破損しているから返品させてほしい」という依頼を購入者から受けます。
配送中に商品が破損する可能性はゼロではないので、本当に破損しているとしたら、返品に応じなければなりません。
一旦取引を完了するとキャンセルもできないため、二度と商品とお金は戻ってきません。
購入者の場合
次に購入者の場合は、出品者がわざと破損した商品を送りつけてきて返品要請に応じない、というケースがあります。
メルカリで嘘をつかれたときの対処法
では、メルカリを利用していて先ほどのような嘘をつかれたときは、どのように対処すればよいのでしょうか。具体的な対処法を紹介します。
破損した状況が分かる画像を送ってもらう
商品の破損状況を確認するために、破損したとされる商品の写真を撮影してもらいましょう。
(もし破損が嘘であった場合、写真の撮影を嫌がったり、拒否したりする可能性が高くなります)
対応する意思があることを示しつつ、しっかりと証拠を確認することが大切です。
メルカリに報告してもらう
配送方法に「メルカリ便」を使用していた場合は、メルカリに対応を任せることが可能です。
商品が破損していた場合の手続きとして、購入者は出品者に報告後、メルカリに下記の4点を報告する必要があります。
- 商品状態の情報
- 商品の破損状態が確認できる画像
- 梱包が分かる画像
- 梱包の外装が分かる画像
そのルールに則って対応してもらうように、購入者に依頼しましょう。
メルカリがいずれかの判断を下してくれるので、その決定を待つことになります。
基本的には話し合いで解決する
メルカリ便を使用していない場合でも、基本的には話し合いで解決する必要があります。
そのため、はじめから疑ってかかるのではなく、まずは購入者の主張に耳を傾ける必要もあるでしょう。
商品画像を送ってもらうなど、判断できる証拠を集めながら、建設的な話し合いで解決を目指しましょう。
ダメージの少ない方法も検討する
破損という口実を悪用した嘘による行いは許せませんが、ダメージの少ない現実的な落としどころを探すことも大切になります。なぜなら、悪意のある購入者に対して時間と労力を費やしても得るものはないからです。
悪い評価がつけられるのを避けて、長期的に見た際にプラスになるように働きかけるのもよい選択です。
メルカリの返品申請は拒否できる?
メルカリで購入者から返品申請があった場合、出品者はそれを拒否することは可能なのでしょうか。
この章では、返品申請を拒否できるケースをご紹介します。
商品に不備がない
メルカリでは、商品に不備がある場合や梱包が原因で配送中に破損した場合は、すべて出品者が負担するという旨が利用規約に記載されています。
商品の不備を証明する画像を送ってもらえないのであれば、必ずしも返品に応じる必要はありません。
同意の上での購入
あらかじめ商品になんらかの不備があることを購入者が同意した上で購入しているのであれば、こちらも返品に応じる必要はないでしょう。
それでも返品を求めてきた際は、十分な説明責任は果たしたことを伝えた上で、メルカリ運営事務局に判断を委ねましょう。
メルカリの返品申請での注意点
メルカリで返品申請を行う際には、どんな点に注意すればよいのでしょうか。
メルカリ運営事務局の力を最大限借りるために必要なポイントを解説します。
評価やキャンセルの前に報告する
メルカリでの返品申請は、受取評価やキャンセルの手続き前に行わなければなりません。
そのため、問題が解決する前に受取評価やキャンセルをするなどの取引を完了させる行為をしないことが重要です。
仮に取引相手から評価やキャンセルを促されても、従う必要はありません。
事実を時系列で丁寧に報告する
メルカリ運営事務局に仲介してもらう際は、時系列に沿って分かりやすく事実を伝えることが大切です。
メルカリ運営事務局は問題を適切に解決するために、出品者と購入者の双方の意見を照らし合わせます。
メルカリで騙されないための対策
メルカリを利用する際に、どういったことに注意すれば嘘に騙されないのでしょうか。
出品者として、嘘に騙されないための対策方法をご紹介します。
検品を徹底する
まずは商品の検品を今一度徹底するようにしましょう。
悪質な購入者は最初から嘘をつくつもりで購入してくるので関係ありませんが、一般的な購入者は元々返品するつもりがなかったにもかかわらず、商品に不備があれば仕方なく返品を申請します。
- 汚れはないか
- 濡れていないか
- 傷はないか
発送前には上記のチェックや動作確認をしっかり行いましょう。
丁寧な梱包をし撮影する
破損を引き起こす恐れがある梱包を見直して、破損しない状態を目指しましょう。
また、破損するほうが難しい梱包ができていれば、その分嘘を見破りやすくなるでしょう。
メルカリ便を使う
配送方法に関しては、なるべくメルカリ便を利用しましょう。(メルカリ便とは、「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」のことです)
前者はヤマト運輸が、後者は日本郵便が配達してくれます。
送料も通常よりも安くなるので、特別な理由がない限りはメルカリ便の利用をおすすめします。
まとめ
今回は、メルカリで破損したという嘘をついて返品・返金を求める詐欺行為とその対処法についてご紹介しました。
メルカリ運営事務局の仲裁を利用することが解決の近道なので、
- 問題が解決する前に受取評価を行ったり
- 取引相手にうながされてキャンセルを行うのは
絶対にNG!!
(受け取り評価・キャンセルを行うと、メルカリ運営事務局に相談できなくなるので絶対に避けましょう)
また、破損が起こり得ない梱包状態を写真で撮っておくのも有効です。