副業くん会社の飲み会、正直あまり行きたくないです…。でも断ると感じが悪いかなと思って、毎回なんとなく参加しちゃいます。
行きたくない飲み会ほど、断る言葉が出てこないものですよね。ただ、断ること自体が失礼なわけではありません。失礼に見えるのは、言い方と伝えるタイミングです。
この記事では、飲み会の断り方を、相手別・連絡手段別の例文つきでまとめました。そのままコピーして使えます。
飲み会は「お礼 → 断り → 短い理由 → 次の一言」の順で、早めに伝えれば角は立ちにくいです。
理由は、言える範囲の本当のことを短く。業務時間外の自由参加の飲み会なら、断ってOK。
この記事の労働時間とハラスメントの内容は、2026年11月3日に厚生労働省の資料と最高裁の判決で確認しています。
飲み会の断り方の基本は?角が立たない4つの流れ
どの相手でも、使う型は同じです。お礼を先に言ってから断り、最後に次へつながる一言を足す。これだけで印象はかなり変わりますよ。
「誘ってくれてありがとうございます」から入ります。誘った側は、断られる前に気持ちを受け取ってもらえるだけで、ずいぶん楽になります。
「今回は参加できません」と言い切ります。「たぶん無理かも」は、当日まで相手を待たせるので逆効果。
理由は1つ、1文で十分。長く説明するほど、言い訳に聞こえます。
「またランチでもご一緒させてください」のように、関係は続けたいと伝えます。
もう1つ大事なのがタイミング。誘われたその場か、遅くても翌日には返事をしましょう。幹事は人数が決まらないと店を予約できないので、早い返事がいちばんの気づかいです。
断る理由は何がいい?家庭の事情と言ってもいい?
おすすめは、言える範囲の本当のことを、短く言うこと。作り話の理由は、あとで話のつじつまを合わせ続ける必要があります。
詳しい事情まで話す義務はありません。本当のことを全部言うのではなく、言える部分だけを切り取ればOK。
| 本音 | こう言い換える |
| 家でゆっくりしたい | 今日は早めに帰って休みます |
| 家のことをやりたい | 家の用事があるので失礼します |
| お金を使いたくない | 今月は出費を抑えているので、今回は見送ります |
| お酒が苦手 | お酒が飲めないので、今回は遠慮します |
| 勉強や副業の時間がほしい | 平日の夜は予定を入れているので、参加できません |
「家庭の事情」も、本当に家の用事があるなら使って大丈夫です。中身を聞かれにくい言葉なので、話したくないときに向いています。ただ、少し重く聞こえる言葉なので、軽い用事なら「家の用事」くらいにしておきましょう。
お誘いありがとうございます。あいにくその日は家庭の事情で参加できません。また次の機会によろしくお願いします。
家の用事としてどこまで通じるのかは、こちらの記事に具体例をまとめました。


「何の用事?」と聞かれたときの返し方は、外せない用事の記事にくわしく書いています。


作り話の理由はあとで困ります
体調不良と言って断った夜に、外出の写真をSNSに載せてバレる。こういう形で信用を落とすと、次から本当の用事まで疑われます。
同じ理由のくり返しにも注意。毎週「親戚の法事」だと、親戚の数が足りなくなります(笑)
上司の飲み会はどう断る?口頭で使える例文
上司が相手でも、断ること自体は問題ありません。気をつけたいのは、あいまいに返さず、ハッキリ断ること。そのうえで、誘ってくれたことへのお礼を足しましょう。
前もって誘われたとき
お声がけありがとうございます。あいにくその日は予定が入っていて、参加できません。せっかく誘っていただいたのに申し訳ありません。またぜひお願いします。
その場で「今から行くぞ」と誘われたとき
急な誘いは、断っても失礼に見えにくいのが救いです。「今日」が都合悪いと伝えましょう。
ありがとうございます。今日は予定があるので、ここで失礼します。また事前に分かる日にご一緒させてください。



予定の中身は言わなくて大丈夫ですよ。「予定があります」で止めて、笑顔で帰る。これがいちばん早い。
同僚・後輩の飲み会はどう断る?
同僚や後輩には、固い言葉より、軽く短く返すほうが自然です。丁寧すぎると、かえって距離を感じさせちゃいますよね。
誘ってくれてありがとう!その日は都合がつかなくて、今回はパスさせて。また昼にでも行こう。
後輩に誘われたときは、気持ちよく断ってあげるのが先輩の仕事。理由を長く話すと、後輩が気をつかいます。
声をかけてくれてありがとう。今回は参加できないけど、楽しんできて。話があれば、今度昼休みに聞かせてね。
取引先の飲み会・会食はどう断る?
取引先には、断りのお詫びと、今後の関係を大事にしたい気持ちを文面に入れるのが基本です。誘いが来たら、上司にも共有してから返事をすると安全。会社としての付き合いになっている場合があるからです。
件名:〇月〇日のお席について(株式会社〇〇 〇〇)
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇です。
このたびはお誘いをいただき、誠にありがとうございます。あいにく当日は都合がつかず、参加がかないません。せっかくのお心遣いをいただきながら、申し訳ございません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
代わりの日を出すかどうかは、その後も付き合いを続けたいかで決めましょう。続けたい相手なら「〇月以降でしたらぜひ」と添えます。
メールで飲み会を断る例文は?
社内の案内メールには、全員に返信せず、幹事にだけ返すのが基本です。出欠を返すだけなので、短くて十分ですよ。
件名:〇月〇日の懇親会の出欠について(〇〇)
〇〇さん
ご案内ありがとうございます。あいにく当日は都合がつかないため、欠席とさせてください。幹事をありがとうございます。当日はみなさんで楽しんでください。
上司から直接メールで誘われたときは、もう少し丁寧に。返信は当日中に送りましょう。
件名:Re:〇月〇日の食事会の件
〇〇部長
お誘いいただき、ありがとうございます。あいにく当日は予定があり、参加できません。せっかくの機会に申し訳ありません。また機会がありましたら、ぜひご一緒させてください。
LINEで飲み会を断る例文は?
LINEは気軽なぶん、スタンプだけで済ませず、ひと言は文章で返すのがポイント。会社の人なら、絵文字も控えめが無難ですよ。
お疲れさまです。お誘いありがとうございます。あいにくその日は予定があり、参加できません。申し訳ありません。またよろしくお願いします。
グループLINEで出欠を聞かれたときは、参加できないことだけを短く書きましょう。全員の前で長い説明をする必要はありません。
ご連絡ありがとうございます。今回は欠席します。幹事さん、いつもありがとうございます。
口頭ですぐ断りたいときの一言は?
その場で聞かれると、とっさに言葉が出ないものですよね。1つだけ決まり文句を用意しておくと、つい「行きます」と答えずに済みます。
| 場面 | 一言 |
| 急に誘われた | 今日は予定があるので、お先に失礼します |
| 予定を聞かれた | 予定を確認して、明日お返事します |
| 押された | ありがとうございます。今回は本当に難しいです |
| 代わりを出す | 飲みは難しいですが、ランチならぜひ |
「予定を確認します」で持ち帰れば、落ち着いて断りの文面を考えられます。ただし、翌日には必ず返事をしましょう。
友達の飲み会はどう断る?
友達には、会いたい気持ちを先に伝えるのがコツです。会社の断り方のように丁寧すぎると、よそよそしく見えちゃいます。
誘ってくれてありがとう!その日は行けないんだけど、また会いたいから別の日にごはん行こう。来月どう?
大人数の飲み会が苦手なだけなら、それを正直に言うのも手です。仲のいい友達なら、少人数で会う約束に変えられます。
声かけてくれてうれしい!大人数の飲み会はちょっと苦手で、今回は遠慮するね。今度少ない人数で会おう。
面白い断り方はある?笑って済ませたいときの一言
仲のいい相手なら、冗談で返すのもアリです。ただし、上司や取引先には使わないこと。相手との距離を読み違えると、ふざけていると取られます。
- 今夜は布団と先約があるので、また今度!
- 肝臓から有給申請が出たので、今日は承認してあげます
- 今月の財布が先に帰りました。また来月誘って!
どれも冗談だと分かる言い方なので、作り話とは別物です。笑ったあとに「また誘って」と添えれば、感じも悪くなりません。
当日や「参加」と言ったあとに断るには?
参加と返事をしたあとに行けなくなったら、分かった時点ですぐ、幹事に直接連絡するのが一番です。言い出しにくくて先延ばしにすると、そのぶん迷惑が大きくなるので要注意。
店を予約したあとだと、人数の変更で店や幹事に手間がかかります。キャンセル料が発生する店もあるので、自分の分の会費は払うと先に申し出ましょう。
お疲れさまです。〇日の飲み会ですが、都合が悪くなり、参加できなくなりました。直前に申し訳ありません。会費やキャンセル料がかかる場合は負担しますので、教えてください。
当日は、電話かすぐ見てもらえる連絡手段を使います。理由は本当のことを短く。体調が悪いなら、そのまま伝えれば十分です。
お疲れさまです。急で申し訳ありません。体調がすぐれないため、今日の飲み会は欠席させてください。ご迷惑をおかけします。かかった費用はお支払いしますので、あとで金額を教えてください。
毎回誘われるときはどう言えばいい?
毎回理由を考えるのがしんどいなら、「飲み会には基本参加しない人」という立場を先に伝えるのが楽です。1回ずつ断るより、説明の回数が減ります。
ポイントは、相手のせいにしないこと。「自分の生活のペース」として話すと、角が立ちません。
いつも誘っていただいてありがとうございます。平日の夜は家のことや自分の予定に使うようにしているので、飲み会は基本的に遠慮しています。お昼でしたらぜひご一緒させてください。
あとは、普段のあいさつや昼の雑談を大事にしましょう。飲み会に出ない分は、仕事中の会話で関係を作っていけばOK。



最初の数回を断るのが、いちばんしんどいところです。「あの人は来ない人」になれば、だんだん誘われにくくなりますよ。
歓送迎会や忘年会など、断りにくい飲み会はどうする?
年に数回の節目の会は、全部断るより出る会を決めて、出るなら短くがバランスのいい落としどころです。普段の飲み会は断っても、節目だけ顔を出せば、付き合いが悪いとは言われにくくなります。
| 会 | おすすめの形 |
| 歓送迎会 | 主役にひと言あいさつして1次会で帰る |
| 忘年会・新年会 | 1次会だけ。出られなければ早めに欠席連絡 |
| 部署の打ち上げ | 途中から参加、または最初だけ参加 |
| 2次会 | 「1次会で失礼します」と先に伝える |
どうしても出られない送別会は、主役本人に直接ひと言伝えましょう。行けなくても、気持ちは届きます。
〇〇さんの送別会ですが、当日は都合がつかず参加できません。お世話になったのに申し訳ありません。別の機会に、直接お礼を言わせてください。
業務時間外の飲み会に参加義務はある?
自由参加の親睦の飲み会なら、断って大丈夫です。ただし、形だけ自由参加で、実際は命じられている会なら話が変わります。
厚生労働省のガイドラインでは、労働時間を「使用者の指揮命令下に置かれている時間」と説明しています。飲み会に限らない、一般的な考え方ですね。
これに当てはめると、仕事の指示ではない自由参加の親睦会は、労働時間に当たりにくいと考えられます。一方で、参加を義務づけられていたり、余儀なくされていたりする状況かは、個別に判断されます。
だから、「任意」と書いてあるかどうかより、実態が大事。業務として参加を命じられた会なら、話は別。勤務扱いになるのか、会社に確認しましょう。
実態を見た例として、最高裁の平成28年7月8日の判決があります。上司の強い意向で歓送迎会に途中参加した社員が、研修生を送りながら仕事に戻る途中で事故死した事件。会社の費用で開かれた行事だったことなどから、業務上の災害と判断されました。
判決は、社員が「参加しないわけにはいかない状況に置かれ」たと判断しています。ただしこれは労災の事件で、飲み会全般の参加義務を決めたものではありません。
しつこい強要や、断ったあとの嫌がらせは相談を
厚生労働省の「あかるい職場応援団」では、勤務時間外の「懇親の場」でも、実質上職務の延長と考えられるものは「職場」に当たるとしています。判断の材料の1つが、参加が強制か任意か。
飲酒についても、他人に無理な飲酒を勧めることは避けるべき、というのが厚生労働省のガイドラインの立場。
もちろん、飲み会の誘いがすべてパワハラになるわけではありませんよ。ただ、無視や仲間外しは、パワハラの類型の1つに挙げられています。
断ったら無視された、仲間外れにされたなどで困っているなら、各地の総合労働相談コーナーに相談できますよ。予約不要で無料。
飲み会の断り方のよくある質問
最後に、よくある疑問に答えておきますね。迷ったら、短く断ってお礼を言う。ここに戻ればOK。
- 新入社員でも飲み会を断っていいですか?
-
自由参加の飲み会なら、新入社員でも断って大丈夫です。ただ、歓迎会のように自分が主役の会は、できれば1次会だけでも出ておくと、顔と名前を覚えてもらえます。
- 「何の用事?」と聞かれたらどう答えますか?
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「私用です」「家の用事です」で止めて大丈夫です。中身を話す義務はありません。何度も聞かれたら、「ちょっと個人的なことで」と返して話を変えましょう。
- お酒が飲めないので断りたいときは?
-
「お酒が飲めないので遠慮します」と、そのまま伝えてOKです。行ってもいいと思えるなら、「ソフトドリンクで参加します」と先に伝えておくと、すすめられにくくなります。
- 断ったあと、会社で気まずくならないですか?
-
翌日に普段どおりあいさつすれば、たいていは気になりません。飲み会の話を振られたら、「楽しかったですか?」と聞いておきましょう。
- 予定がないのに「予定がある」と言ってもいいですか?
-
家で休む、ひとりの時間を過ごすのも立派な予定です。中身を言わずに「予定があります」と伝えるだけなら、ウソにはなりません。「友達と会う」のように、実際と違う話を作るのは避けましょう。
仕事を休むときの理由の伝え方は、こちらでまとめています。


まとめ
飲み会を断るのは悪いことではありません。お礼と次の一言を添えて、早めに伝える。これだけで人間関係は十分守れます。
- 流れは「お礼 → 断り → 短い理由 → 次の一言」
- 理由は言える範囲の本当のことを1文で
- 会社の案内メールは幹事にだけ返す
- 参加と言ったあとは、すぐ幹事に連絡して費用の負担を申し出る
- 毎回誘われるなら、参加しない立場を先に伝える
- 節目の会は、1次会だけなど短く出る手もある
飲み会を断って空いた夜の時間を、これからのお金のために使いたくなったら、こんな選択肢もあります。













