副業くんAmazonで食品を売ってみたいんですけど、賞味期限のある商品って何か特別なルールがあるんですか?
Amazonでは消費期限の決まっている商品の事を『要期限管理商品』と呼んでいます。


人が生活する上で絶対に必要な『衣食住』に関連し日常的に消費されるモノなので『ハイスピードで売れる』のが最大の特徴。
また食べると無くなる『消耗品』でもあるので、リピート販売にも向いています。
単価が安い商材も多いので特に初心者向きではありますが、要期限管理特有のルールがあるので注意が必要。
下手すると、FBA倉庫への納品拒否で全商品が自宅に返送されたり。誤って賞味期限が近い商品を仕入れてしまうと、売れずに全て自己消費..なんてことも起こりえます。
ということで、今回は要期限管理商品のルールやメリット・デメリットについて解説していきます。
FBAで食品などを納品するときは、倉庫に届いた時点で消費期限が60日以上残っている必要があります。
残りが45日になると販売できなくなり、今の公式マニュアルでは廃棄(返送はできない)とされています。仕入れるときは「残り日数−45日」で売り切れるかを逆算しましょう。
回転が速くリピートしやすいのが強みですが、とにかく期限に振り回されるジャンルです。
この記事のルールは、2026年10月7日にAmazon公式の「要期限管理商品 FBA実践マニュアル」(2023年3月版)で確認しています。
▼要期限管理商品FBA実践マニュアル
https://m.media-amazon.com/images/G/09/seller/B2B/DateandTemperatureSensitiveProducts_JP_20230331.pdf
要期限管理商品って何?実践者が語るメリット・デメリット
一言で言うと『消費期限の決まっている商品』のことで、基本的には『食品』をイメージしてもらえばOKです。
シャンプーなどのドラッグストア系の商品に消費期限が印字されていたり、逆に米や塩など消費期限の印字は無いが実際は要期限管理商品だったりと、一部例外の商品もあります。



海外の食品だと、賞味期限の表記が独特なモノもあります。
要期限管理商品の納品ルールについて
「要期限管理商品」を納品する場合、納品プラン内の商品は全て要期限管理商品で統一する必要があります。
要期限管理商品とそれ以外の商品は同梱不可です。



おもちゃ・家電と同梱できないため、ある程度の商品数を揃えないと、納品ダンボールがスカスカになります。
その他、商品に関するルールもザッと並べてみますね。
■ 常温保管OKな商品であること
「○○度以下で保存」「要冷蔵」「要冷凍」など、保管温度に指定のある商品はNG
「冷暗所で保管」「高温多湿を避けて保存」「直射日光を避けて保存」など、温度の指定がなければOK
■ FC倉庫到着時点で60日以上の消費期限が残っていること
「消費期限が製造日より90日以下」の商品は、個別に申請することで、FC到着時に「30日」以上残っていればOKになる特例アリ(この場合、廃棄は期限の15日前)
■ 消費期限が「年⇛月⇛日」 or 「年⇛月」の順で明記されていること
「年→月」だけの表記なら、その月の末日が期限として扱われます。手書きの期限は認められません。納品ラベルで消費期限の印字を隠してしまわないよう注意
納品ラベルで消費期限を隠してしまうのは、誰もがやらかすミスなので要注意。
要期限管理商品の消費期限について
あと、実際に要期限管理商品を販売するとなると、重要になるのが「消費期限の管理」です。
納品した在庫の消費期限が45日以下になった時点で販売不可となるので、リサーチの際は
「消費期限-45日」で売り切れるかを逆算
して仕入れ判断をします。
※残り消費期限が145日であれば『145日-45日=今から100日以内に売り切る』必要があります。
ちなみに、Amazonが公開している要期限管理商品FBA実践マニュアル(P.2)には、消費期限が45日以下になったら問答無用で廃棄される旨の記載があります。





確か『自動返送』の設定を有効にしていれば、在庫は自動的に返送されたハズ…?
以前テクニカルサポートに聞いたときは、こんな回答でした。


当時は「自動返送の設定をしていれば、廃棄されずに返送される」という回答でした。
今の公式マニュアルでは「返送できない」と書かれています
今の公式マニュアル(2023年3月版)では、残り45日になった在庫は自動で廃棄され、返送はできず、販売不可在庫の自動返送の対象にもならないと書かれています。
廃棄の手数料は出品者の負担で、Amazonからの通知もありません。今は「返ってこない前提」で、在庫の量を決めておくのが安全です。



昔は「売れなかったら自己消費できる」のもメリット?でした。今は返ってこない前提で考えましょう。
要期限管理商品の出品と納品の手順
ルールが分かったところで、実際の出品と納品の流れです。ここを1つ飛ばすだけで納品不備になるので、地味に大事です。
いちばん忘れやすいのは、出品するときに「賞味期限管理商品」をtrueにしておくことです。設定しないまま納品すると、Amazon側で365日の期限が付けられてしまうことがあります。
商品登録の「詳細の編集」か、在庫ファイルの同じ項目で設定します。対象カテゴリーはドラッグストア・ビューティー・ペット用品・ベビー&マタニティ・おもちゃで、それ以外はテクニカルサポートにASINを伝えます。
期限のない商品とは別のプランにします。期限のある商品どうしなら、ちがう商品をまとめてもOKです。
同じASINを1回で送るなら、全部同じ期限にそろえます。期限がちがう物は、期限ごとに別のプランです。
期限の入力は必須です。
A6サイズ以上のシートを、箱の外から見えるように貼ります。
細かいルールは公式マニュアルにまとまっているので、最初の納品の前に一度は目を通しておきましょう。



ラベルで期限の印字を隠しちゃうミス、本当にやりがちです。貼る位置は最初に決めておくと楽ですよ。
要期限管理商品のメリットとデメリット
要期限管理商品のメリット
・回転の良い商品を継続的に売れる
・リピート販売に向いている
・少資金からでも始めやすい(仕入単価:100-800円)
・商品が比較的小さいのでダンボールに詰め込める(送料薄まる)
・トレンドに左右されず安定した売上が確保できる
冒頭でも説明したとおり、まず『回転が良くバンバン売れる』ってことですね。食べると無くなる消耗品なのでリピート販売にも向いています。
仕入れ単価も低い(100-800円程度)ので、少資金からでも始めやすいです。
あと、比較的商品が小さめなので、ダンボールに数量を詰め込めます。なので「1商品あたりの送料を薄める」ことができます。
「缶詰」や「保存食」などの消費期限が数年単位な商品を取り扱えば、期限を意識せずにポンポン倉庫へ送り込むことも可能です
トレンドを気にせず、長い期間同じ商品を売り続けられるのもメリットです。
季節を問わずいつでも消費される商品を取り扱うようにしていましたので、たとえクリスマスであっても平常運転で売上は特に変わらず。淡々と地味な食品を売り続けていました。



醤油とか豆とかお茶とか、地味なラインナップが意外と継続性が高かったりします。
逆に、品薄の商品を買い占めてプレミア価格で販売するような手もあるでしょうけど、魅力を感じません。
生産が復活した時点で大量の不良在庫を抱えることになりかねないので、割とリスキーでもあります。
要期限管理商品のデメリット
- 消費期限が45日以下で販売不可在庫になる
- 同一商品を複数納品する際は消費期限を同じにする必要がある
- とにかく消費期限に振り回されまくる
デメリットの真っ先に来るのが『販売不可在庫』の存在です。消費期限が45日以下になった在庫は販売できなくなるので、在庫管理が割とシビアになりがちです。
在庫切れによる販売機会損失は避けたい、でも在庫を入れ過ぎると今度は販売不可在庫のリスクが高まる…
「最悪損しなきゃOK」くらいの感じで割と雑にやっていましたね、高回転の商品だと販売機会損失の方がマイナス大きいので、在庫は「ちょっとダブつく」程度に入れておくと『イイ感じ』に売り上げが伸びていきます。
地味に面倒くさいのが『同じ商品を複数個納品する際は、消費期限を全て同じ』にする必要があるというルール。
店舗仕入れであれば、お会計の前に消費期限を目視できるのですが、電脳の場合は確認不可のため同じ商品を複数注文しても、消費期限がバラバラで届く場合があります。



最悪、残り消費期限が60日未満で届く場合も…(自己消費するしかない)
なので、電脳仕入れの場合は決済画面の備考欄とかに「同じ消費期限の商品でなるべく揃えて欲しい」旨を書き込んだり。あとは、ダース単位で注文して同一の消費期限で届くことを期待したり。
結局、いろいろと努力してみるも消費期限がバラバラな同一商品って、ある程度は手元に届いてしまいます。
その場合は消費期限の短いものから納品プランに追加して、残りは別プランで作成。みたいな作業も発生しがちです。
とにかく終始、消費期限に振り回されまくる
ことが最大のデメリットですね。
よくある質問:要期限管理商品
最後に、要期限管理商品でよく聞かれることをまとめておきますね。
- 賞味期限の印字がない商品(米や塩など)はどうなりますか?
-
期限の印字がなくても、Amazonで要期限管理商品として扱われる商品があります。出品画面の表示や、テクニカルサポートで確かめましょう。
- 要冷蔵の商品はFBAで送れますか?
-
「要冷蔵」「要冷凍」や「〇度以下で保存」のように温度の指定がある商品は送れません。「直射日光を避けて」のような書き方ならOKです。
- 残り45日を切った在庫は返送してもらえますか?
-
今の公式マニュアルでは、返送はできず廃棄と書かれています。期限が近づいた在庫は、自分で「賞味/消費期限在庫レポート」を見て、45日を切る前に、値下げや返送の手配をしましょう。
- ネットで仕入れると期限がバラバラになります。どうすれば?
-
備考欄で「同じ期限でそろえてほしい」とお願いする、ケース単位で注文する、などの工夫があります。届いた物の期限がちがえば、期限ごとに納品プランを分けます。
まとめ
ということで、要期限管理商品の概要とメリット・デメリットを解説してみました。※少しでも興味出てきましたか?
通常商品と比較してルールや縛りがあるものの
・回転の良い商品を継続的に売れる
・リピート販売に向いている
・少資金からでも始めやすい(仕入単価:100-800円)
・商品が比較的小さいのでダンボールに詰め込める(送料薄まる)
・トレンドに左右されず安定した売上が確保できる
それを上回るメリットがあるので、積極的に取り組んでみるのもアリでしょう。



まずは期限の長い缶詰や保存食から試してみるのも割と良さそう。
『消費期限の45日ルール』が心配な方は、期限のない商品で慣れてから要期限管理商品を扱ってみる、という流れもアリです。
小型軽量プログラムは2024年3月末で終わりましたが、小さな商品の考え方はこちらの記事でまとめています。Amazonせどりに慣れてきたら、次の一手として読んでみてくださいね。












