副業くんモノトレーサーのグラフのいちばん下に「モノトレーサーユーザー」っていうのがあるんですけど、これって何の数なんですか?仕入れにどう使えばいいのか分からなくて…。
このグラフ、見ているようで見ていない人が多いです。でも実は、仕入れの失敗を防いでくれる大事なデータです。
私はAmazonせどりで120万円ほどの借金を作ったことがあるので、値崩れの怖さは身にしみています。その目線で言うと、ユーザー数は「ライバルが来る前ぶれ」として読むのがいちばん役に立ちます。
モノトレーサーユーザーは、その商品をモノトレーサーで調べた人の数です。急に増えたら、ライバルが増える前ぶれと考えましょう。
急増の原因は、全国チェーンのセールや、SNS・メルマガでの紹介がほとんど。仕入れる前に、Keepaの出品者数のグラフとあわせて見ると、値崩れを避けやすくなります。
この記事のモノトレーサーの画面は、2026年10月7日に確認したものです。
モノトレーサーユーザー(数)とは?
モノトレーサーユーザーは、その商品をモノトレーサーで調べたユーザーの数を、日ごとにグラフにしたものです。
商品ページのチャートを下にスクロールすると、ランキング、月間推定販売数の下に出てきます。グラフにカーソルを合わせると、その日の人数が表示されます。


上の画面のトミカは、3か月の平均が1人で、多い日でも3人でした。ふだんから調べる人が少ない、静かな商品ということですね。
ここで大事なのは、モノトレーサーを使っている人しか数に入らないことです。Keepaだけで調べている人や、店頭で見ている人は数えられていません。
つまり、実際に商品をねらっている人は、グラフの数よりもっと多いと考えておくのが安全です。
グラフの見方|「人数」より「ふだんとの差」を見る
ユーザー数は、人数そのものより、ふだんとくらべてどれだけ増えたかを見るのがコツです。
チャートの上のタブで、期間を1か月・3か月・6か月・12か月・全期間に切りかえられます。まずは3か月で見て、ふだんの水準をつかみましょう。


「平均」ボタンを押すと、グラフに平均を示すグラフが出ます。そこから大きく飛び出している日が、注意する日です。
| グラフの形 | 読み方 |
|---|---|
| ずっと低い(0〜数人) | 調べる人が少ない。ライバルが急に増えにくい |
| 1日だけ急に跳ねて、すぐ戻る | セールや紹介で一瞬注目された。出品者数の動きを確認 |
| じわじわ増えている | 人気が出てきている。ライバルも少しずつ増えやすい |
| 高い状態がずっと続く | 定番の人気商品。ライバルが多い前提で、仕入れ数をしぼる |
ふだん1人の商品が30人になったら、30倍の注目です。逆に、ふだん100人の商品が120人になっても、それほど気にしなくて大丈夫です。
ユーザー数が急に増える2つの理由
ユーザー数が跳ねるときは、だいたい原因が決まっています。大きく分けると、この2つですね。
① 全国チェーンで一斉セールになった
ドン・キホーテや家電量販店などの全国チェーンでは、全店で同じ商品が値下げされることがあります。
全国で同じ商品が安くなれば、全国のせどりをする人が同じ商品を調べます。仕入れたときは利益が出そうでも、すぐに価格競争になりやすいです。
② SNS・メルマガ・せどりスクールで紹介された
セールよりも気をつけたいのが、こっちです。情報発信をしている私が言うのも変ですが、紹介された商品は危険度MAXだと思ってください(笑)
特に「ネットショップで誰でも買える」「全国どこのお店にもある」という、仕入れのハードルが低い商品は要注意です。
誰でも仕入れられる商品は、ライバルも増えやすい。これはホント、覚えておいてください。



「この商品、利益出ます!」って流れてきた時点で、同じ情報を見た人が何百人もいます…。冷静に考えると、ちょっと怖くないですか?
急増した商品が値崩れするまでの流れ
ユーザー数が増えた商品が、どうやって値崩れしていくのか。流れを知っておくと、手を出すタイミングを間違えにくくなります。
全国チェーンのセールや、SNS・メルマガでの紹介がきっかけになります。
同じ情報を見た人が、いっせいに商品を調べます。
FBAへの納品などで、出品者の数は少し遅れて増えていきます。
カートを取るために値下げする人が出てきて、値段がどんどん下がります。
出品者が多すぎて、1人あたりの販売数が減ります。最後に仕入れた人ほど、利益が出なくなります。
ポイントは、ユーザー数は先に増えて、出品者数はあとから増えることです。ユーザー数が跳ねた時点では、まだ出品者は少なく見えます。そこが落とし穴です。
当時の例:amiiboのセット(2022年11月)
少し古い例ですが、分かりやすいので残しておきますね。もともと人気のあったamiiboのセットで、2022年11月11日にユーザー数が352人まで急に増えました。


そのあと、Keepaで見た新品の出品者数(新品アイテム数)は700人をこえるまで増えました。


たとえばユーザー数が100人で、その3分の1が仕入れたら、それだけで出品者が30人以上増えます。数字で考えると、怖さが分かりますよね。
仕入れる前のチェック手順
では、実際に仕入れるときはどう見ればいいのか。私がやっている順番をそのまま書きますね。1商品1分もかからないですよ。
ふだんのユーザー数の水準をつかみます。「平均」ボタンも押しておきます。
平均から大きく飛び出した日があれば、その日の前後に何があったかを考えます。セールか、紹介か。
ユーザー数が跳ねたあと、出品者数がもう増え始めていないかを確認します。
1か月の販売数を、今の出品者数+1で割った数を目安にします。ライバルが増えそうなら、さらに少なめにします。
急増中の商品は、少しだけ仕入れて様子を見るか、見送ります。
いちばん守ってほしいのは、急増中の商品を、まとめて仕入れないことです。仕入れる数の決め方は、こちらの記事でくわしく書いています。


Keepaの出品者数のグラフと合わせて見る
モノトレーサーユーザーだけで判断するのは、ちょっと危ないです。Keepaの出品者数のグラフと合わせると、精度が上がります。
| グラフ | 分かること | 動くタイミング |
|---|---|---|
| モノトレーサーユーザー | その商品を調べた人の数 | 先に動く。ライバルの「予備軍」が分かる |
| Keepaの新品アイテム数 | 実際に出品している人の数 | あとから動く。ライバルの「本隊」が分かる |
見方はシンプルで、ユーザー数が跳ねたのに、出品者数がまだ増えていない商品ほど要注意です。これから出品者が増える可能性が高いからです。
逆に、ユーザー数の急増からしばらくたって、出品者数が落ち着いてきた商品は、売り切れて出品者が減っていくこともあります。そういう商品は、値段が戻るタイミングをねらえます。
Keepaのグラフの見方は、こちらの記事でまとめています。


くわしいデータを見るにはログインが必要
ここ、意外とつまずく人が多いです。今のモノトレーサーは、ログインしないで商品を開くと、グラフがぼかされて見られません。
「詳細データ閲覧には、ログインが必要です」と出たら、無料の会員登録をしてログインしてください。登録は1分くらいで終わります。
Amazonの商品ページの中に出るモノトレーサーでも、サイトとは別にもう一度ログインが必要なので注意しましょう。登録のしかたや、ほかに見られるデータは、こちらの記事で画面つきで説明しています。


モノトレーサーユーザーでよくある質問
最後に、よく聞かれる質問をまとめておきますね。迷ったら「調べた人の数」であって「売れた数」ではない、に戻ってください。
- ユーザー数は、同じ人が何回見ても1人ですか?
-
公式の説明は見つかりませんでした。同じ人が何回か調べると増える可能性もあるので、正確な人数ではなく、注目度の目安として使ってください。
- ユーザー数が多い商品は、よく売れる商品ですか?
-
そうとは限りません。ユーザー数は「調べた人の数」で、売れた数ではありません。売れ行きは、販売数やランキングのグラフで確認しましょう。
- ユーザー数が0人なら、ライバルは来ませんか?
-
安心はできません。Keepaだけで調べている人は数に入らないからです。出品者数のグラフもあわせて見ましょう。
- 何人から要注意ですか?
-
決まった基準はありません。その商品のふだんの数とくらべて、何倍になったかで判断するのがおすすめです。
まとめ
モノトレーサーユーザーは、地味だけど役に立つデータです。
- モノトレーサーユーザーは、その商品をモノトレーサーで調べた人の数
- 人数そのものより、ふだんの数とくらべて何倍になったかを見る
- 急増の原因は、全国チェーンのセールと、SNS・メルマガでの紹介
- ユーザー数が先に増えて、出品者数はあとから増える
- 急増中の商品はまとめて仕入れず、Keepaの出品者数とあわせて判断する
紹介された商品にすぐ飛びつくより、関連商品や似た商品を調べて、商品の知識を増やすほうが長く稼げますよ。モノトレーサーのほかの使い方は、こちらです。














