フリマアプリのメルカリによって、個人でも気軽に商品を販売できるようになりました。購入だけでなく、商品を販売した経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、出品者自らが出品した商品を削除する場合と、メルカリ運営事務局によって商品を削除される場合について詳しく解説します。
メルカリの出品削除にペナルティはある?
出品者として、一度出品した商品を自己都合で削除したい場合があります。
その際「もしかしてペナルティがあるのではないか?」と心配する人がいるかもしれませんが、
商品が購入される前なら理由を問わず、突然出品削除してもペナルティはありません。
メルカリの出品を削除する方法
一度出品した商品を削除する方法は簡単です。特に運営事務局に許可をもらったりする必要はなく、取引開始前であればいつでも自分で削除することができます。
出品商品の削除
出品商品を削除するには、マイページから「出品した商品」を開いて、削除したい商品ページを開きます。
次に、ページの一番下の「商品を編集する」というボタンをクリックしましょう。
開いた画面の一番下の「この商品を削除する」というボタンを押せば、最終確認画面が出るので「削除する」を押下します。
出品を一時停止する
商品を削除するとデータごと消えるため、もう一度同じ商品を出品したくなったときは、再度一から情報を入力しなければなりません。
再び出品する可能性があるなら「出品を一時停止」にすれば、出品データを残したまま購入者の目に触れないようにすることも可能です。
商品情報変更画面の一番下で「出品を一時停止する」のボタンを押せば、いったん出品を取り下げる形になります。
出品を再開するには?
一度出品停止にしていた商品を、再度販売したいと思ったときは、簡単に出品を再開することができます。
やり方はこちらも簡単です。出品停止にしていた商品ページを開き、「商品を編集する」ボタンをクリックしましょう。
次の商品編集画面を一番下までスクロールし、「出品を再開する」ボタンを押せば出品状態に戻すことができます。
取引終了後に出品履歴を削除するには?
取引終了後に商品の販売ページを削除することができます。
マイページの「出品した商品」から「売却済み」をクリックしましょう。
次に削除したい商品ページを開くと、取引完了から2週間たった商品には「この商品を削除する」というボタンが現れます。
メルカリの出品削除は何回まで大丈夫?
メルカリでは、新しく登録された商品が上位表示されるアルゴリズムになっています。
このことから、自分の商品を上位表示させるために、短期間で出品→削除→同じ商品をまた新規出品、ということを繰り返す人がいるのが実情です。
ただし『出品⇒削除』を複数回繰り返すとメルカリからペナルティを受ける可能性があります。
この手法はアカウント停止となるリスクもあるので注意しましょう。
メルカリ運営事務局に出品削除される理由は?
メルカリで商品を販売する以上、メルカリの規約を守らなければ強制的に商品ページを削除されることがあるため注意が必要です。
メルカリによって出品削除となる理由を詳しく解説します。
出品禁止の商品に該当している
メルカリには、実は出品を禁止されている商品がたくさんあります。
故意ではなく禁止と知らずに出品したとしても、メルカリからペナルティを受けることになるため注意しなければなりません。
- 偽ブランド品
- コンサートなどのチケット類
- 現金や金券、現金に相当するカード類
- 医薬品・医療機器
- 銃刀類
- 知的財産権を侵害するもの
- 手元にないもの(無在庫転売)
詳細は以下を参考にしてください。
著作権侵害
著作権侵害は知的財産権侵害のうちの一つです。著作物とは、他人が作った小説・音楽・漫画のキャラクターなどを指します。
例えば、有名なキャラクターを模して制作したハンドメイド商品をメルカリで販売することは著作権侵害に該当します。
ユーザーからの通報
メルカリでは全ての商品のページで、価格のすぐ下のお気に入りボタンの右端から「この商品を事務局に報告」というボタンを表示させることが可能です。
事務局が気が付かなくても、お客様やライバルの販売者が事務局へ報告し、その結果商品ページが削除されたり、ペナルティを受けたりすることがあるので十分気をつけましょう。
キーワードの並べすぎ
時々商品ページに大量のハッシュタグキーワードを付けている人を見かけます。
そのため、関連のないキーワードをたくさん付けることを「迷惑行為」と見なし、アカウントの利用制限や利用停止といった措置が取られることがあります。
利用者からの通報対象になる恐れもあるため、無関係なキーワードの羅列は控えましょう。
外部サービスへの誘導
メルカリでは取引ごとに発生する10%のプラットフォーム利用手数料が発生します。
この手数料の支払いを避けるために、購入者をSNSなどの外部サービスへ誘導し直接決済を求める販売者がいるようです。
メルカリで出品削除された際のペナルティは?
出品削除が重なると当然ペナルティが発生します。では、ペナルティの内容はどのようなものでしょうか。以下で詳しく説明します。
サービスの利用制限
メルカリのガイドラインを守らない行為を繰り返していると一時的にアカウントの利用ができなくなります。
利用制限を受ける期間について、メルカリからは明確な基準は公開されていません。
指摘を無視して同じ行為を繰り返すと、その程度によってペナルティは重くなります。
無期限の利用停止
何度もガイドライン違反の禁止行為が繰り返されたり、悪質であると判断されたりすると、そのアカウントは無期限の利用停止となるため注意が必要です。
利用停止期間が「無期限」ということは事実上のアカウント停止です。進行中の取引は完了まで行うことができますし、売上金を受け取ることもできますが、それ以降そのアカウントを利用することはできません。
強制退会
無期限の利用停止より厳しい措置が強制退会です。こちらはアカウントの利用ができないばかりでなく、利用登録が抹消されそれまでの売上金も引き出せなくなってしまいます。
数あるガイドライン違反の中でも偽ブランド品の販売をすると強制退会となる可能性が高くなります。
ハイブランド商品は、鑑定書やシリアル番号などをしっかり提示したうえで販売するようにしましょう。
メルカリに出品削除されたときの対処法
出品を削除されると「アカウント停止になるのでは?」と慌ててしまうかもしれません。
しかし、この際メルカリから削除理由とともに出品を削除した旨のメールが届くので、落ち着いて原因を確認してください。
原因を特定して改善する
まずメルカリからのメールで、何が原因で出品停止になったのか確認しましょう。
その指摘が改善できるものであれば、改善し再出品することも可能です。
指摘された点については改善し、それ以降同じ違反を繰り返さないことが大切です。ガイドラインに沿った出品をしていれば、不当にペナルティを受けることもありません。
運営事務局に問い合わせ
運営事務局からの指摘が誤解である場合は、該当の出品商品について問い合わせましょう。
選択したらお問い合わせ記入欄が現れます。
誤解が解ければ再出品してくれることもあるので、まずは落ち着いて対応しましょう。
まとめ
メルカリ運営事務局による出品商品の削除やアカウントの利用停止は、メルカリを利用している人にとって怖いことです。
しかし、ガイドラインをきちんと守っていれば、いたずらに恐れる必要はありません。
メルカリを利用する際には、ガイドラインに一通り目を通し、知らない間に規約違反をしないよう気をつけることが大切です。
また当然ですが故意に規約違反をすることは絶対にやめましょう。