普段からフリマサイトメルカリをよく使う方なら、買ってみたものの、思っていたものと違ったとか気に入らなかったという経験があるかもしれません。
そこで本記事では、メルカリで取引した商品を、再度メルカリで売るのは可能かという点について解説します。
メルカリで買ったものをメルカリで売るのは規約違反?
という方もいるかもしれません。
まずはメルカリガイドのなかに、該当する規約があるか確認しましょう。
メルカリの規約には明記されていない
メルカリの規約では、その点について特に記載はないので「メルカリで買ったものをメルカリで売る」ことを明確に禁止しているわけではありません。
では、メルカリで仕入れて利益を乗せてメルカリで出品する、という手法を繰り返してもよいのでしょうか。
「規約違反ではない」とはいっても、いくつか注意すべき点があります。
高額転売は規制される場合もある
メルカリはCtoCのサイトなので、一般ユーザーがその商品の価値を知らずに相場よりも安く出品しているケースがあります。
これを利用して、メルカリを商品の仕入れ先として利用し、高額転売するとどうでしょうか。
メルカリでは明らかに相場より高い値段での転売は規制しています。そのため、意図的にこれを繰り返すと、アカウント規制の対象となってしまう可能性があるでしょう。
レンタル感覚でメルカリを利用するユーザーが増えている
フリマアプリの利用に慣れ、メルカリで売ることを前提にメルカリで商品を購入する人が増えています。
購入したものを少し使ってみて、すぐにあまり価格を下げずに売ることができれば、一時的に商品をレンタルするような感覚で、気になる商品を気軽に試すことが可能です。
メルカリで売る前提で使用する
もし売ることを前提として商品を購入するなら、使用感をなるべく残さないように使うことが売れやすくするコツです。
そうすれば次にメルカリで販売するときに、より高い価格で売ることができます。
売り方を工夫して値段を上げる
対象となるアイテムのカテゴリーにもよりますが、傷や汚れを付けないように使用し「目立った傷や汚れなし」として出品すれば、より高価格で販売できる可能性があります。
また、登録する写真はいろいろな角度から撮影し、魅力的な商品写真となるように気を配りましょう。
メルカリで買ったものをメルカリで売るとペナルティが科せられるケース
メルカリで買ったものをメルカリで売ること自体に問題はないことが分かりました。しかし、時にそれがアカウントの利用制限に発展する場合があります。
どのような場合にペナルティが科される可能性があるか解説しましょう。
出品者からの通報
例えば、メルカリで購入したばかりの物をすぐに出品登録すると、元の販売者の目に留まりやすくなります。せっかく届けた商品がすぐに売却されたら、元の出品者としてはよい気分ではないでしょう。
購入した価格よりも高く販売する場合は特に、買ってすぐに出品しないなど一定の配慮が必要です。
同業者からの通報
メルカリ転売を副業とし収入を得ている同業者が気付いて、メルカリ運営事務局へ通報することもあります。
同業者は商品の相場をよく知っているので、メルカリ内の転売にも気が付くことが少なくありません。
買ってから少し時間を置いたり、全く違う雰囲気で商品写真を撮影し直したりする工夫が必要です。
明らかな高額転売
そもそも、メルカリは自分で使わない中古品を販売するサイトなので、メルカリで買ったものをメルカリで販売すること自体不自然なことではありません。
では、なぜ通報されたり規制されたりする可能性があるかというと、販売価格を上げすぎている場合があるからです。
無在庫転売と判断された場合
メルカリは無在庫転売を禁止しています。
メルカリで買った商品を、ラクマなどほかの販売サイトに同時に出品した場合、もし同時に売れてしまったら、商品を購入者に届けることができません。
ラクマやヤフオクで同時に販売するときには、購入前のメッセージを必須にしておくなどの対策をとりましょう。
メルカリでまた売るメリットってある?
メルカリで買ったものをまたメルカリで売るのは規約違反ではありませんし、高額転売でなければ、うまく活用することでメリットがあります。
まずはどのようなメリットがあるか確認しましょう。
利益が出る可能性がある
メルカリでの購入価格によっては、再販して利益をとることも可能です。
メルカリ内で再販するなら対象商品の相場を知り、相場より安く購入することが利益をとる絶対条件となります。
出品が簡単にできる
自分が購入した商品を、ボタン1つで再出品できる機能を知っていますか。
マイページから「持ち物一覧」を開くと、過去にメルカリで購入した商品が並びます。
それぞれの商品に「出品する」という赤いボタンがあるのを確認できるでしょう。
このボタンを押すと写真と商品説明以外の項目がすでに入った状態の出品ページが開きます。
簡単に再出品できるので、この機能は覚えておきましょう。
購入されやすい
平均相場より安く購入できた場合は、再び販売しても購入されやすい傾向にあります。
購入時にも販売時にも、相場を知り利益計算をきちんとしておく必要がありますが、メルカリで仕入れたもので利益を生むことは十分に可能でしょう。
メルカリで買ったものをメルカリで売る場合の注意点
ここまで読んで、メルカリで仕入れてメルカリで売ることに挑戦しようと思った方もいるでしょう。最後に注意点を解説します。
購入してすぐに出品しない
メルカリで購入したものを、手元に届いてすぐに高利益を乗せて再出品するのは控えましょう。
メルカリ運営事務局へ通報する人もいるため、少し期間を空けて目立たないように再出品することをおすすめします。
出品した理由を記載する
再出品するときの商品コメントに「メルカリで購入したものです」と記載しておくと、トラブル防止になります。
その際は、なぜ再出品したのかという理由をセットで記載しましょう。
販売履歴は削除する
メルカリで購入したものをメルカリで販売した場合、いつまでも販売履歴にその商品を放置しておくと、いつ元の出品者や同業者からいらぬクレームを受けないとも限りません。
販売履歴は販売から2週間経つと削除可能なので、削除しましょう。
まとめ
メルカリで商品を仕入れてメルカリで売っている人は、実はたくさんいます。その行為自体は、メルカリで禁止されているわけではありません。
とはいえ、元の購入者という相手が存在するため、心情に配慮しながら再出品することが大切です。