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Amazonせどりの始め方|必要な資金・手数料・FBA・電脳せどりまで、物販11年の私が正直に解説【初心者向け】

Amazonせどりの始め方
副業くん

Amazonせどりって、Amazonで売るだけでしょ?手持ちの5万円くらいで、ちょっとずつ始めてみようかなって思ってるんですけど…。

その「ちょっとずつ」が、いちばん危ないんですよね。(笑)

私は2014年にAmazonの出品アカウントを作って、ブックオフの100円コーナーからAmazonせどりを始めました。そのあと新品にも手を広げて、最終的には120万円ほどの借金を作っています。今は中古パソコン転売がメインですが、Amazonの良いところも怖いところも、身をもって知っているつもりです。

この記事では、Amazonせどりの仕組み、必要な資金と固定費、出品用アカウントの作り方、手数料と利益の計算、リサーチ、店舗と電脳の違い、初心者がハマる落とし穴まで、始める前に知っておきたいことを1本にまとめました。

この記事の結論

Amazonせどりは、資金に余裕がある人ほど有利な副業です。

新品のAmazonせどりは薄利で、毎月の固定費が約1万5,800円かかります。月10万円を目指すなら、資金は最低100万円が目安です。資金が少ないなら、先にメルカリなどで中古品を売って資金を作り、そのあとAmazonに広げるほうが安全です。

この記事を書いた人/サイト管理者
コニシ

【コニシ】
物販プレイヤー兼ブロガー

中古パソコン転売で2,000台以上を販売。せどり・ネット物販歴11年、法人7期目。北海道在住、1児の父です。会社員の副業でせどりを始めた経験から、サラリーマンのためのせどり情報を書いています。

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Amazonせどりとは?仕組みとAmazonで売る理由

Amazonせどりは、お店やネットで安く買った商品を、Amazonのマーケットプレイスで出品して売るせどりのことです。Amazonの商品ページには、Amazon自身のほかに、個人や会社の出品者が並んでいますよね。あの「ほかの出品者」として売るイメージなんです。

せどりそのものの意味や仕組みは、こちらにまとめています。

Amazonで売る3つの強み

Amazonで売るメリット
  • お客さんが圧倒的に多い。出品すれば、集客はAmazonがしてくれる
  • すでにある商品ページに出品できる(相乗り)ので、写真や説明文を作らなくていい
  • FBAを使えば、保管・梱包・発送・問い合わせ対応・返品までAmazonが代わりにやってくれる

とくにFBA(フルフィルメント by Amazon)は、会社員の副業と相性がいいんですよね。商品をまとめてAmazonの倉庫に送っておけば、売れたあとの発送はぜんぶAmazonがやってくれます。平日の昼に発送できない会社員には、正直ありがたい仕組みです。

裏を返すと、ライバルも同じ条件

ただし、同じ商品ページにほかの出品者も並ぶので、比べられるのは基本的に値段です。誰かが1円下げれば、みんなが1円下げる。メルカリのように「写真がきれいだから」「説明がていねいだから」で選ばれる場面は、新品ではほとんどありません。

コニシ

便利なぶん、みんな同じ土俵で戦うことになります。これがAmazonせどりの「薄利になりやすい」正体なんですよね。

始める前の正直な話:資金と固定費

いきなり水を差すようですが、ここがいちばん大事です。新品のAmazonせどりは、小資金で小さく始めるのが、構造的にほぼ無理なんです。理由は「固定費」と「薄利」の2つです。

毎月、何もしなくてもかかるお金

毎月の固定費(よく使われる組み合わせ)月額(税込)
Amazon大口出品5,390円(税抜4,900円)
プライスター(価格改定ツール)5,280円
Keepa(リサーチツール)約5,130円(29ユーロ)
合計約1万5,800円

※Keepaはユーロ払いなので、2026年10月上旬のレート(1ユーロ=約177円)で計算しています。

つまり、毎月約1万5,800円の利益を出して、やっとトントンです。新品の利益率は10%前後が普通なので、約16万円分を売り切ってようやくゼロ。資金30万円をフル回転させても、固定費を引いて手元に残るのは1万4,000円くらいなんですよね。

しかも、お金はすぐには戻ってこない

Amazonの売上は、売れた瞬間に口座に入るわけではありません。売上は14日ごとに締められて、そこから振り込まれます。さらに、始めたばかりの出品者は、返品に備えて売上の一部がしばらく留保されます(引当金。くわしくは後で書きます)。

仕入れはクレジットカードの翌月払い、売上は数週間後。この「ズレ」のあいだも、次の仕入れは続きます。資金が少ないと、ここでお金が回らなくなるんです。

私の感覚では、新品のAmazonせどりで月10万円の利益を目指すなら、誇張抜きで最低でも資金100万円は必要です。50万円で仕入れて、残りの50万円はカードの支払いなど、お金の流れのために残しておく。これくらいの余裕がないと、本当に厳しいです。

資金別の、現実的な入り方

使える資金おすすめの入り方
30万円未満Amazonはいったん置いて、メルカリなどで中古品を売る。固定費0円で、1個あたりの利益も取りやすい
30万〜100万円フリマ×中古で利益と資金を増やしつつ、Amazonは中古の本・ゲームなどで小口出品から試す
100万円以上大口出品+FBAで新品のAmazonせどりに本格的に取り組める

「Amazonせどりの始め方」の記事なのに、いきなりメルカリをすすめるのも変な話ですよね。(笑) でも、私自身が借金を作ってから気づいたことなので、ここは正直に書いておきます。資金の考え方は、こちらの記事にもくわしく書きました。

大口出品と小口出品、どっちで始める?

Amazonで売るには、出品用アカウントを作って、2つのプランのどちらかを選びます。結論から言うと、本格的にやるなら大口、まず試すなら小口ですね。

大口出品小口出品
料金月額4,900円(税込5,390円)1点売れるごとに100円(税抜)
販売手数料かかるかかる
一括出品・レポート使える使えない
ショッピングカートの獲得対象対象外
向いている人月50点以上売る人、新品を扱う人月50点未満、まず試したい人

月額4,900円と、1点100円。月に49点までなら小口のほうが安く、50点を超えると大口のほうが得になります。

ただし新品の場合は、商品ページの「カートに入れる」ボタン(ショッピングカート)を取れるかどうかで、売れ行きがまったく変わります。カートを取れるのは大口出品だけなので、新品を扱うなら実質大口一択です。中古の本やゲームで様子を見るなら、小口から始めても大丈夫ですよ。

Amazonせどりの始め方|7つのステップ

準備から最初の1個が売れるまでの流れです。いきなり仕入れず、アカウントとツールの準備を先に済ませるのがコツなんです。

STEP
中古を扱うなら、古物商許可を申請する

中古品を仕入れて売るなら、古物商許可が必要です。一度でも一般の人の手に渡った物は、未使用でも「古物」になります。申請先は営業所を管轄する警察署で、手数料は1万9,000円。許可が出るまで1か月以上かかることもあるので、最初に出しておきます。

STEP
せどり専用の口座とクレジットカードを用意する

売上の受け取り口座と、仕入れ用のクレジットカードは、生活用とは分けておきます。お金の流れが見えなくなるのが、いちばん怖いからです。

STEP
出品用アカウントを登録する

Amazonの出品サービスのサイトから申し込みます。顔写真付きの身分証、クレジットカード、銀行口座などが必要です(次の見出しでくわしく)。審査には数日かかることがあります。

STEP
ツールをそろえる

リサーチ用のKeepa(キーパ)は、ほぼ必須です。売れた商品の値段を自動で調整するプライスターなどの価格改定ツールは、出品数が増えてからでも間に合います。

STEP
リサーチして、出品制限も確認する

売れ行きと値段の推移を見て、利益が出るかを計算します。同時に、その商品を自分のアカウントで出品できるか(出品制限がないか)を、仕入れる前に必ず確認します。

STEP
少量だけ仕入れる

最初は数点から。売れることを確かめてから量を増やします。

STEP
FBAに納品して、価格を設定する

商品にラベルを貼って箱に詰め、Amazonの倉庫に送ります。届けば販売開始。売れたあとの発送はAmazonがやってくれます。

コニシ

5番の「出品制限の確認」を飛ばして仕入れて、出品できずに泣いた人、本当に多いんですよ。私も昔やりました…。

出品用アカウントの登録に必要なもの

登録自体はネットで完結しますが、書類がそろっていないと途中で止まります。先に手元に用意しておきましょう。

登録に必要なもの(Amazon公式の案内より)
  • メールアドレス(ほかのAmazonアカウントで使っていないもの)
  • 電話番号
  • クレジットカード(月額料金の支払い用)
  • 売上を受け取る銀行口座
  • 顔写真付きの身分証明書(パスポートか運転免許証)
  • 過去180日以内に発行された取引明細書(クレジットカードの明細や通帳など)

最後に本人確認があり、書類のアップロードか、ビデオ通話で確認されます。ここで住所や名前が書類と食い違っていると、審査がなかなか通りません。表記ゆれ(「1-2-3」と「1丁目2番3号」など)にも気をつけてくださいね。

審査で止まりやすいところ

登録でつまずく人は、だいたい同じところで止まっているんですよね。

審査で止まりやすい例
  • 身分証の住所と、入力した住所の書き方がちがう
  • 取引明細書の発行日が180日より前
  • クレジットカードの名義と、登録した名前がちがう
  • 過去に停止されたアカウントと同じ情報を使っている

審査に落ちても、書類を出し直せば通ることがほとんどです。焦って別のメールアドレスで新しいアカウントを作るのはやめましょう。複数のアカウントを持つことは原則として認められていないので、かえってややこしくなります。

Amazonでは、特定商取引法にもとづいて、出品者の名前や住所がストアページに表示されます。自宅の住所を出したくない人は、先に対策を考えておきましょう。

そろえておきたい道具

Amazonせどりは、最初から全部そろえなくても大丈夫です。家にある物で代用できるところは代用して、固定費と初期費用をなるべく抑えましょう。

道具使い道最初から必要?
パソコンリサーチ、出品、納品の手続きほぼ必須(スマホだけだとかなり大変)
スマホ店舗でのリサーチ、セラーアプリ必須
プリンターとラベルシールFBAの商品ラベル、配送ラベルの印刷FBAを使うなら必須
ダンボール・OPP袋・緩衝材倉庫への納品、商品の保護必須(もらえる物でOK)
Keepa(有料)価格と売れ行きの推移を見るほぼ必須
価格改定ツール値段の自動調整出品数が増えてからでOK

ダンボールは、スーパーやドラッグストアでもらえることもあります。プリンターは、写真のきれいさより、ラベルを安く印刷できるかで選ぶのがコツなんです。写真用の高いプリンターは、インク代で泣くことになりますよ。(笑)

FBAの倉庫に送る箱には、サイズと重さの決まりがあります。袋に入れる商品には「窒息注意」の表示が必要なこともあるので、納品の前に確認してくださいね。

手数料と利益の計算|新品が薄利になる理由

Amazonで売ると、販売手数料とFBA手数料の2つが売上から引かれます。ここを計算せずに仕入れると、ほぼ確実に赤字になりますよ。正直、「なんとなく儲かりそう」で仕入れるのが、初心者の失敗でいちばん多いパターンなんです。

販売手数料(売れるたびにかかる)

販売価格に、カテゴリーごとの率をかけた金額です。2026年4月1日に改定があり、売上が750円を超える商品は、すべてのカテゴリーで率が0.4%上がりました。

カテゴリー(例)販売手数料率
本・CD・DVD・ビデオ15.4%
テレビゲーム15.4%
おもちゃ&ホビー5%〜10.4%
エレクトロニクス(家電)750円以下 5%/750円超 8.4%

最低販売手数料が決まっているカテゴリーもあります(エレクトロニクスなどは30円)。

FBA手数料(FBAを使うとかかる)

FBAでは、発送1個ごとの配送代行手数料と、倉庫に置いている間の在庫保管手数料がかかります。配送代行手数料は商品のサイズと重さで決まり、2026年4月改定後の料金表を紹介している解説記事によると、たとえば次のくらいです。

サイズ区分(例)販売価格1,000円以下1,000円超
小型(25×18×2cm以下・250g以下)222円288円
標準1(35×30×3.3cm以下・1kg以下)252円318円

在庫保管手数料は商品の大きさ(容積)と日数で決まり、10〜12月は1〜9月の倍近くに上がります。2026年4月からは、1年を超えて置いている在庫に追加の手数料もかかるようになりました。売れない在庫を倉庫に置きっぱなしにすると、じわじわお金が減っていくわけです。

計算してみると、こうなる

新品の家電アクセサリーを、2,000円で仕入れて3,000円で売った例です。

項目金額メモ
販売価格3,000円
仕入れ値−2,000円
販売手数料−252円エレクトロニクス 8.4%
FBA配送代行手数料−318円標準1・1,000円超
倉庫への送料−50円まとめて送ったときの1個あたりの目安
利益380円利益率 約13%

1,000円の差があっても、手元に残るのは380円。これで固定費の1万5,800円を回収しようとすると、42個売ってやっとトントンです。保管手数料や、売れ残って値下げした分はまだ入れていません。新品のAmazonせどりが「数と資金の勝負」になるのは、この計算を見ると分かりますよね。

中古の本だと、どうなる?

比べるために、ブックオフで100円で買った中古の本を1,000円で売った例も計算してみますね。

項目金額メモ
販売価格1,000円
仕入れ値−100円
販売手数料−154円本 15.4%
FBA配送代行手数料−222円小型・1,000円以下
倉庫への送料−30円1個あたりの目安
利益494円利益率 約49%

利益率はぐっと高いですよね。ただ、1冊あたりの利益は500円ほどなので、数をこなすには、それだけ店を回って本を探す時間がかかります。小口出品なら、ここからさらに1点100円が引かれます。中古は「お金」より「時間と手間」がかかるやり方なんです。

リサーチのやり方|Keepaで「売れている値段」を見る

Amazonせどりのリサーチは、今の値段ではなく、売れてきた値段と頻度を見るのが基本です。その道具がKeepaなんです。

Keepaは、Amazonの商品ごとに、価格とランキングの推移をグラフで見せてくれるツールです。ランキングが上がった(数字が小さくなった)タイミングが、だいたい「売れた」タイミング。これを数えると、月に何個くらい売れているかが分かります。

リサーチで確認すること
  • ランキングのギザギザ(売れた回数)が、月に何回あるか
  • カートの価格(Buy Box)がいくらで推移しているか
  • 出品者の数が増えていないか(増えると値下げ合戦になりやすい)
  • Amazon本体が出品していないか
  • 手数料を引いて、利益が残るか
  • 自分のアカウントで出品できるか(出品制限)

最後の2つは、つい忘れがちです。とくに出品制限は、仕入れてからでは手遅れなので、リサーチの段階で確認しておきましょう。

店舗せどりと電脳せどり、会社員はどっち?

仕入れ方は大きく2つあります。会社員なら、家でできる電脳せどりから始めるのが現実的だと思いますよ。

店舗せどり電脳せどり
仕入れ先家電量販店、ドン・キホーテ、ブックオフなど楽天市場、Yahoo!ショッピング、メルカリ、ネットの卸サイトなど
強みその場で仕入れて、すぐ納品できる。掘り出し物に出会える家から出なくていい。時間と場所を選ばない
弱み移動と体力がいる。地域で難しさが変わる現物を見られない。ライバルが多い。送料がかかる
会社員との相性休日にまとめて平日の夜でもできる

私も最初は、札幌のブックオフや家電量販店を回る店舗せどりだったんです。PS2のソフトが100円で買えて、1万4,000円で売れたときの感動は今でも忘れません。ただ、北海道は店と店が遠いうえに、冬は雪道。子どもが生まれてからは、家でできる電脳せどりが中心になりました。

電脳せどりの仕入れ先とツール

電脳せどりの仕入れ先は、楽天市場やYahoo!ショッピングのセール・ポイント還元、メルカリなどのフリマアプリ、ネットの卸サイトなどです。ショップによっては転売目的の購入を禁止しているところもあるので、規約は確認しておきましょう。

電脳せどりは、ポイント還元も利益の一部になります。ただ、ポイントは現金ではないので、ポイント込みでやっと黒字、という商品ばかりになると、手元の現金はどんどん減っていくんですよね。ポイントはおまけと考えて、現金で利益が出るかを見るのが安全です。

ツールは、Keepaのほか、ネットショップの商品をAmazonの値段とまとめて比べられるものが便利です。

新品と中古、何から始める?

Amazonせどりでよく聞かれるのがこれです。私の答えは、資金が少ないうちは中古、新品は資金ができてからです。

新品中古(本・ゲームなど)
利益率10%前後が多い高くなりやすい
ライバル多い。値下げ合戦になりやすい1点ずつ状態が違うので、比べられにくい
手間検品が少なく、数を回しやすい検品・クリーニング・状態の説明が必要
必要なもの資金と、大口出品古物商許可

私も入口は中古でした。ブックオフの100円コーナーや中古ゲームを回って、Amazonで売っていたんです。ただ、検品の手間と、毎回ちがう商品を探し続けるのがしんどくなって、途中で新品に移りました。そして新品で、資金が足りないまま数を追いかけて、お金が回らなくなったわけです。

小型軽量の商品から始めるのは?

小さくて安い商品は、FBAの手数料が安く、利益率も高めです。実際に私も、物販が本業の仲間と共同で、楽天で仕入れた小型の商品をAmazonで売って、2024年1月から約1年半で300万円ほどの利益を出しました。

ただ、これはすでにFBAで売る仕組みができていて、資金も固定費もまかなえていたからこそです。1個あたりの利益は数十円〜数百円なので、ゼロからこれだけで始めても、固定費を回収するまでにかなりの数が必要になります。正直、ゼロから小型の商品だけでスタートするのは、ほぼ無理だと思っています。

コニシ

昔は「初心者は小型から!」と書いていたんですけどね…。今の手数料と固定費で考えると、すでにFBAで売っている人が商品のひとつとして組み込むのが正解です。

初心者がハマるAmazonの落とし穴

Amazonには、出品サービスの案内ページを読んだだけでは分かりにくいルールがいくつかあります。知らずに始めると、仕入れたお金がそのまま固まります。

出品制限:仕入れたのに出品できない

Amazonでは、ブランドやカテゴリーによって、出品するのに許可(出品申請)が必要な商品があります。新しいアカウントほど制限が多く、許可が取れないと売れません。仕入れる前に、セラーセントラルで自分が出品できるかを確認するのが鉄則です。

真贋調査:小売店のレシートでは通らない

出品した商品について「本物かどうか」をAmazonから確認されることがあります(真贋調査)。このとき求められるのは、仕入れ先が発行した請求書です。Amazonの担当者の回答によると、発行から180日以内で、出品者の名前と住所、仕入れ先の名前と住所、購入数が書かれている必要があり、小売店の領収書や注文確認メールは受け付けてもらえません。

つまり、家電量販店のレシートや楽天の注文履歴では、証明にならないことが多いんです。対応できないと、出品停止やアカウントの停止につながることもあります。

引当金:売上がすぐに全部は入らない

Amazonの売上は14日ごとに締められて、振り込まれます。そのうえ、注文の売上は、お届け予定日から7日間は返品に備えて留保されます(引当金)。売れてから手元にお金が戻るまで、思っているより時間がかかるんですよね。

仕入れのカードの支払い日と、売上が入る日がずれると、それだけで資金が足りなくなります。カードの締め日と支払い日は、最初に確認しておきましょう。

値下げ合戦と、在庫の抱えすぎ

利益が出る商品は、ほかの出品者もすぐに見つけます。出品者が増えると値段が下がり、利益が消えます。同じ商品を大量に仕入れていると、身動きが取れなくなるんです。最初は少量で、売れ行きを見ながら追加するのが安全です。

規約の抜け道を使ったやり方(複数アカウント、ノーブランド品にロゴだけ付けた独自カタログなど)は、アカウント停止のリスクが大きいので、このブログではおすすめしません。アカウントが止まると、倉庫の在庫も売上も動かせなくなります。

会社員の最初の1か月|こんな流れで進める

平日の夜と土日で進めるなら、最初の1か月は「準備と練習」と割り切るのがおすすめです。いきなり稼ごうとすると、焦って大量に仕入れちゃうんですよね。

時期平日の夜(1日30分〜1時間)土日
1週目せどり専用の口座・カードを用意。必要書類をそろえる出品用アカウントの申し込み。中古を扱うなら古物商許可を申請
2週目Keepaを入れて、グラフの見方に慣れる気になる商品を20〜30個リサーチして、利益を計算してみる
3週目出品制限を確認しながらリサーチを続ける利益が出る物を数点だけ仕入れる
4週目届いた商品を検品、ラベル貼りFBAに納品。価格を設定して、売れ行きを見る

1か月目の目標は、利益ではなく「1回、仕入れから販売までを通してやってみる」ことです。ここで手数料や納品の手間を体で覚えておくと、2か月目からの判断が速くなります。

時間の作り方や、家族に理解してもらうコツは、こちらも参考にしてください。

売れ残ったときの出口を決めておく

どれだけリサーチしても、売れ残りは必ず出ます。だからこそ、仕入れる前に「売れなかったらどうするか」まで決めておくのが大事なんです。

売れ残ったときの出口
  • 値下げして、仕入れ値に近くてもいいから現金に戻す
  • FBAの倉庫から返送して、メルカリやヤフオクで売る
  • 季節商品なら、時期が来るまで手元で保管する(倉庫に置くと保管手数料がかかる)

初心者がいちばんやりがちなのが、損切りできずに在庫を持ち続けることです。「いつか売れる」と思って倉庫に置いている間も、保管手数料とカードの支払いは待ってくれません。赤字で売るのは悔しいですが、現金に戻せば次の仕入れに回せるんですよね。

会社員が気をつけたいお金とルール

最後に、会社員ならではの注意点です。くわしくは「せどりとは」の記事に書いたので、ここでは要点だけまとめますね。

会社員が押さえておくこと
  • 給与以外の所得(売上から仕入れや経費を引いた額)が年20万円を超えたら確定申告が必要
  • 20万円以下でも、住民税の申告は必要
  • 会社の就業規則で、副業が認められているかを確認する
  • 生活費とせどりのお金は、口座もカードも分ける

本格的に続けるなら、開業届を出して青色申告にすると、節税の面で有利になることもあります。

会社に知られるきっかけになりやすいのは、住民税の金額です。そもそも副業がOKな会社かどうかを、始める前に確認しておくのがいちばんの対策なんですよね。

よくある質問

Amazonせどりを始める前によく聞かれることを、まとめておきますね。

Amazonせどりはいくらから始められますか?

登録だけなら、小口出品なら月額0円で始められます。ただ、新品で月10万円の利益を目指すなら、私の感覚では資金100万円は必要です。資金が少ないうちは、中古品をメルカリなどで売って資金を作るほうが安全です。

Amazonせどりは違法ではないですか?

せどり自体は合法です。ただし、中古品を仕入れて売るなら古物商許可が必要です。Amazonの規約に反する出品(出品制限の商品を許可なく出す、偽物を売るなど)は、アカウント停止につながります。

小口出品のままでも稼げますか?

中古の本やゲームを少しずつ売るなら、小口でも始められます。新品を扱うなら、ショッピングカートを取れる大口出品が実質必須です。月に50点以上売るなら、料金の面でも大口のほうが得になります。

電脳せどりだけで続けられますか?

続けられます。会社員なら、平日の夜にできる電脳せどりが中心になる人が多いです。ただ、ライバルも多いので、仕入れ先やツールを工夫する必要があります。

FBAは使ったほうがいいですか?

会社員なら、使うのがおすすめです。発送や問い合わせ対応をAmazonが代わりにやってくれるので、平日の昼に動けなくても売れます。そのぶん手数料がかかるので、利益計算には必ず入れてください。

Amazonで売るか、メルカリで売るか迷っています。

資金が少ないなら、固定費0円のメルカリから始めるのがおすすめです。資金と経験ができてから、Amazonに広げても遅くありません。

まとめ

この記事のポイント
  • Amazonせどりは、Amazonのマーケットプレイスで仕入れた商品を売るせどり
  • 固定費は月約1万5,800円(大口出品・プライスター・Keepa)。新品は薄利になりやすい
  • 新品で月10万円を目指すなら、資金100万円が目安。資金が少ないならフリマ×中古から
  • 新品を扱うなら大口出品。中古で試すなら小口からでもOK
  • 仕入れる前に、利益計算と出品制限の確認を必ずする
  • 真贋調査では、小売店のレシートではなく仕入れ先の請求書が必要
  • 最初の1か月は練習と割り切って、売れ残ったときの出口も決めておく

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。けっこう厳しいことも書いちゃいましたね。(笑)

Amazonせどりは、仕組みが整っているぶん、資金と数の勝負になりやすいやり方です。逆に言えば、資金の準備ができていれば、会社員でも平日の夜と土日で回せます。自分の資金で無理がないかを確かめてから、一歩目を踏み出してみてください。

資金が少ない人や、別のやり方も比べたい人は、こちらもどうぞ。

この記事の手数料・料金・規約は、2026年10月5日にAmazon出品サービスの公式サイトと公式フォーラム、警視庁の公式サイトで確認しています(FBA配送代行手数料の金額は、公式の料金表を紹介している解説記事を参考にしています)。

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